人形の国(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『人形の国』とは2017年4月~2021年10月まで『月刊少年シリウス』に連載された弐瓶勉の描くSFダークファンタジーである。人工天体アポシムズという超構造体の殻で覆われた極寒の地表で、主人公であるエスローは特殊な弾丸「AMB」を手にしたことにより、リドベア帝国に狙われ謎の自動人形であるタイターニアと旅をすることになる。エスローはやがてアポシムズの因果に関わることになり、地表人の重要な存在として皇帝スオウニチコと対峙する。難解な考察により読者を選ぶが、雰囲気と世界観からファンも多い。

エスロー達が立ち寄った帝国の補給地にされた町で、ジーオにより住民に取り付けられた、遠隔操作で人間を殺すための装置。

自動機械

アポシムズに存在する機械の器官を持つ生物。地ならしという巨大なものから、クダワタリのような小型のものまで大小様々な形態をしており、人型のものは衛人と呼ばれ施設を防衛する役割もある。タイターニアやムグホシ、トモダチは折り畳みの自動機械で、意思を持って行動する。

エナ

正規人形がヘイグス粒子により生み出す物質で、服や盾や弾丸など何にでも変化させられる。これを吸収することで正規人形は強化され、死ぬと流れ出てしまう。

ヘイグス粒子

あらゆる動力源となる素粒子で、正規人形はエナからの吸収効率が良い。食事や睡眠は不要になる。

軌道列車

人や物資を運搬する箱形の連結車両。中央制御層の権限がないと操作出来ない。

人形

正規人形

コードとの適合率が高い人間が転生化した姿。転生者と言われる。骨格にエナを纏った姿をしており、鎧化することで特殊能力が使用出来る。マスクや装備が不要になり、寿命もない。弱点は脳で、破壊されると再生不能に陥り死に至る。コードにより個体差もあり、鎧化しなくても能力が使用出来るトオスや、戦闘能力がないワサブなど様々である。

転生者

人間がコードを使用し、正規人形になった姿。物語終盤では、リベドア帝国の転生者は10000人を超えた。

再生者

真地底教会のカジワンが、神の使者を使い一部の人形病患者を変えた姿。転生者と同等の力を持っているらしく、特殊能力も使用して戦う。中にはイヘナのように能力が開花しない者もおり、カジワンはこれらを神の使者複製の、蛹の依り代として消費していた。

処刑隊

隊長をヌーキー准将とし、帝国の秩序維持のため組織された、法曹の資格を持つ憲兵達。対正規人形の熟練者で構成されている。

人形病

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@takashi0207

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