341戦闘団(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ
『341戦闘団』とは広江礼威による青春戦争活劇漫画である。『ゲッサン』の2019年7月号より連載開始。物語の舞台はモルダニア帝国とクラスナヤ共和国という大国同士の戦火渦巻く最前線。そこにやってきたのは本物の戦争を知らないお嬢様・エルミナ・ゲネシェスア・シャウマハ。彼女はモルダニア帝国陸軍騎兵少佐として「341戦闘団」を率いて、数々の困難へと立ち向かっていく。リアルな戦争が題材となっているため、広江の得意とする臨場感溢れる血生臭い戦闘シーンが魅力の作品である。
キーン
341戦闘団の第2装騎大隊大隊長少佐の男性。プラデル戦死後に指揮を引き継いだ。その後、エルミナが復帰した際は、彼女が指揮を取ることを不安がっていた。しかし、ジョシュアの説得もありエルミナに指揮権を渡した。そして、エルミナの指揮の元で善戦して、帰還を果たした。
フシュクレフ
341戦闘団の輜重の調整その他出納管理担当主計大尉の男性。ドレイクいわく酒保で居眠りしているボンクラ。派遣軍の司令部に出向した際に、そこの人事部の人間から新団長が女性で戦闘未経験であること聞いていた。しかし、周囲の人間にそれを話しても信じてもらえなかった。情報通であるらしく、これ以外にもエルミナが貴族院議長の娘であることを知っていた。
エドゥアルト・マーキオ
341戦闘団の方面軍作戦参謀少佐の男性。これまでの戦闘経緯と作戦概要を作戦会議にて団員に説明をした。
その他
エルミナの父
エルミナの父親。爵位を持ち、貴族院の議長を努めている。貴族院代表の自身の娘が率先して祖国に奉仕するというポーズのために、エルミナを女学院から陸士騎兵学校へ編入させた。そのため、エルミナから反感を買っている。戦争が実際に始まるとエルミナを安全圏に配置しようとするなど画策するが、エルミナが更に裏で手を回したことで無駄に終わった。
『341戦闘団』の用語
モルダニア帝国
エルミナ達の国。モルダニア帝国領であるクラーフェルト自治領を敵国クラスナヤに攻撃され、さらに領土850平方キロを略奪されたことで戦争を開始。クラーフェルトに341戦闘団を派遣して、領地奪還を目指している。
クラスナヤ共和国連邦
モルダニア帝国と戦争をしている国。何らかの理由でモルダニア帝国領クラーフェルト自治領を攻撃し、帝国領土を奪い取る。その後、何度と無くクラーフェルト自治領にて、341戦闘団と戦闘した。
341戦闘団
エルミナが団長を務める戦闘団。戦闘団とは諸兵科連合であるため、様々な兵科で構成されている。構成兵科は情報・憲兵・装甲騎兵・歩兵・砲兵・軍楽隊・衛生・輜重・輸送・建設工兵・通信・主計・戦闘工兵・鉄道・参謀部となっている。戦車での戦闘が主となっている。各戦車のコールサインは「吹雪(ゲシュティバー)」「王冠(クローネ)」「陽炎(ヒッツぇシュライア)」「竜巻(ヴィントホーゼ)」となっている。
階級
階級とは軍においての立場を示すものである。軍は非常にシビアな縦社会であり、階級によって厳しく統制が取られるようになっている。一番下っ端は二等兵であり、そこから一等兵、上等兵と上がる。さらに、伍長、軍曹、二等軍曹、一等軍曹、曹長、先任曹長と上がっていく。これらは下士官と呼ばれる。そこから、准尉、少尉、中尉、大尉、少佐、中佐、大佐、少将、中将、大将、元帥と上がっていく。これらは士官と呼ばれる。本作には登場しないが、国によっては大佐と少将の間に准将という階級が存在する。
『341戦闘団』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
エルミナ・ゲネシェスア・シャウマハ「俺らじゃない私たちよ。私たちは絶対にここを切り抜ける。必ずね」
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目次 - Contents
- 『341戦闘団』の概要
- 『341戦闘団』のあらすじ・ストーリー
- 341戦闘団の新団長赴任
- 心が折れても立ち上がるエルミナ
- 戦闘そして勝利
- 『341戦闘団』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- エルミナ・ゲネシェスア・シャウマハ
- 341戦闘団団員
- ジョシュア・バスカンチェロ
- ベレルノ・ドレイク
- プラデル
- キーン
- フシュクレフ
- エドゥアルト・マーキオ
- その他
- エルミナの父
- 『341戦闘団』の用語
- モルダニア帝国
- クラスナヤ共和国連邦
- 341戦闘団
- 階級
- 『341戦闘団』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- エルミナ・ゲネシェスア・シャウマハ「俺らじゃない私たちよ。私たちは絶対にここを切り抜ける。必ずね」
- 瀕死の敵兵士と目が合うエルミナ
- ジョシュア・バスカンチェロ「済んだ事です。互いに殺すつもりだった。でもやつらの方に運がなかった。それで終われる話です」
- 『341戦闘団』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- モルダニア帝国のモデルはドイツ
- 『341戦闘団』は作者のリハビリ作品