GUILTY GEAR XX(GGXX)のネタバレ解説・考察まとめ

『GUILTY GEAR XX』とは、アークシステムワークスが2002年に制作しサミーが販売した2D対戦格闘のアーケードゲーム。同年12月にPlayStation 2でも発売された。前作『GUILTY GEAR X』の続編である。ディズィー騒動の数週間ほど後、「終戦管理局」が「ロボカイ」を使い、各地の戦士たちの調査、捕獲、抹殺に動く。その動きに気づいた「スレイヤー」はこのことを戦士たちに伝えるべく各地を移動する。「あの男」に仕える「イノ」は彼の計画を邪魔する存在の排除に動きだす。

御津 闇慈(みと あんじ)

理屈よりも直観タイプ。熱血漢であり、後先考えず突っ走る。善とか悪とかそういうことはあまり深く考えないが、「闇慈」が納得いかないことに対しては反発する。

純粋な日本人である「御津闇慈」は、その人種を偽り日本人ということを隠している。この時代の日本人は貴重であり、強制的に保護を受けさせられていた。「闇慈」は自由なき保護ではなく、自由を選ぶのであった。

ヴェノム

暗殺者として育った「ヴェノム」であったが、むやみに人を殺めることを嫌う。穏やかで隠し事はしない性格である。暗殺者として感情を出すことを禁じられてきたので、彼自身の目的意識はないように見えるが、実はこの世界で自分が存在している意味を強く求めている。そのことは彼自身気づいていない。

幼い時孤児となり、暗殺組織に拾われる。しかし、元来穏やかな性格なため、暗殺者としての才能の芽は出ずにいた。そのため、組織は「ヴェノム」を不必要だと判断し、処分する決定をした。しかし、その時「ヴェノム」に対して手を差し伸べたのが新リーダーである「ザトー」であった。初めて自分を必要とし、存在意義を認めてくれた「ザトー」に対し、「ヴェノム」は「ザトー」への忠誠を誓うのであった。

ギア

テスタメント

どんな罪を犯した罪人であっても「テスタメント」は更生を促す。人のために自らを犠牲にできる優しい心を持つ。子どもが好きで孤児を引き取り世話をしていた。勉強家でもあり、そして破壊行動や暴力を嫌う。

ある先進国の計画によって生物兵器「ギア」として改造されてしまう。彼の強靭な精神力によって、意識や記憶は人間時代のものを保持しているが、改造によって植え付けられた「人間抹殺」という命令に逆らうことができず、「ギア」として戦闘を繰り返していた。

ディズィー

生物兵器「ギア」として生まれて急速に成長し、現在は満3歳だが、外見や精神年齢は20歳ほど。人間から迫害を受けていたため、若干人間不信ではあるが、自然や人に愛を持って接するといった優しい性格。素直で純粋な心を持っていて、闘いや争いを心の底から嫌っている。

捨て子としてある村に放置されていた「ディズィー」は、子どものいなかった老夫婦に引き取られ育てられた。それから半年ほどたった彼女は驚くほどに成長していく。村人たちは得体の知れない彼女に対して不安感をつのらせていった。そしてある日彼女に翼と尻尾が生えたため、人々を恐怖に陥れた生物兵器「ギア」であることが判明する。わが子のように育ててきた老夫婦は村人たちから「ディズィー」を守るため、誰も足を踏み入れない「悪魔の棲む地」と呼ばれる森に彼女をかくまうのであった。

隠しキャラクター

ジャスティス

完成型ギア壱号機。世界中の全てのギアを操っていた。人間が素体であり、もとは「アリア」という女性で賞金稼ぎ「ソル」(フレデリック=バルサラ)の恋人。恐ろしいほどの力を有しており、最凶のギアである。「ジャスティス」の外見はほぼマシン、もともとの人間っぽさはまるでなく、「ソル」も「アリア」だということが『GGX』当時気づくことは出来なかった。
『GGXX』では隠しキャラとして登場する。

クリフ=アンダーソン

元聖騎士団団長。18戦にわたり最凶の生物兵器「ギア」である「ジャスティス」と戦闘を繰り広げたが、決着がつかず聖騎士団団員「カイ」に聖騎士団団長を託すことになる。だが、再び「ジャスティス」の企てた大会で老体に鞭打ち参戦することになる。賞金稼ぎ「ソル」を聖騎士団にスカウトしたのが「クリフ」である。また、「クリフ」が幼少期にギアの襲撃を受けていた際に、不老の「ソル」が「クリフ」を助けたことがきっかけとなり「クリフ」は戦士の道を選んだ。「クリフ」が若かりし頃は人類最強の実力を持っていた。「ジャスティス」との再戦で死亡する。

ロボカイ

元聖騎士団団長「カイ」のデータをもとに製造されたマシン。聖戦を裏で操っていた「終戦管理局」の飼い犬ならぬ飼いロボである。「カイ」をもとにしているが性格は全く違い、わがままで自分勝手で女好き。武器は封雷剣の模造刀で他にもいろいろ兵器を持っていて、目からビームも出す。身体の各パーツが分解できバラバラになる演出もある。

『GUILTY GEAR XX』のアイテム

Nana7152
Nana7152
@Nana7152

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