各務原なでしこ(ゆるキャン△)の徹底解説・考察まとめ

各務原なでしこ(かがみはら なでしこ)とは、漫画『ゆるキャン△』の主人公の一人である。高校一年生の時、静岡から山梨に引っ越してきた。富士山を見るために本栖湖のキャンプ場を訪れ、ソロキャンプをしていたもう一人の主人公・志摩リン(しま りん)と出会い、キャンプに興味を持ち始めた。その後、学校の野外活動サークル(通称:野クル)に入部し、キャンプを楽しむようになっていく。明るく前向きな性格で、誰とでもすぐ仲良くなる。料理は食べることも作ることも好きで、キャンプご飯を工夫しながら作っている。

各務原なでしこの概要

各務原なでしこ(かがみはら なでしこ)とは、漫画『ゆるキャン△』の主人公の一人である。高校一年生の時、静岡から山梨に引っ越してきた。富士山を見るために訪れた本栖湖(もとすこ)のキャンプ場に自転車で行くが、疲れて眠ってしまう。そのまま夜になり、誰もいなくて困っていたところを、もう一人の主人公・志摩リン(しま りん)に助けてもらったことで、キャンプに興味を持つ。学校の野外活動サークル(通称:野クル/のくる)に入部し、ゆるいキャンプライフを楽しんでいる。料理が好きで、食べるのも好き。キャンプでは色々と料理を作って振舞ったり、ソロキャンプの時は実験料理をしたり、野クルメンバーの料理にアドバイスをしたりと活躍する。なでしこの家族は全員料理が好き。一家で「cook recipe」というブログに料理レシピを投稿しており、なでしこはキャンプ料理を投稿している。
前向きで活発なタイプで、コミュニケーション力が高く、誰とでもすぐ仲良くなる。小さい頃は他所の家族について行ってしまったりと目が離せないことが多く、姉の桜(さくら)は心配して、キャンプ場まで送迎したりと、なでしこは高校生になっても面倒を見てもらっている。
富士山が好きで、リンと出会ったのも本栖湖からの富士山を見るためだったのがきっかけである。キャンプ場も富士山が見えるところを選ぶことが多い。

各務原なでしこのプロフィール・人物像

性別:女性
誕生日:3月4日
年齢:15歳→16歳
職業:高校生
学校名:本栖高校
学校の部活:野外活動サークル
アルバイト先:そば屋
居住地:山梨県南部町(なんぶちょう)
あだ名:なでしこ、なでしこちゃん

CV:花守ゆみり
ドラマ版俳優:大原優乃

静岡から山梨に引っ越してきた高校生。髪はおしりが隠れるくらいに長く、肩の近くで2つに結んでいることが多い。食べるのが大好き、料理も好き。
以前は太っていたが、中学3年生の夏に浜名湖を自転車で周回してダイエットをした。自転車ダイエットのおかげか、坂道を元気に登ったり、神社の階段を駆け上がったりなど、体力がある。テント泊したときに野クルの他のメンバーが寒くて目が冷めてしまった時も、なでしこは気にならずに眠っていたこともある。
高校一年生の年末年始は郵便局の配達の短期アルバイトをし、その後はそば屋でのアルバイトを開始する。初めてのアルバイトでの給料で、ガスランプと桜のためにオイルカイロを購入した。
苦手なものは、怪談やホラー映画、血も苦手なため鰻屋のカウンターに座るが鰻を捌いている時は見ないようにしていた。
富士山が好きだが、自分で登りたいとは思っておらず、遠くから見ているだけで満足だと話している。

各務原なでしこのキャンプ道具

なでしこはキャンプ初心者のため、野クルメンバーの道具を使ったり、お小遣いやアルバイト代で少しずつキャンプ道具を揃えた。カセットコンロや土鍋など重い道具も持ち前の体力でキャンプ場まで運んでいる。初めてのアルバイト代で購入したのは、ガスランタンとオイルカイロ。ガスランタンはアウトドアショップで見つけ、小さな焚き火のような炎に惚れ込み、アルバイトを始める決意をしたアイテムである。オイルカイロは野クルでアウトドア雑誌を読んでいて発見し、冷え性の姉の桜のために購入した。キャンプチェアはハンモックメーカーが作った椅子で、高校2年の春に店頭で試しに座ってみたところ座り心地が良く、購入を即決したものである。防寒のためブランケットを愛用し、リンや野クルのメンバーにも配っている。

・ランタン:ルミエールランタン(Coleman)
・シュラフ:マミー型寝袋−15℃ FX-402(ベアーズロック)
・カセットコンロ:カセットフー達人スリムIII(イワタニ)/風月卓上カセットコンロ(キャプテンスタッグ)
・土鍋(※メーカー不明)
・卵ケース:携帯タマゴホルダー(キャプテンスタッグ)
・チェア(※メーカー不明)
※()内はメーカー名
(TJ MOOK『ゆるキャン△ キャンプ道具』より)

