高山一実(乃木坂46)の名言・迷言・発言まとめ

高山一実は日本のアイドルグループ「乃木坂46」の第1期メンバー。デビュー・シングル『ぐるぐるカーテン』から卒業シングルである『君に叱られた』まで全て選抜入りしている。この28枚連続選抜入りは秋元真夏と並んで最長記録である。思いやりの気持ちに長けた誰からも愛されるメンバーであり、グループのムードメーカー的な存在でもあった。また乃木坂46内で一番の美脚と評されていた。2021年11月21日、乃木坂46を卒業。卒業後は女優や、クイズ番組のMCとして活躍している。

「『君の名は希望』について:曲を聴いて『この曲で八福神に選ばれたかった』と思ったんです」

まず曲を聴いて「この曲で八福神に選ばれたかった」と思ったんです。すごくいい曲だから、自分なりの表現でこの曲に色を付けたいなって。PVも含めて、私はすごい好きですね。めっちゃいろんな人に観てほしいですし。これは私の夢ですけど、この曲を卒業式で歌いたいという人が出てきてくれたらうれしいなって。アンジェラ・アキさんの「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」やいきものがかりさんの「YELL」みたいな。私、高校の音楽の授業でAKB48さんの「桜の栞」を合唱したことがあるんですけど、「君の名は希望」もそんなふうになってくれたらいいなって思います。
(2012年4月8日『音楽ナタリー』)

『君の名は希望』は乃木坂46の5枚目のシングル。ファンの間でも「神曲」と言われた程に名曲としての評判が高い。

「『ここじゃないどこか』について:あの景色は、もう絶対忘れられないなと思います」

やっぱり神宮球場のライブがすごく印象に残ってますね。まだライブ前半で生ちゃんが登場する前、生駒ちゃんと(星野)みなみと生ちゃん3人のユニット曲「ここじゃないどこか」で、生ちゃんの代わりに私がセンターで登場させていただいて(笑)。あれは本当に、生ちゃんが休業してくれたからできたことで(笑)、感謝してるとか言ったら申し訳ないですけど。あの曲で私がセンターに立つというのは、最初から決まってたわけじゃないんですよ。夏のツアーのMCで、「私がセンターをやります」というくだりを、どの会場でもちょっとずつ言わせてもらってたんです。そうしたら神宮球場ライブの2日前になって、私が「ここじゃないどこか」でセンターをやるというのを知らされて。あの景色は、もう絶対忘れられないなと思います。
(2015年1月6日『リアルサウンド』)

『ここじゃないどこか』は乃木坂46の4枚目のシングル『制服のマネキン』Type-Bのカップリング曲。歌唱メンバーは生田絵梨花、生駒里奈、星野みなみの3人なのだが、2014年8月30日に神宮球場で開催された「真夏の全国ツアー2014 最終公演」では休業中だった生田の代わりに高山がセンターとして出演している。ちなみにこの日のライブには生田も休業明けとしてサプライズ出演している。

「『サヨナラの意味』について:本当に杉山さんの曲が大好きなんです」

完成した曲を初めて聴いたとき、すごくいい作品に仕上がったなと思いました。もうイントロから素敵ですよね。「きっかけ」も杉山さんの作曲で、「なんていい曲なんだろう!」とレコーディングの前からずっと言っていて。本当に杉山さんの曲が大好きなんです。でも、シングルの表題曲としては過去に二度歌わせていただいてますし、しばらくそういう機会はないのかなと思っていたんですけど、意外とすぐに実現したので個人的にはすごく嬉しくて。きっとファンの人も好きなんじゃないかと思うんですよ。
(2016年11月9日『リアルサウンド』)

『サヨナラの意味』は乃木坂46の16枚目のシングルで橋本奈々未の卒業シングルでもあった。上で触れられている『きっかけ』は乃木坂46のセカンドアルバム『それぞれの椅子』全タイプに収録されていた楽曲。「杉山さん」というのは作曲家でありグループ『TANEBI』(旧名は『USAGI』)のメンバーである杉山勝彦の事。彼は『サヨナラの意味』以外にも乃木坂46のシングル曲として『制服のマネキン』、『君の名は希望』、『ごめんねFingers crossed』を提供(共作を含む)。アルバム収録曲を含むと20曲以上を提供している作曲家である。

