ちいかわ(キャラクター)とは【徹底解説・考察まとめ】

ちいかわとは、ナガノ原作のTwitter連載漫画『ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ』に登場する主人公。泣き虫で臆病な性格だが心優しいキャラクター。白い小動物型の愛らしい容姿も相まって、読者から人気のキャラクターである。「ワッ」「ヤー」「フ!」などのわずかな言葉しか発さず、作品・キャラクターの人気から、この言葉遣いが「ちいかわ構文」としてSNS上でファンにより多用されている。作中のシビアな世界観の中で数々の試練に耐え、友人との様々な経験を通して少しずつ成長していく様子が描かれている。

誕生日:2019年1月22日
CV:小澤亜李

うさぎのキャラクター。ちいかわ・ハチワレの友人。作者のナガノは当初「鈍器」という名前をつける予定であった。常にテンションが高く自由奔放に振る舞い、リサイクルショップでの購入品がことごとく呪われているなどトラブルメーカーのような一面がある。言葉は話さず「ヤハ」「ウラ」「プルャ」などの奇声を発する。落ち着きのない幼児のような言動が目立つが、草むしり検定3級を所持し、さらに擬態型の本性を見抜いているような素振りがみられる、「おっきい討伐」編で撤退の判断を任されるなど、意外と鋭く有能な面がある。そのためちいかわ達だけでなく多くの読者からも信頼されているキャラクターである。
3人の中では唯一居住地等が描かれておらず、ちいかわ達も知らないなど、プライベートは謎に包まれている。討伐時の武器は両端が爆発する黄色の仕掛け棒。
食欲が旺盛で食べ物につられることが多い。食い意地が張っていながらも、ちいかわ達に食べ物が湧いてくる場所を教え一緒に堪能している様子もあり、大好物のピザまんを除いては、好きなものは共有したいタイプ。
漫画に登場したばかりの頃は、ちいかわが嫌がってもくすぐり続けるような意地悪をしているかのような描写もあったが、悪意というよりは悪ふざけの範囲に留まる。上述のとおり非常に型破りで自由なキャラクターだが、ちいかわ達とはお互いに信頼し合っているかのような描写がなされている。ちいかわ達に誘われれば一緒にイベントに出かけたり、「おっきい討伐」に参加したり、ほとんど興味がなさそうだったパジャマパーティーズの代理をつとめたりしていることからも、なんだかんだ2人に付き合っていることがわかる。

renote.net

その他のちいかわ族

パジャマパーティーズ

全て顔が描かれていない、緑・赤・紫・白それぞれの色のパジャマを着たモブのちいかわ族4人で構成されたグループ。結成当初は認知度がゼロでファンも居なかったが、徐々に口コミが広がりブレイクする。大きなイベント「むちゃフェス」で歌うことが決定するが、その矢先に大きい鳥型の怪物に緑色のメンバー以外が連れ去られてしまった。これにより、ハチワレたちが代理メンバーとしてパジャマパーティーズに参加した。その後、「むちゃフェス」当日に命からがら逃げ帰ってきた所をちいかわたちに助けられ、無事本番のステージに立つことができた。鳥型の怪物に襲撃されたことで赤と紫は片耳を失い、赤と白は顔に大きな傷が残った。
ちいかわはこれの代理メンバーとして指名された際には、緑の「メンバーが帰ってくるまで守りたい」という気持ちに押され参加した。オリジナルメンバーが出演するのが最適というスタンスは崩さず、ステージまでの間「討伐」等でもメンバーを捜索していたよう。
「むちゃフェス」以降さらに人気を上げ、トップアイドルであるかのような扱いを受けていることがわかる。

オフィスグリコちゃん

ちいかわがレモンのシール貼りのバイトをしていた時に隣に座っていたちいかわ族の1人。休憩時間になると、オフィスグリコを彷彿とさせるカエルがついた置き型菓子販売機から菓子類を購入する。
ポシェットの鎧さんによる作品「ピンクのパジャマ」を気に入っており、着用してシール貼りに訪れたことがきっかけとなり、ちいかわと親しくなった。作中で名前は言及されておらず、上述のエピソードから、ファンには「オフィスグリコちゃん」や「シール貼りの子」、「ピンクパジャマちゃん」と呼ばれている。
ある時から姿を消し、ちいかわはこのキャラクターに会えなくなったことを寂しがった。
はっきりとは明かされていないが、ファンにより後述の「あのこ」と関係があるのではないかと考察されている。

