人形の国（漫画）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】 (7/10)

人形の国（漫画）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

2023.11.07

『人形の国』とは2017年4月～2021年10月まで『月刊少年シリウス』に連載された弐瓶勉の描くSFダークファンタジーである。人工天体アポシムズという超構造体の殻で覆われた極寒の地表で、主人公であるエスローは特殊な弾丸「AMB」を手にしたことにより、リドベア帝国に狙われ謎の自動人形であるタイターニアと旅をすることになる。エスローはやがてアポシムズの因果に関わることになり、地表人の重要な存在として皇帝スオウニチコと対峙する。難解な考察により読者を選ぶが、雰囲気と世界観からファンも多い。

その他

ユーゾウ

地底信仰国イルフ・ニクの住人で、カジワンの側近。タイターニアの左腕を奪いカジワンの逃走に付き添い、恒差廟にて転落死する。

ブガ

エスローとケーシャが、恒差廟に向かうカジワンを追跡する途中遭遇した青年。攫われた町の住人や妹を助けるため、帝国のプロトラクターを追っていたが、睡魔から乗っていた自動機械から落ちてしまい、クダワタリに襲われていた所をエスローに助けられる。襲われて損傷した腕をケーシャに分子ガムテで応急処置してもらい、エスローからエーアール系の銃には不向きの合金トロム弾をもらう。その後2人と別れたブガは、遠距離からプロトラクターを狙撃する事に成功し、住人達を救出した後プロトラクターの浮遊物質を持ち帰った。

シヨバ

幼少期のタシツマが、モースウルベから郊外へと移住した際に出会った、正義感の強い少女。コード適合者とされ転生式を控え怯えていたが、モースウルベで転生化に失敗し死亡した。

ンクートホカ

北合成スラブ地方の遺跡層の村で暮らす人間。凍死してしまう住民のため、閉められていた湯管を開けようとし、マヒヌテによって殺害された。

ヌユエボホカ

北合成スラブ地方に暮らすンクートホカと夫婦とされる人間で、子供ができたばかりだった。湯管を開放しに遠出した先でマヒヌテに殺害され、ンクートホカと共に村に吊るされ見せしめにされた。

ハツニホカ

北合成スラブ地方プレート境目近くの、遺跡層の村に暮らす、タシクホカを祖父に持つ老人。ンクートホカ夫妻の惨劇を知り、先端の矢じりが飛び出す武器を持って、マヒヌテに挑む。

マヒヌテ

北合成スラブ地方端の遺跡層の村で、守り神とされていた、転化に失敗した不完全な正規人形。近年おかしくなって住人達を殺害していた所、槍を持って警告しに来たハツニホカに攻撃される。鎧化した瞬間、エスローによって頭を撃ち抜かれた。

『人形の国』の用語

物質

AMB

Anti Megastructure Burlletの略称。対超構造体弾とされており、その名の通り超構造体物質を破壊出来る唯一の弾丸。聖遺物で、未来改変の性質を持つ。7発の弾丸はタイターニアがリベドア帝国から奪ってきたものであり、この弾丸を巡り、エスローとリベドア帝国の戦いが繰り広げられる。

EBTG

エスローがタイターニアに託されたコードを使い、転生後に特殊能力として備えていた射出武器。正式名称は自在型弾体加速装置。Everything But The Girlの略称で、意味は女の子以外なんでも。エナやAMBはもちろん、空気や水、合金弾、敵の武器等なんでも撃ち出せる。エスローは「女の子も千切って丸めたら撃ち出せる」と言うが、タイターニアに「女の子は千切って丸めちゃだめ」と諭される。

コード

人類が転生化するために必須な円筒状の装置。地底の技術を元に地表人が開発したが、適合者は10000人に1人と言われる。人間が正規人形になる事は、転生化、転化、転換などと言われ、その際に発生する光の柱は転換の光と呼ばれている。コードにより特殊能力は異なり、刻印されている文様は鎧化した際にも記される。

破裂螺子

大雪海のカイナ（アニメ・漫画）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『大雪海のカイナ』とは、弐瓶勉（東亜重工）原作のテレビアニメ作品である。拡がり続ける「雪海」により大地が消えかけた異世界を舞台に、天膜に住む少年カイナと地上の少女リリハの冒険を描く。独自の世界観と美麗なビジュアルが特徴である。カイナとリリハが軌道樹と呼ばれる巨木や古代兵器「建設者」などの謎に迫りつつ、滅びかけた世界を変える物語が始まっていく。細谷佳正、高橋李依、坂本真綾など豪華な声優陣が出演している。アニメ終了後ほどなくして劇場版『大雪海のカイナほしのけんじゃ』が公開された。

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