「『夜明けまで強がらなくてもいい』について:同じ感情を抱えている人に向けて歌いたいな」

前回の「Sing Out!」が「ハッピーを共有しよう」という楽曲だったので、雰囲気がガラッと変わったなと思います。私には、楽曲の主人公である“僕”が悲しく見えました。自分にはあまりない感情だったので、重ねて歌うというよりは、同じ感情を抱えている人に向けて歌いたいなと思いました。
(2019年9月1日モデルプレス』)

『夜明けまで強がらなくてもいい』は乃木坂46の24枚目のシングル。遠藤さくらが初めてセンターを務めた曲でもある。きちんと曲を自分なりに消化して、アウトプットしていこうという姿勢が見られる発言。

「『しあわせの保護色』について:でも、それがしっくりくるんですよね」

まいやんの願望として「卒業を悲しい感じにはしたくない」というのは聞いていたので、バラードではないだろうなと予想していたんですけど、自分が思っていたよりもスローテンポだったことには驚いて。でも、それがしっくりくるんですよね。長く乃木坂46にいてくれたまいやんが、バタバタと卒業していくというよりは最後の最後までゆっくり残ってくれている感じが、すごく曲とリンクしているなと思いました。
(2020年3月25日『リアルサウンド』)

『しあわせの保護色』は乃木坂46の25枚目のシングルであり、白石麻衣の卒業シングルでもある。ここでも高山はきちん置かれた状況を加味し、楽曲の意図を自分なりに理解・消化している姿が伺える。

他のメンバーについて

「齋藤飛鳥について:飛鳥がもし乃木坂のリーダーになるような日が来るとしたらワクワクする」

高山一実です。
飛鳥は最年少で乃木坂に入ってきた。
四年一緒にいて子供だなぁと思うところが多い。
子供だからか分からないけど、飛鳥明日は毒を吐く。
同じ年代のみなみが太陽だとすると飛鳥は月だ。
でも毒を吐いても乱暴な言葉を使っても飛鳥は許される。
それはなぜか。
飛鳥は人の話を聞いてすごく笑ってくれる。
私は昔からずっと「人の話を聞いて笑ってくれる人は好かれる」と思っている。
しかもその笑顔には嘘はない。
バランスがいいんだと思う。
飛鳥はダンスも歌もできる。
トークも個性的だ。
ライブとかで間違えるのを見たことがない。
私、高山が個人的に思うことだが飛鳥は一番可能性があるメンバーなんじゃないかって思う。
今は若いし、まだまだ子供だけど。
飛鳥がもし乃木坂のリーダーになるような日が来るとしたらワクワクする。
私はいつかそのリーダー像を見てみたい。
(2015年8月9日:日本ガイシホール)

2015年8月5日~8月31日まで開催された「乃木坂46 真夏の全国ツアー2015」では、開演前に各メンバーをフューチャーしたオープニング映像が流された。2015年8月9日、日本ガイシホールにおいては、齋藤飛鳥をフューチャー。VTRで高山が飛鳥について語ったのが上の内容である。「飛鳥がもし乃木坂のリーダーになるような日が来るとしたらワクワクする。私はいつかそのリーダー像を見てみたい」と語られているが、その夢は叶ったのではないだろうか。

「井上小百合について:さゆにゃんの見た目も声も、めっちゃ可愛くて普段から大好きです!」

さゆにゃんへ
さゆにゃん、この前はトモダチャンスで私を選んでくれてありがとうございました!!!
本当にめっちゃ嬉しかった~。
びっくりしたよ!!
房総に来たいと言ってくれてすごく嬉しかったので、トモダチャンスのご褒美としては無理だったけど、プライベートで是非一緒に行こうね。
よく「〇〇行こうね~」みたいになって結局行かないってことあるけれど、これは本当に行こうね!!
乃木坂にいる間は、なかなかスケジュールが合わないかもしれないけど、、、笑
じょしらくも同じチームでとても助かりました。
さゆにゃんの見た目も声も、めっちゃ可愛くて普段から大好きです!
しかも演技も上手いんだから本当にすごいよなぁ…
私はなかなか稽古に出れなかったり、本当に不安で前日、車で泣いてしまってごめんなさい。
最後までチーム「く」として支えてくれてありがとう!
楽屋の席もずっと隣で楽しかったな~
さゆにゃん、いつも私のくだらない話で笑ってくれてありがとう。
これからも、その優しい笑顔で私を癒してください!!
高山と仲良くしてやってください。らぶ!!!
さゆ正義!!
高山一実
(2015年8月25日『NOGIBINGO!5』)