各務原なでしこの来歴・活躍

リンとの出会い

静岡から山梨に引っ越してきたなでしこは、姉の桜(さくら)より「本栖湖の富士山は千円札の絵になっている」と聞き、確かめるために南部町より本栖湖まで自転車でやってきた。しかし、到着した時は曇っていて富士山を見ることができず、疲れて眠ってしまった。
目を覚ました時は日が暮れており、なでしこは困っていたところ、ソロキャンプに来ていた志摩リン(しま りん)を見つけ助けを求めた。リンは自分のスマホからなでしこの自宅に電話をかけようとするが、なでしこは引っ越してきたばかりで覚えておらず、また自宅に忘れてきた自分のスマホの電話番号も思い出せず連絡が取れない状態だった。お腹を空かせていたなでしこは、リンからカレー味のカップ麺をもらい一緒に食べ、昼間は富士山が曇っていて見えなかったことを伝える。それを聞いたリンはなでしこに後ろを見るように促す。その時雲は晴れており、なでしこは富士山を見ることができた。富士山を見たところで、なでしこは桜の電話番号を思い出し、迎えに来てもらうことに。なでしこは、桜から自分のスマホの電話番号を教えてもらいリンにメモして渡し、「今度はちゃんとキャンプやろう」と伝え帰宅した。

野外活動サークルへの入部

なでしこは転校先の本栖高校で野外活動サークル(通称:野クル/のくる)に入部する。野クルは、なでしこと同じ1年の大垣千明(おおがき ちあき)、犬山あおい(いぬやま あおい)が所属していた。早速サークル活動でテント設営を行うなでしこ達。その様子を校舎内で図書委員の仕事をしているリンが見かけ、リンはなでしこが同じ高校であったことに気づく。
なでしこ達がテントを設営していると、野クルのテントのポールが折れてしまう。リンと一緒に野クルの様子を見ていたリンの友人の斉藤恵那(さいとう えな)が落とし物箱からポール補修用パイプを見つけ、野クルのところへ届けに行った。野クルのテント設営は完了し、恵那が補修用パイプについて図書室内にいるリンに教えてもらったと野クルメンバーに伝え、なでしこは校舎内にいるリンを発見した。

麓キャンプ場での担々餃子鍋キャンプ

語り合うなでしこ(左)とリン(右)

なでしこはリンがソロキャンプしている場所を恵那に教えてもらい、麓(ふもと)キャンプ場に桜の車で連れてきてもらう。なでしこは材料と食材を用意しており、リンに本栖湖でカップ麺をもらったお礼に担々餃子鍋を作り、二人は一緒に食べた。
なでしこはリンに再会した時に、一緒に野クルでキャンプをしようと誘ったところ、リンは気乗りしない表情になっていた。リンは鍋を食べながら、嫌な顔をしてしまったことを詫び、なでしこも「無理に誘っちゃってごめんなさい」と伝える。リンは静かにキャンプをする方が好きだと理解したなでしこは、リンに「またやろうよ、まったりお鍋キャンプ。そんで気がむいたら、みんなでキャンプしようよ」と提案した。夕食後、二人は夜の富士山を見ながら会話を楽しみ、なでしこは桜の車の中で眠りにつく。
翌朝なでしこは富士山にのぼる朝日を眺めを楽しみ、桜と道の駅に寄ってから帰った。

イースウッドキャンプ場の野クル初キャンプ

なでしこは、千明・あおいと共にイーストウッドキャンプ場で野クルの初キャンプを行うことになった。キャンプ場に向かう道すがら、笛吹(ふえふき)公園にて景色とスイーツを楽しみ、ほっとけや温泉に向かう。なでしこは、同じ日にソロキャンプに行っているリンとSNSでやりとりをしていた。なでしこがリンにどこにいるかを尋ねたところ、リンから霧ヶ峰のライブカメラのURLが返ってきた。リンはライブカメラを通してなでしこ達に手を振って自身の居場所を知らせた。なでしこ達は温泉に入り、休憩所で温玉揚げを食べて居眠りをしてしまう。起きた時は16時を過ぎており、急いでキャンプ場へ向かった。夕食は隠し味に粉末の豚骨ラーメンスープを入れた煮込みカレーをなでしこが作り、3人は景色を眺めながら堪能した。夜になり、3人は一緒のテントで寝ようとするが狭いため、千明とあおいが同じテントに、なでしこは一人で寝ることになった。一人になったなでしこは、リンにSNSで連絡をする。リンから「こっち星空と夜景がすごい」と伝えられ、なでしこはテントを抜け出し夜景の写真を撮ってリンに送ったところ、リンからも夜景の返事をもらう。翌日なでしこ達は昼までキャンプ場でのんびりと過ごし、野クルの初キャンプは終了した。

