GUILTY GEAR Xrd(GGXrd)のネタバレ解説・考察まとめ

『GUILTY GEAR Xrd』とは、アークシステムワークスが開発した3D対戦格闘ゲームのシリーズ。『GUILTY GEAR』シリーズの物語とシステムを大きく更新した第三世代作品で、過去作品の流れを継承しつつ『-SIGN-』『-REVELATOR-』『REV 2』の3作品で構成された小シリーズのような形をとっている。革新的なビジュアル表現と、格闘ゲームとしては異例の重厚なストーリー演出で高い評価を受けた。タイトルの「Xrd」は「third」をもじった表記となっている。

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『GUILTY GEAR Xrd』の概要

『GUILTY GEAR Xrd』(ギルティギア イグザード)とは、アークシステムワークスによって開発された3D対戦格闘ゲームのシリーズ。アーケード版はセガ・インタラクティブから、コンシューマー版はアークシステムワークスから発売された。
対戦格闘ゲームである『GUILTY GEAR』シリーズの続編にあたり、タイトルの「Xrd」は、「third(3番目)」をもじった表記となっている。本伝となる『GUILTY GEAR』シリーズおよび、外伝作品の『GUILTY GEAR X』『GUILTY GEAR XX』シリーズすべての流れを汲んだ「第三世代」の作品であることを示している。
2014年2月にアーケード用タイトルとして『GUILTY GEAR Xrd -SIGN-』(GGXrd)がリリース。同じく2014年12月にはPlayStation 3とPlayStation 4にてコンシューマ版、2015年12月にはSteamでの配信でWindows版がそれぞれリリースされている。さらに、2015年8月よりリリースされたアップデート版として『GUILTY GEAR Xrd -REVELATOR-』(ギルティギア イグザード レベレーター、GGXrdR)が登場し、2017年3月にはその調整版となる『GUILTY GEAR Xrd REV 2』(ギルティギア イグザード レヴツー、GGXrd REV 2)がリリースされた。これらのアップデート版は、ストーリー面では続編にあたる位置づけとなっており、『Xrd』シリーズはこの3作品で完結する構成となっている。
今回はキャラクターを含め全てのビジュアルを3Dポリゴンで描写していることも話題となった。

前作『GUILTY GEAR 2 OVERTURE』からの直接の続編として位置づけられ、本作でもソル=バッドガイとその周辺人物を主軸としたストーリーが展開される。
長時間に及ぶアニメーション映像を鑑賞することで物語を楽しむ「ストーリーモード」を搭載しており、対戦主体の格闘ゲームを苦手とする層にも配慮した構成となっている。さらに、物語の前日譚として各登場キャラクターに焦点を当てたエピソードモードも収録されている。こうした試みは「格闘ゲームとしては異例」と評されつつも、緻密に練り込まれたストーリー展開は多くのファンから高い評価を受けた。
コンシューマ版発売時には、アークシステムワークスがストーリーモードのネタバレ自粛を呼びかける事態にまで発展した一方、『ニコニコ動画』では期間限定で全ムービーの公式配信が行われるなど、その物語性の高さは大きな話題を呼んだ。
その後、アークシステムワークスの公式YouTubeチャンネルにおいて、『Xrd』シリーズを含めたすべてのムービーが無料配信されている。

『GUILTY GEAR Xrd』のあらすじ・ストーリー

『GUILTY GEAR Xrd -SIGN-』

2187年10月21日12時12分、自らをラムレザル=ヴァレンタインと名乗る少女は、たった一人で全世界に対して宣戦布告を行った。先に起こった「バプテスマ13事件」において、イリュリア連王国の首都を強襲し大打撃を与えた者が彼女と同じヴァレンタイン姓を名乗っていたことから、この声明を笑うものは誰一人としていなかった。
この声明の真偽を確かめるべく、世界中が動き始めるのであった。
その後、このラムレザルによる宣戦布告は、彼女の妹であるエルフェルト=ヴァレンタインをはじめとする人々の尽力で阻止されたかに見えたが、ラムレザルの宣戦布告は陽動にすぎなかった。
都市バビロンは、突如出現した飛行物体「ゆりかご」によって住民ごと消し去られてしまったのだ。
人類滅亡を防ぐべく闘い続けていたカイ=キスクらが辛うじて「ゆりかご」を破壊した時、「ゆりかご」の中から最初の姿のジャスティスが現れる。
カイの息子であるシン=キスクはラムレザルからジャスティスの目的地を聞き出し、イリュリア城ではソル・バッドガイがジャスティスを叩き伏せる。エルフェルトは自身が「ギア」であることと、人類を滅亡させるという自身に課された使命を思い出し、一度は感情を失うも、ここまで共に闘ってきた仲間達によって自らを取り戻す。彼女はこれ以上の悲劇を防ぐために自爆することで人々を守ろうとしたが、感情を手に入れたラムレザルによってこの計画は阻止されるのであった。

