ゴダイゴダイゴ(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ゴダイゴダイゴ』とは、日本の漫画家・コウノスケによるアクションバトル漫画。集英社のWeb漫画アプリ『少年ジャンプ+』のインディーズ連載枠で、2021年9月20日に連載を開始した。「次に来るマンガ大賞2022」のWebマンガ部門では10位を獲得している。
30年前、突如空から巨大な怪獣が飛来し始めた。怪獣と戦うのは巨大ヒーロー達。巨大ヒーローの後醍醐ダイゴは、30年間怪獣と戦い続けてきたベテランだが、若い巨大ヒーローの台頭で今や世間では忘れ去られる存在となっていた。

冷血13号

トカゲのような見た目をした怪獣。口から何でも溶かす毒液を吐く。過去ジャイアントジャスティスと戦って、顔面半分を溶かした。そして10年以上の時を経てジャイアントジャスティスと再戦。ジャイアントジャスティスに敗れて空へと帰っていった。

ヌルヌル23号

デンキウナギのような見た目をした怪獣。尻尾で電撃を食らわせてくる。過去ダイゴと戦った。

八つ裂き8号

クマのような見た目をした怪獣。過去ダイゴと戦ったことがあり、ものを投げたりする戦闘スタイルを持たなない。2年前千代田区に現れて、仁印と戦った。その戦闘の際に仁印の妻や息子が亡くなっている。

キメ顔20号

ウマのような見た目をした怪獣。世田谷区にやってきて光村聖嶺と戦った。注射器で何かの薬剤を自身に打ち、パワーアップ。薬剤は痛覚を遮断するものだったようで、瀕死になっても戦い続けた。ダイゴによって薬が切れるまでの耐久戦に持ち込まれ、空へと帰っていった。

巨人教習所

巨人を育成するための教習所。世界中の何万もの巨人志望者が競い合って入学することができる学校である。入学するまでも、入学してからも競争率が高く、途中で脱落するものが圧倒的に多い。通常は身体が出来上がってきた15歳ぐらいで入学し、5年かけて巨大ヒーローを目指す。巨大化するだけで2~3年かかり、成長促進剤を飲んでとにかく食べまくることで巨大化する。適性がないと巨大化することはできず、途中で巨大化が止まってしまった中型巨人もたくさんいる。

ヒーローバー

怪獣退治中継や特集番組を見ながら飲食を楽しむバー。人気の高い巨大ヒーローの中継などの時は満席になる。とくに中央区を管轄するジャイアントジャスティスは人気が高い。

巨大物恐怖症(メガロフォビア)

巨大な銅像や建物などのオブジェに対して恐怖心を感じ、その場から動けなくなってしまう恐怖症。作中では、巨人社会学の研究者・洞三田琴花がこの恐怖症を患っている。作中だけの架空の恐怖症ではなく、実在する恐怖症の1つである。

『ゴダイゴダイゴ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

後醍醐ダイゴのヒーローとしての信念

巨大ヒーロー同士のプロレスなどがエンターテインメントとして人気を博し、実際の怪獣退治もいかに華々しく怪獣を退治するかなどが評価される時代。後醍醐ダイゴの怪獣との戦闘は、そんなエンターテインメントからかけ離れたものだった。何度も繰り出した拳はグローブなどつけていなくても鉄のようにかたく、その拳で怪獣が風船化するまで殴り続ける姿は、見ていてややエグい。両腕が使えなくなったら、怪獣に噛みつき、身体の使えるもの全てを使ってダイゴは戦う。それは人々が今まで受けてきた痛みを思ってのことだった。

東京は怪獣被害で大きく傷つき、たくさんの人々が疎開して東京を出ていった。しかしそれでも東京に残ってくれている人達はいる。日々働いている人もたくさんおり、そんな東京に戻ってきてくれる人もいる。そんな人達のことを思うとちょっとやそっとの痛みで立ち止まっている場合ではない、巨大ヒーローが最初に諦めるわけにはいかないのだ。ダイゴはその思想のもと、諦めず粘り強く戦い続ける。この精神は多くの巨大ヒーローに受け継がれているのだった。

後醍醐ダイゴが怪獣の心に触れた瞬間

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