オニ丸（ONE PIECE）とは【徹底解説・考察まとめ】

オニ丸の概要

オニ丸（おにまる)とは、『ONE PIECE』ワノ国編の序盤に登場する狛狐でヒトヒトの実（モデル・大入道）の能力者。
追い剥ぎ橋といわれる橋を塞いでおり「牛鬼丸（ぎゅうきまる）」と言う名前で悪人の武器を次々と奪うことから「武蔵坊弁慶」をモチーフにしていると思われる。
鈴後・北の墓場にある大量の刀を墓荒らしから守る為、十数年戦い続けていた。
カイドウとの最終決戦の為に守り続けた刀をゾロや河松（かわまつ）に渡すといった物語としても重大なポイントを担っている。
元々は大名・霜月牛マル（しもつきうしまる）と相棒の関係性を築いていたがある事情により一匹で刀を守ることになった。
その後、赤鞘九人男の河松と出会い唯一無二の信頼関係を築いて行く。

オニ丸のプロフィール・人物像

名前：オニ丸（おにまる）
誕生日：11月19日
血液型：X型
年齢：69歳
身長：428cm（人型）
星座：蠍座
好物：油揚げ
悪魔の実：ヒトヒトの実 モデル“大入道”（動物系幻獣種）
出身地：偉大なる航路 新世界 ワノ国 鈴後
担当声優：白熊寛嗣

最初の登場は牛鬼丸という人型の姿で登場しており、その正体はヒトヒトの実（モデル・大入道）を食べて変身していた狛狐のオニ丸である。
かつては鈴後地域を支配していた大名・霜月牛マルの相棒として過ごしていた。
戦闘では卑怯な戦い方をする為性格は良くないかと思いきや、大剣豪・リューマや大名・霜月牛マルへの忠義に厚い為、一概に悪い性格とは言い切れない。

オニ丸の能力

ヒトヒトの実（モデル・大入道）の能力は人型に変身するだけなので特別な能力はない。
武器は主に薙刀を使っていて、ゾロとある程度戦えるだけの実力を持ち合わせている。
ゾロとの戦いで少し姑息な手段を使っている。ゾロが小紫に助けを求められているタイミングや、ゾロと鎌ぞうとの戦いの最中に横槍を入れている。

オニ丸の来歴・活躍

20年前は霜月牛マルの相棒

かつてオニ丸はワノ国・鈴後地域を支配していた大名霜月牛マルの相棒として過ごしていた。
しかしワノ国全体が四皇のカイドウと黒炭オロチ（くろずみおろち）によって乗っ取られてしまう。
その後、光月おでん（こうづきおでん）が処刑された同じ年（現在から20年前）、霜月牛マルも光月おでん同様カイドウに命を奪われてしまう。
その2年後鈴後地域も完全に壊滅させられる。
しかしオニ丸は一匹で墓荒らし達から鈴後の地を守り続けていた。
その7年後（現在から13年前）オニ丸は赤鞘九人男の河松と再開する。

13年前河松と共に行った刀隠し

赤鞘九人男の河松は人を探して鈴後の地に辿り着いていた。
探している人が見つからない河松はそこで自害しようと考えていたのである。
その時盗賊を追い払っているオニ丸を発見した河松。
河松はオニ丸に見覚えがあった。
するとオニ丸は疲労が限界に達したのか倒れ込んでしまう。
オニ丸は鈴後地域が壊滅させられた後も一匹でその地を守り続けていたからだ。
オニ丸は河松から食料を分けてもらいこの地で戦い続けている理由を話し始めた。
オニ丸が鈴後・北の墓場を守り続けていた理由にはその土地の風習が関係している。
鈴後の土地では気候が寒すぎて棺桶に入れた遺体が何百年も傷まない”永遠の墓”と言われている風習があり、その墓標には刀が使われている。
この”永遠の墓”には大名霜月牛マルの墓も含まれている。それらの墓と墓標である刀を守る為にオニ丸は一匹で戦い続けていた。
話を聞いた河松はそれでも墓標である刀を集め始める。13年後に訪れるであろうカイドウ達との決戦に備えるためだ。
その行為に激怒したオニ丸は河松の腕に噛みついて止めようとするが、それでも河松は涙を流しながらオニ丸を説得しようとした。
盗賊から刀を隠して未来への希望を繋ぐことが自分の使命だと思っているからだ。
河松の覚悟を受けたオニ丸は噛み付いていた腕から口を剥がし傷口をペロペロと舐め始めた、河松とオニ丸はこの一件で何とか和解することができたのだ。
次の日オニ丸に河松の思いが届いたのか、河松が目を覚ますとオニ丸が刀を掘り起こしていた。河松と一緒に墓標である刀を掘り起こして地中に埋めて隠そうとしてくれているのだ。
ここからオニ丸と河松は行動を共にして行く。
墓荒らしたちを追い払う時もタッグで立ち向かっていく。
その時河松が名乗りを上げたのが”牛鬼丸”、後にオニ丸が名乗る名前だ。
そんな時期を少し過ごした頃、河松が都市の方へ食料を調達しに行く。油揚げを盗んだところを捕まってしまう河松、そのまま兎丼に囚われてしまう。
そのまま連絡も取れずオニ丸と河松は13年の間、離れ離れになってしまった。

現在は追い剥ぎばしを塞ぐ刀狩

河松と別れた13年間の間にヒトヒトの実 モデル“大入道”（動物系幻獣種）を食べたであろうオニ丸は”牛鬼丸”の姿でゾロと対峙する。
ゾロに負けて逃げ出してしまうが河松の姿を確認したオニ丸は涙を流して河松の無事に感激している。
その後”牛鬼丸”がドロンという煙と共に狛狐のオニ丸へと姿を変える。
このシーンで”牛鬼丸”の正体がオニ丸だということが判明したのだ。
そして上機嫌でオニ丸はどこかへ去っていき、これ以降は登場しないためこれがオニ丸のラストシーンとなっている。

オニ丸の関連人物・キャラクター

牛鬼丸（ぎゅうきまる）

オニ丸がヒトヒトの実 モデル“大入道”（動物系幻獣種）を食べて変身した姿。
河松と別れて現在に至るまでの13年間の間に食べたと推測されるがしっかり食べたとされる描写は無い。
最初の登場シーンはこの姿でゾロと対峙した。ゾロの刀の一つである”秋水”を奪いある程度ゾロと渡り合うなど実力は申し分ないと思われる。
この姿での特殊能力はなく、武器は薙刀を使い戦い方は姑息で不意をつくような戦い方をする。

河松（かわまつ）

かつて光月おでんに仕えていた侍「赤鞘九人男」の一人。
オニ丸が一匹で鈴後の地を守っていた時に鈴後に流れ着いて自害しようとしていた。
初めの頃はぶつかり合っていたが、お互いを理解し相棒のような存在になっていった。
河松が盗賊達を追い払うときに名乗っていたのが”牛鬼丸”、後にオニ丸が名乗る名前だ。
敵に捕まってしまい13年間オニ丸と河松は離れ離れになってしまうが再開した時、オニ丸は涙を流して無事を喜ぶほど河松を信頼していた。
河松と出会って以来集め続けていた刀は河松達に無事に渡されている。