『GUILTY GEAR Xrd -REVELATOR-』

ラムレザルの宣戦布告から1週間が経った頃。連れ去られてしまったエルフェルト奪還のため、ソルたち一行は彼女の行方を調査していたものの、その行方は杳として知れない状態が続いていた。そんな折、かつて生物兵器「ギア」を作り出し、ソルの仇でもある「あの男」の側近の一人である、レイヴンがソルを訪ねてくる。レイヴンが言うには「あの男」は謎の敵である「慈悲なき啓示」との決着をつけるため、ソルへ協力関係を結ぶことを申し出たいというのだ。
ソルはその申し出に疑念を抱きつつも、エルフェルトを救うために動き始める。

『GUILTY GEAR Xrd REV 2』

ソルたちは謎の敵「慈悲なき啓示」の正体と、その背後にある計画の存在を知る。それは、人類を管理し、導くために生み出された超存在「ユニヴァース・ウィル」による、人類史そのものへの介入であった。この計画を地上で実行していたのが、聖戦法王庁の頂点に君臨する女性、アリエルス。彼女は人類を滅ぼすのではなく、「正しい形へ導く」ことを目的としており、そのためにあらゆる犠牲を許容していたのだ。一方、長年にわたり世界の元凶として恐れられてきた「あの男」こと、アスカ・R・クロイツ。彼はギア計画の発案者であり、争いの火種となったことから多くの人々からの恨みを買っていたが、それは全て、「ユニヴァース・ウィルの支配から世界を解放する」という信念に基づいて、悪役に徹していたのであった。自らが悪であり続けることで、世界の均衡を辛うじて保っていたのである。
この、世界を守るための戦いの最終局面において、ソルはかつての恋人アリア・ヘイルの魂を宿す存在、ジャック・オーと向き合うことになった。彼女はアリアとしての人格を取り戻して完全に戻るか、あるいは別の存在として生き続けるかという選択を迫られるが、最終的に二人は統合され、新たな一人の人格として再生を果たす。
ソルやカイ、そして仲間たちは力を合わせ、ユニヴァース・ウィルを打ち倒した。これにより、ギアと人類を巡る長きにわたる因縁は一つの終焉を迎え、世界は「管理される未来」から解放された。
戦いの後、ソルはギアとしての力を失い、一人の人間として生きる道を選ぶ。
こうして聖戦から続いた大きな物語は幕を閉じ、新たな時代への扉が開かれるのであった。

『GUILTY GEAR Xrd』のゲームシステム

『GUILTY GEAR』シリーズ共通のシステム

ストーリーモード

対戦操作などは一切することがない、長編アニメーションを鑑賞するモード。物語を楽しむことができる。

テンションゲージ

必殺技の強化、ロマンキャンセル、覚醒必殺技に使用する。カオスゲージの代わりに登場した、覚醒必殺技を始めとする様々なシステムの使用の為に必要なゲージ。ラウンド開始時は0からスタートし、最高で100%まで溜まる。溜まり具合によってゲージの色が変化し、前進や相手に攻撃を当てる、などの積極的な行動を取る事で蓄積される。
逆に後退する、攻撃を当てないなどの消極的な戦い方を続けていると、テンションゲージの消失や気絶しやすくなるなど、ペナルティが発生する。

『GUILTY GEAR Xrd』シリーズで仕様変更されたシステム

ロマンキャンセル(RC)

攻撃や動作を中断し、攻めや防御を拡張する本シリーズの中核システム。状況によって3種類に分散化されており、その全てに共通して「ロマンキャンセル後は自分以外の時間の流れが遅くなる」という効果が付加された。時間の流れが遅くなる効果の持続時間と、テンションゲージの消費量がそれぞれ異なっている。
用途は連続技の発展、技後のスキの大きい技のフォローなど。うまく連続技に組み込めば、覚醒必殺技を使用するよりも大きなダメージを相手に与えることができる。
打撃技であればほぼ全ての技をロマンキャンセルすることができる。

ダストアタック

前方に地上ダッシュするホーミングダッシュが可能になり、画面端での強力なコンボが狙いやすくなった。

一撃必殺技

キャラクター毎で固有の必殺技。ヒットすれば相手の全体力を奪い、そのラウンドを取ることができる。使うための準備行動として「一撃必殺準備」が必要。一撃必殺モード中はテンションゲージがタイマーに変更され、テンションゲージだったものが減少していく。0になるとそれ以降は体力を消費する。もう一度コマンド入力することで元に戻る。

『GUILTY GEAR Xrd』シリーズで追加されたシステム

デンジャータイム

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@vtomotomov513

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