鎧さん

ポシェットの鎧さん

CV:杉田智和
灰色の鎧さん。ハンドメイド作家として活動し、制作した「くまのポシェット」や「パジャマ」を販売している。ちいかわの持っているポシェットやパジャマもこの鎧さんの手によるもの。可愛いものが好きで、お弁当の中身も自作のキャラ弁。回が増すごとにちいかわ達と親しくなっており、最終的にはお互いに「友達」として認知する間柄になった。しかしこれは偉い鎧さんに「仲良くしすぎだ」と注意されている場面もあるため、ちいかわ族と鎧さんの間にはある程度の距離が必要な関係であることが推察されている。

労働の鎧さん

CV:東地宏樹
作中最初に登場した鎧さん。銅色の甲冑。主に仕事の斡旋所で受付窓口を担当している。全員分の仕事はないらしく、「早いモン勝ちッ」と述べている。
ぶっきらぼうにも見えるが面倒見は良い。カブトムシ登場の際には、すぐさま擬態型であることを疑うなど、「たまにくる怖いやつ」について警戒している様子がある。ただし、カブトムシのおもてなし力に1度は騙され「友好型」と断定しているため、目利きの方は百発百中ではない。作中で擬態型か友好型か品定めするキャラクターが他に登場していないため、このキャラクターの目利き能力がどれほどのものなのかも不明。
カブトムシの事件により小さな友人を失ったちいかわのことを気にかけており、後日再会した際には、ちいかわへ気遣いの言葉をかけた。

たまにくる怖いやつ

カブトムシ/ちいかぶ

小さい方のカブトムシ

CV:武藤志織
森の奥の洞窟に閉じ込められていた小さなカブトムシによく似た生き物。作中では名称を明言されておらず、ファンが「小さなカブトムシ」から「ちいかぶ」と便宜上名付けた名前が認知されている。公式のグッズでは「カブトムシ」とされている。
外見は小さなカブトムシとちいかわ族を合わせたような姿をしている。体は柔らかくもちもちしていて甘めの卵焼きのような匂いがするらしい。
当初こそ身体を揺らし踊るなど、可愛らしい姿を見せていた。しかし自分よりも体格の大きなちいかわを抱え上げて空を飛ぶ、うさぎの顔に飛びつく、ハチワレの耳に鋭い歯で咬みつく、ちいかわが討伐した芋虫のような怪物を食い尽くすなど、徐々に凶暴な一面を見せ始める。
最終的には、筋骨隆々の巨大なカブトムシに変貌し、友好型であると油断したちいかわに襲いかかった。
相手を油断させるために、「猪最中」「ホールインワン」などの菓子類を出現させる知性も感じられる、討伐対象としては恐ろしい部類のキャラクターである。

あのこ

「おっきい討伐」編に登場した討伐対象。作中では名称を言及されていなかったが、公式グッズとしてぬいぐるみが販売された際に「あのこ」と名付けられた。それまではファンからは「討伐対象ちゃん」「討伐ちゃん」等と呼ばれていた。
作中では何度も討伐依頼がされており、ちいかわ達以外にも討伐に訪れている様子があるが、そんな彼らを相手に「強くなった自分の力」を誇示し弄んで無邪気に楽しんでいる描写がある。
何者かによって身体を奪われたとされる怪物「でかつよ」が、討伐対象「あのこ」に対して「突然そうなったのか」と質問した際に肯定する素振りを見せている。この事から、元々はちいかわ族であったが、何らかの理由で怪物化してしまったと多くの読者に推察されている。
また討伐対象「あのこ」の出現とともに、レモンのシール貼りの友人(オフィスグリコちゃん)が姿を消している。「おっきい討伐」編でちいかわと会敵した際、近くに居たカエルを指差し、何らかの意思疎通を図ろうとしていた。これらのことから、「あのこ」はオフィスグリコちゃんが怪物化した姿であり、カエルを指差していたのは置き型菓子販売機「オフィスグリコ」を連想させ、自身がかつての友人だとちいかわに伝えようとしたのではないか、と多くの読者により考察されている。

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