四尾連湖で炭火焼肉キャンプ

リンが新しく買ったコンパクト焚き火グリルで、なでしことリンは焼肉キャンプをすることにした。場所はなでしこが千明に教えてもらった四尾連湖(しびれこ)キャンプ場に決まり、桜に送迎をしてもらう。なでしことリンはスーパーで食材を選び、アルバイト中のあおいのレジで会計を済ませた。リンから四尾連湖の牛のお化けの話を聞きなでしこは怯えるが、お化けの出る丑三つ時より前に寝ればよいと言われると、気を取り直して、ほぼ貸切状態のキャンプ場を喜んだ。二人はテント設営しココアを飲んで休憩した後、なでしこは写真を撮りに出る。湖や紅葉の写真を撮り、二人組のキャンパーに挨拶し自分のテントに戻ると、炭に火がつかずリンが困っていた。なでしこは、先ほど挨拶をしたベテランと思われるキャンパーに助けを求め、成形炭をもらい無事に火熾しをする。リンは焼肉を、なでしこは鱈鍋スープを作り、先ほど助けてくれたキャンパーのところにお礼に持って行った。助けてくれたキャンパーと、もう一人お酒を飲んで酔っ払っている女性がおり、洋風炊き込みご飯のジャンバラヤのお裾分けをもらう。なでしことリンは焼肉をもりもりと食べ、食後は焚き火をしながら語り合った。翌日帰る時、なでしこは手漕ぎボートを借り、楽しみながら荷物運びをした。

はじめてのカリブーとほうとう

学校のテスト後、なでしこは千明とあおいに連れられてアウトドア用品店カリブーに行く。店内を見回ったなでしこはガスランプを見つけ魅了されるが、お金がないため買うことができず、アルバイトを始めたいと考える。その後リンに誘われてキャンプに行く予定を立てるが、なでしこは前日に風邪をひいてしまい、行けなくなった。なでしこはリンに自分に構わずキャンプに行くよう伝え、リンは上伊那(かみいな)のキャンプ場に向かうことにする。キャンプに行く予定だった日の朝、なでしこの熱は下がったが、家で寝ていることになった。ベッドの中からリンとSNSで連絡を取り合い、リンの行き先の観光スポットを調べてナビをすることに。調べている最中に千明がお見舞いに来て、なでしこと千明の二人でリンに観光スポットを案内した。千明からお見舞いでほうとうをもらったなでしこは、千明の作ったほうとうが食べたいとお願いをして作ってもらう。千明が調理していると、なでしこの家族が帰宅し、家族揃って千明のほうとうに舌鼓を打った。食後、なでしこは次に野クルで行うクリスマスキャンプの場所を千明と話し合った。そこでなでしこは恵那もクリスマスキャンプに参加することを知り、次はリンも誘ってみようと千明に提案をする。千明はリンをクリスマスキャンプに誘うが、素気無く断られてしまった。しかし、その後、リンは恵那からも誘われクリスマスキャンプに行くことにする。

クリスマスキャンプ

焚き火を囲みながらの動画鑑賞。
左から、美波・千明・あおい・なでしこ・リン・恵那。

クリスマスキャンプについて、なでしこは千明・あおい・恵那と打ち合わせを行った。クリスマスキャンプでは、あおいは懸賞で当たった黒毛和牛で夕食を作り、なでしこは翌日の朝ごはんを作る事に。なでしこ達が校庭で焚き火をしながら打ち合わせをしていたところ、少し前に本栖高校に赴任した教員の鳥羽美波(とば みなみ)から、校庭で火を使うのは危険だと指摘を受ける。火を使う時は登山部顧問の大町(おおまち)より許可をとって行っていると千明が美波に伝えると、美波は大町に生徒だけの火の取り扱いは危険ではないか、と進言をする。大町は、美波が野クルの顧問になることを思いつき、美波はそのまま顧問に決まった。なでしこ達は野クルの活動内容について報告をしていたところ、なでしこは美波が四尾連湖キャンプで会った酔っ払いの女性だと気がつき、リンに知らせた。
クリスマスキャンプの参加者は、なでしこ、リン、千明、あおい、恵那、美波で、朝霧(あさぎり)高原にあるキャンプ場で行った。なでしこはキャンプ場まで桜に送ってもらい、最初にリンと合流し、焼きマシュマロをチョコビスケットで挟んだスモアというお菓子を作っておやつに食べた。その後、全員が合流し、恵那が連れてきたチワワ犬(名前:ちくわ)とキャンプ場に来ていた子ども達と遊び、夕焼けに染まる富士の眺めを楽しんだ。夕食はすき焼きとリメイクしたトマトすき焼き、〆にチーズパスタを食べ、焚き火をしながら美波と話をして、四尾連湖で会った時に助けてくれた美波と一緒にいたキャンパーが美波の妹だとわかる。夜はゆっくりと動画を見て、リンと同じテントで語り合いながら眠った。翌朝なでしこは、ご飯、焼き鮭、味噌汁、牛肉の大和煮を作り、野クルメンバーと朝日を見ながら朝食を楽しんだ。

綾乃との再会

ririri774
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@ririri774

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