旅(入江亜季作品集)のネタバレ解説・考察まとめ
『旅』とは2022年3月KADOKAWAから発売された、入江亜季による旅をテーマにした短編を集めた漫画作品。母の墓参りのために師匠と山を登りながら修行する少女・トキを描いた「トキの旅」などの短編他イラスト約30頁を収録している。各作品に対して語った書き下ろしのあとがきが見どころである。B6版、連載誌と同じサイズのワイド版の2種展開で発売された。
脱走した王子を探して、後を追うが、いつもあと一歩のところで王子に逃げられてしまう。
半年間の休暇
たき江
海で遭難した女性。浮き輪にビキニ姿で、獲った魚を骨まで食べる豪快さがある。遭難したが悲観的ではなく、新たな出会いに心躍らせ、遭難を楽しんでいる節がある。
水中国の娘
娘
男が市で買った水瓶にいつの間にか住んでいた少女。水瓶の底には机や食器なども揃っているようである。人間の麺1本でもお腹が膨れるほど満腹になってしまう。人間に見られていると気づくと隠れてしまう。
奥さまの起こし方
奥さま
恋愛小説を書いて生計を立てている。寝汚く、一度眠るとなかなか目覚めない。またメイドによって、水をぶっかけられても無理やり着替えさせられても起きないが、日本の「神秘の実」を食べるとあまりの酸っぱさに起きることができる。目覚めてしまえばバリバリ仕事をすることができる。
メイド
奥さまを時に乱暴に、時に甲斐甲斐しく世話する。また、奥さまの書く恋愛小説の大ファンで、小説を書いてもらうために奥さまの仕事環境も完璧に整える。
会長の眼鏡伝説
会長
普段は瓶底眼鏡をかける生徒会長の会長。ファンクラブの女子たちに眼鏡を奪われているとは思わず、自分のうっかりで眼鏡をなくしていると考えている。そのため、常にスペアの眼鏡も持ち歩いているが、そのスペアさえもファンクラブの陰謀で失くしてしまう。
ファンクラブの女子たち
会長の美しい顔を拝むため日々、彼の眼鏡を奪う。だが努力虚しく、会長は大量の眼鏡のスペアを用意してしまうのだった。
えるのお留守番
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『旅』の概要
- 『旅』のあらすじ・ストーリー
- 春駒
- 松の木は時折目覚める
- 王子の旅
- 半年間の休暇
- 水中国の娘
- 奥さまの起こし方
- 会長の眼鏡伝説
- えるのお留守番
- 砂漠の田崎くん
- 乱と灰色の世界 番外編
- 多朗と多由良
- トキの旅
- 『旅』の登場人物・キャラクター
- 春駒
- 主人公
- タキオン僧侶
- 松の木は時折目覚める
- 少女
- 松の木の精
- 王子の旅
- タイロン王子
- 大編隊の人々
- 半年間の休暇
- たき江
- 水中国の娘
- 娘
- 奥さまの起こし方
- 奥さま
- メイド
- 会長の眼鏡伝説
- 会長
- ファンクラブの女子たち
- えるのお留守番
- える
- えるの両親
- 砂漠の田崎くん
- 田崎
- 多朗と多由良
- 多朗(たろう)
- 多由良(たたら)
- 多朗の父
- 乱と灰色の世界 番外編
- 漆間 乱(うるま らん)
- 漆間 陣(うるま じん)
- トキの旅
- トキ
- サンガ
- トキの母
- 『旅』の用語
- 水瓶
- 神秘の実
- 会長の眼鏡
- 竜
- 漆間 乱(うるま らん)のスニーカー
- 『旅』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 王女が僧侶の歌を聞いたシーン
- トキが母親と初対面を果たすシーン
- サンガ「お前になれと言うやつがいれば蹴っ飛ばせ」
- 『旅』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 松の木のモデルは富士山にあり
- 多由良は作者のペットがモデルか