花さか天使テンテンくん(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『花さか天使テンテンくん』とは、小栗かずまたによって1997年から2000年まで『週刊少年ジャンプ』で連載された漫画、及びそれを原作とするメディアミックス作品である。何の才能も持たずに生まれた桜ヒデユキの前に天使のテンテンが現れ、彼に与えられるはずだった才能の種「サイダネ」を探すことになる。マイペースなテンテンと優しいヒデユキという凸凹コンビによるヒデユキの才能探しを軸に、人間のみならず天使や悪魔を含めたキャラクターたちとの交流を描く。

桜ヒデユキ(さくら ヒデユキ)

CV:摩味

もう1人の主人公。登場時4年生だったが、本編で5年生に進級した。
誕生の際、サイダネの代わりに梅干しの種を与えられてしまった。その為得意なことが何もなく、尋常ではない梅干し好き。テンテンとの出会いが元で、才能探しを始めることとなる。自分に何の才能も与えられていないことにショックを受けるが、サイダネ探しに躍起になることもなくマイペースに探している。
優しい性格で、相手が悪魔であっても親身に相談に乗る、見捨てずに助けることがある。自分とは無関係な人物を救うためにサイダネを使う描写も多い。テンテンのことを「性格が悪い」と認識しつつ彼に友情を抱いており、1度テンテンの性格が反転した時は一緒に遊んでくれなくなったことに寂しさを感じていた。
読書好きで、最終回で大臣から「小説家の才能がある」と言われ小説家のサイダネを与えられた。テンテンと涙ながらに別れるも、小説家も本当の才能ではなかったため、再び彼と生活することになった。
12年後、かつて助けた男性が編集長を務める出版社に就職した。

天使

キューピ

CV:石橋千恵

「愛」の天使で、かつてはテンテンの恋人だった。「天愛弓(てんあいきゅう)」というアイテムで男女をカップルにするのが役目。
不良を毛嫌いしており、髪の毛がカールしてしまったテンテンを「パーマを当てた不良」と認識し、フッてしまう。「真面目だった」頃のテンテンを好きだったと言っているが、本当に交際していたのかと疑いたくなるほど彼に冷たい。
天井オリンピアで優勝したテンテンの願いで彼と結婚するものの、だらしのない生活を続けるテンテンに愛想をつかし離婚した。「知」の天使ピーノに好意を持つ。

ジャック

CV:高橋広樹

「知」の天使の1人。天使の体調不良や怪我の治療を行う「奇跡の医師」。昔は運動神経に優れ「マッスルジャック」と呼ばれるほど運動が得意だったが、数々の難病が元でことあるごとに吐血するほど病弱になってしまった。医者になったのは、自身の病気を治すために勉学に励んだのがきっかけ。
外見と名前の由来は、手塚治虫の医療漫画『ブラック・ジャック』の主人公ブラック・ジャック。

ベンテン

CV:浅川悠

「知」の天使の1人。天の国小学校での成績はオール5だった。「天辞苑」というアイテムを使い、人間に知恵を吹き込む。しかし、「どちらのスーパーの方が肉が安いか」など所帯じみた情報が多く、テンテンたちから「地味」と言われた。テンテンと関わるとろくな思い出がない。影が薄く、再会時ヒデユキから中々名前を思い出してもらえなかった。

フクジン

CV:松尾銀三

「運」の天使の1人。福の神を思わせる風貌をしている。一生に1度だけ訪れる「福来日」にヒデユキの願いを3つ叶えるため、彼の前に現れた。基本的には温厚だが、激しい暴行を受けたり、馬鹿にされたりすると凄まじい形相となって怒り狂い、暴走する。

オニタロー

「運」の天使の1人。パンチパーマと八重歯という風貌で、鬼を思わせる容姿だが気弱な性格をしている。

ユキノスケ

雪だるまのような見た目をしている。天使たちに手紙を届けるのが役目。見かけによらず熱い性格の主。語尾に「ゴワス」とつけて話す。

ピーノ

「知」の天使。堕天使たちを率いる兄ルキーノを止めるべく、堕天使化したふりをしていた。真面目な美少年タイプで、キューピに好意を持たれている。爬虫類が大の苦手。

ルキーノ

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