花さか天使テンテンくん(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『花さか天使テンテンくん』とは、小栗かずまたによって1997年から2000年まで『週刊少年ジャンプ』で連載された漫画、及びそれを原作とするメディアミックス作品である。何の才能も持たずに生まれた桜ヒデユキの前に天使のテンテンが現れ、彼に与えられるはずだった才能の種「サイダネ」を探すことになる。マイペースなテンテンと優しいヒデユキという凸凹コンビによるヒデユキの才能探しを軸に、人間のみならず天使や悪魔を含めたキャラクターたちとの交流を描く。

知の天使ベンテン(上)と、ジャック(下)。

人間に知識を与えるのが主な役目。

愛の天使

人間のカップルを作り出すのが役目。

力の天使

事故現場などで、救助や避難の手助けをする。

運の天使

運を操るなどする。

堕天使

天使の仕事を放棄したいわば「不良の天使」。目の下に隈ができ、天印も消えている。天の里で暮らす天使たちを襲撃し、金品などを奪う。天使アイテムを悪用する者もいる。

天使の輪

天使の頭上に浮いている輪。活動に必要な「天力」を送る他、天の国の通行許可証ともなっている。テンテンはヒデユキの才能が見つかるまで天使の輪を外されてしまった。

天力(てんりょく)

天使の生命エネルギー。天使の体を包み、暑さや寒さを感じさせない。天使の輪から補充されるもので、長期間輪を外されると天力が底をついてしまう。神によって補充が可能。

地獄

悪魔や鬼が暮らす世界。かつて天の国と対立していたが、平和の使者により和解をした経緯がある。灼熱の谷など、過酷な場所が多い。

悪魔

悪魔は、地獄の住民。天使が結び付けたカップルを別れさせる他、悪人の才能花を刈り取るなど、役割が天使と対になっている。天使とは違い天力がないため、暑さ、寒さは感じる。

天使のアイテム

サイダネ

ヒデユキはサイダネ(右コマ、及び左コマ下部)ではなく、梅干しの種を与えられてしまった。

誕生前の人間が、神から授けられる才能の種。種類は非常に豊富で、ヒデユキの部屋を覆いつくすほど。中には「ブリッジをしたまま走る」、「鼻からピーナッツを飛ばす」という下らない才能や、悪事の才能もある。初めは種の状態で各人の頭にあり、努力を重ねることで成長。最終的には「才能花」という花を咲かせる。世間で活躍するのは皆サイダネを花にまで成長させた人々である。
非常に稀だが「珠玉のサイダネ」と呼ばれるものもあり、このサイダネを持つ者は特に優れた能力を発揮する。歴史上に名を残す偉人の多くは、珠玉のサイダネを持っていたとされる。テンテン曰く、「どの才能を与えられるかは運」らしい。
持ち主の近くで光る性質があるが、半人前のテンテンには判別できなかった。
既にサイダネを持つ体に別のサイダネが入ると激しい腹痛に襲われ、便として排出される。読み切り版では、自分に合わない才能を飲むと下痢になる設定だった。テンテン曰く「サイダネ」という名称は「業界用語」。

才能花(さいのうか)

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