『NOGIBINGO!5』第7回放送「浴衣de乃木祭り」の回の「乃木坂46がパジャマで女子トークNOGIROOM」で読みあげられた高山から井上小百合への手紙。この「NOGIROOM」では毎回、メンバー間の手紙の朗読が行われていた。また朗読を行うのは手紙を書いた、あるいは手紙を送られた本人ではなく、それとは別のメンバー。上の手紙は中田花奈によって朗読されている。
上で触れられている「トモダチャンス」とは、『NOGIBINGO!5』第5回放送「クイズ THE トモダチャンス」のこと。乃木坂46のメンバーが友達になりたいメンバーを選択、その友達になりたいメンバーに関するクイズに答えていく、という企画。井上は友達になりたいメンバーとして高山を選んだ。残念ながら井上は第1問目に間違えてしまい、クイズは終了してしまった。

「生田絵梨花について:やっぱりすごいのはいくちゃん」

やっぱりすごいのはいくちゃん。大きな舞台がふたつも決まったことかな。私は高校のときに声楽を習っていて、音楽大学への進学もちょっと視野に入れていたんですね。なので『レ・ミゼラブル』のことはもちろん知っていたし、そこに出ている役者さんはどういう経歴を持った人なのかも知っていたので、そこでいくちゃんがコゼット役を務めるというのは衝撃以外のなにものでもなくて。私はあまりメンバーにLINEをするタイプじゃなくて、会ったときに直接伝えるようにしてるんですけど、あのときだけはすぐに「いくちゃん! すごいね!」って送ったんです。そうしたら「かずみん、いつもと文面が違った!」って返事が来て。興奮のあまり文章が荒ぶってたみたいです(笑)。
(2016年11月9日『リアルサウンド』)

上で触れられている生田絵梨花の大きな舞台とはミュージカル『ロミオとジュリエット』、『レ・ミゼラブル』のことである。また「私は高校のときに声楽を習っていて」と発言しているが、2013年2月18日の『乃木坂って、どこ?』第71回「2月生まれメンバー生誕祭!」では、中学時代にピアノの伴奏で声楽を披露する高山の姿が放送されている。

「橋本奈々未について:選抜メンバーの中で一緒にプライベートでもご飯を食べる相手」

ななみんは唯一、私が選抜メンバーの中で一緒にプライベートでもご飯を食べる相手。なのでこれまでいろんな話をしてきました。卒業を考えているだろうな、というのは薄々感じていたので、本人から報告を受けた時、びっくりというよりは、ついにこの時が来たんだなという感じでした。
私が小学生の頃はモーニング娘。さんをテレビでよく見て、子どもたちがミニモニ。を一緒に踊ってという感じで、まさに国民的アイドルでした。メンバーの名前をみんなが知っていた。でも今の乃木坂46はまだそこまでではなくて、やっと名前を覚えてもらえるメンバーが増えてきたところだと思うんです。乃木坂46を知らなかった人も生駒ちゃん、まいやんなら知っているよって。きっとななみんもそのうちの一人で、モーニング娘。でいうゴマキが卒業する、なっちが卒業する、そんな“何かが変わってしまう”感覚に近いのかなって思います。今までのピースが一個取れてしまうような……。悲しいけど、冷静に客観的に見ると、やっぱりそれはあって、ななみんが抜けたことによって補いきれない穴が開いてしまう、その不安はものすごくあります。でも決してマイナスの方向ばかりを見ずに、ななみんのことも素敵に送り出したいと思っています。
ななみんという存在に誰かが近づくというのは無理なことで、そこに誰か新しい子が入ってくるというのもやっぱり違うことだと思います。ななみんのファンの人が、橋本奈々未を好きで乃木坂46を応援していたとしたら、ななみんが抜けたことによって乃木坂46を好きではなくなるかもしれない。でもまず私たちは、その人たちに「乃木坂46ってやっぱり良いグループだからこれからも応援しよう」と思っていただけるように、大きな穴を小さな穴にすることを考える必要がある。ななみんは歌っている曲が多いので、ライブなどでななみんの部分を補っていく、埋めていく、この作業もきっと大変です。でもこれは私たちが超えなくてはいけない試練だなとも思っています。
(2016年11月11日『モデルプレス』)

