花さか天使テンテンくん(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『花さか天使テンテンくん』とは、小栗かずまたによって1997年から2000年まで『週刊少年ジャンプ』で連載された漫画、及びそれを原作とするメディアミックス作品である。何の才能も持たずに生まれた桜ヒデユキの前に天使のテンテンが現れ、彼に与えられるはずだった才能の種「サイダネ」を探すことになる。マイペースなテンテンと優しいヒデユキという凸凹コンビによるヒデユキの才能探しを軸に、人間のみならず天使や悪魔を含めたキャラクターたちとの交流を描く。

テンテンの母。テンテンを溺愛している。美人だが天然ボケで、中々実家に戻らないティレンツに「帰ってこないとあなたの顔を忘れちゃうじゃない」と言った。

その他の天使

ザウエル

仙住島に住む老天使。500年に渡り「才」の天使長を務めていたが、自ら天使長の地位を捨て、天使の輪も外して地上でポポンと共に生活している。ティレンツが更生するきっかけとなった天使であり、彼にとっては恩人。弟のテンテンを「自堕落」と称したティレンツに対し、「自堕落結構ではないか」と返すなどし、テンテンと意気投合する。
その後、仙住島を出て旅に出た。正体を隠して天上オリンピアに参加。

ピットン

「力」の天使。今でこそ筋骨隆々だが小学生時代は低身長で気が弱く、テンテンに自分の給食を食べられるなどの迷惑をかけられた。その為テンテンを憎んでおり、同窓会で彼に仕返しを目論むも失敗。その上担任教師に誤解され、お仕置きされてしまった。

悪魔

デモモ

CV:神代知衣

悪人の才能を刈り取る役目を持った悪魔。見た目も性格もテンテンと被っており、出会った当初からいがみ合っていた。当初はテンテンのライバルだったが次第に仲良くなり、自分の弟妹をテンテンとヒデユキに預かってもらうエピソードもある。タイガースファンで、タイガースを勝たせようとしてジャイガンズのエースバッター清川の才能花を刈ってしまった。
「デモモ」としか話さないが、テンテンはデモモの言っていることが分かる。尚、ヒデユキは初めデモモの話していることが分からなかったが、いつからかテンテンの通訳なしでも会話できるようになった。アニメ版では語尾に「デモモ」とつけるだけで普通に話している。

エンマ大王

CV:西松和彦

悪魔たちの長。立場上神とは対立しており互いに心の中で「ハゲ」、「毛ガニ」と罵り合っている。真面目かつ厳格な性格で、自身の欲の為に行動する悪魔に対しては怒り、場合によってはあらゆる責め苦を1度に味わう「地獄のフルコース」というお仕置きを与える。音痴で、悪魔たちは地獄のフルコースの中でもエンマの歌を聞くのだけは絶対嫌だと思っている。
天上オリンピアで優勝したデモモがエンマのようなヒゲを望んだ際、「そんなにいいかなあ、わしのひげ」と照れていた。

ミザリィ

デモモに好意を寄せる魔女。その役割は愛の天使と対になっており、恋人同士を別れさせる。語尾に「デス」とつけて話す。見た目はかわいらしいが、自身を愛する悪魔のデビーを徹底的に否定して傷つける、嫌がるデモモを追い回す、鳥の苦手なテンテンに自身の使い魔のカラスであるブライをけしかけようとするなど魔女らしい一面も持つ。
12年後デモモと結婚し、たくさんの子供を産んだが彼のことは完全に尻に敷いていた。

イービル

天候を操るなど、高度な力を持った最上級クラスの悪魔。他の悪魔から一目置かれており、「イービル様」と呼ばれる。天使と悪魔が仲良くしている現状を良く思っておらず、昔のように仲互いさせようと目論む。勝利への執着心が強く、1%でも負ける可能性があれば潰しておく必要があると考える用心深さを持つ。
灼熱の谷と呼ばれる関門で命の危機に瀕するが、ヒデユキに救われる。デモモからそのことを聞き、壊れていた友好の像に雷を落として像の破壊が事故によるものと思い込ませることで戦争の危機を回避させ、借りを返した。

デビー

イービルと並んで、地獄でも1、2を争うスピードの持ち主。ミザリィに好意を寄せているが、彼女からは存在を全否定されてフラれた。

ザタン

デモモと同じく、悪人の才能花を刈る係。卑怯な性格で、勝利の為なら手段を選ばない。世界征服を目論み、仲間2人と共に天上オリンピアに出場。ヘビオカーンを捕らえ、自分たちの傷をの治すように強要するが、拒絶される。テンテン、デモモ、ハンドボールのサイダネを飲んだヒデユキの連携技で投げ飛ばされた上、竜巻に巻き込まれた。世界征服を企んでいた為、最終的に挙げ句エンマから地獄のフルコースのお仕置きを受けた。

ミスト

ザタンの仲間の1人で、彼と共に天上オリンピアに出場した悪魔。ザタン、もう1人の仲間と共にテンテン、デモモ、ヒデユキの連携技で竜巻に巻き込まれ、地獄のフルコースを味わわされた。

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