橋本奈々未がラジオ番組『乃木坂46のオールナイトニッポン』で卒業を発表したのが2016年10月20日。上のインタビューが掲載される20日程前のことだった。橋本は高山よりも1つ年上だけれど、乃木坂46第1期メンバーの中では2人ともお姉さんグループ的な存在だった。高山の話しやすく、しかも信頼できる人柄が2人をプライベートでも食事に行ける間柄にしたのかも知れない。

「西野七瀬について:なぁちゃんと喋っている自分は、常に笑っている気がします」

なぁちゃんへ
毎日のように会っているのに、こうして改まって手紙を書くのは何だか不思議な感じです。
しかもみんなにこれを聞かれているのですよね!
ますます何を書いていいのか悩みます。
日頃、なぁちゃんに感謝していること、たくさんあって、、、
でもここに書いて公にされるのはちょっぴり恥ずかしいのでやめますね。
いつか直接伝えます。
なぁちゃんとのエピソードを1つ。
結構前のことですが、私のライブのセトリ用紙に、きもちわるいおじさんの絵を書いたのを覚えていますか?
実はあの顔が今でも時々頭に浮かんできます。笑
また新たなおじさん、もしくはおばさんの絵を描いてください。
なぁちゃんと喋っている自分は、常に笑っている気がします。
楽しいです。
曲がったことが嫌いな、嘘をつかない、さばさばとした性格も好きです。
これからもたくさん笑って、楽しい思い出を作っていけたらうれしいなあ。。。
いつもありがとう
なぁちゃんの顔になりたいよ~
高山一実
(2016年11月29日『NOGIBINGO!7』)

『NOGIBINGO!7』第回放送「あなたのムフフ叶えます! 妄想リクエストSeason7」の回の「乃木坂46がパジャマで女子トークNOGIROOM」で読みあげられた高山から西野七瀬への手紙。この「NOGIROOM」では毎回、メンバー間の手紙の朗読が行われていた。また朗読を行うのは手紙を書いた、あるいは手紙を送られた本人ではなく、それとは別のメンバー。上の手紙は新内眞衣によって朗読されている。
高山と特に仲が良かったのが西野。2人の仲の良さはファンの間でも有名だった。

「秋元真夏について:共通点と言えば、首がないことですかね(笑)」

共通点と言えば、首がないことですかね(笑)。2人のイメージはないって言われるんですけど、実は真夏とよく話します。しかも「おはよう」とかちょっとした挨拶程度ではなくて、仕事の話とかもたくさん。真夏って話しやすい雰囲気があるんです。
乃木坂46だと確かに私たちがバラエティによく出させていただくことが多くて。他のグループはどうなのかわからないんですけど、そういう時ってあの子に負けないようにしようとか、今回は私じゃなくてあの子なんだとか、そういうことを思うグループもあるのかなって思うんですけど、私たちには全くそういうことがない。私も真夏も「次あの番組だよね?頑張ってね」みたいな感じで応援しあっているんです。
これでもし真夏がすごい勝ち気な性格で、かずみんと同じバラエティなんて出たくない、かずみんの席は全部乗っ取ってやるみたいな性格だったら、私はすごい嫌だなって思っちゃうだろうし、こんな人とユニット組むのが嫌だなとか思っちゃいますけど(笑)、そこはお互いに同じように思っているのでよかったです。
(2017年6月2日『モデルプレス』)

上で触れられている2人の共通点「首がないこと」は時々テレビ番組等でいじられることも多かった。お互いに話しやすく、信頼し合える人柄の2人なので、仲が良いことも頷ける間柄に思える。

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