高山一実（乃木坂46）の名言・迷言・発言まとめ

高山一実（たかやまかずみ）の概要

高山一実は日本のアイドルグループ「乃木坂46」の第1期メンバー。
デビュー・シングル『ぐるぐるカーテン』から卒業シングルである『君に叱られた』まで全て選抜入りしている。この28枚連続選抜入りは秋元真夏と並んで最長記録である。またデビュー曲からの28作連続は高山だけの記録である。
思いやりの気持ちに長けた誰からも愛されるメンバーであり、飾らない性格や、常に周りを明るくするその性格はグループのムードメーカー的な存在でもあった。
特徴のある声をしているが、これは元々が低い声なのを隠すために裏声を使っているため。また活舌の悪さは自他共に認めるところである。
2021年7月22日、YouTubeチャンネル『乃木坂配信中』で、翌3日ではオフィシャルブログで乃木坂46からの卒業を発表。同年9月8日～9日に開催予定だった東京ドームでのコンサートをもってグループから卒業する予定だったが、コロナ禍の影響でコンサートが中止。同年11月21日、東京ドームで開催された「乃木坂46 真夏の全国ツアー2021 FINAL！」をもってグループから卒業。
卒業後は女優や、クイズ番組のMCとして活躍している。

アイドルについて

「アイドルってとても幅広いジャンルなんだなって」

私は元々歌番組がすごく好きで、「昭和の名曲集」みたいに過去を振り返る番組をよく観てたんです。そこで初めて百恵ちゃんを観て、カッコいいと思ってネットでいろいろ調べていくうちに、どんどん好きになりました。
で、うちはお父さんもお母さんも明菜ちゃんファンだったので、自然と明菜ちゃんの曲にも触れていて。それと、私は学校の選択授業で音楽を選んでたんですけど、課題曲で聖子ちゃんの「SWEET MEMORIES」を歌うことになって、そこからいろいろ調べて聖子ちゃんにハマっていきました。
私、歌だけじゃなくてトーク……百恵ちゃんが出演したラジオの音源も聴いたんですけど……。
百恵ちゃんって言葉遣いがとても素晴らしくて。私と同い歳くらいのときでもしっかりした言葉遣いですし、コンサートのMCもしっかりしてるし。でも、インタビューになると幼くてかわいい一面もあるんですよ。歌ってるときも喋ってるときもすごく雰囲気があって、カッコいいなって常に思ってます。
当時の百恵ちゃんはアイドルだったかもしれないけど、今のアイドルとはまた違うと思うし。そういう意味ではアイドルってとても幅広いジャンルなんだなって思いますね。
私が好きな昭和のアイドルの皆さんは今のアイドルみたいな激しいダンスをしなかったので、そこでの表現の難しさに悩んで。今のアイドルはトーク力も求められるし、バラエティ番組に出演する機会が多いし。特に大人数のグループだと1人ひとりが個性を出すことが求められるし、かといって1人だけ違いすぎてもダメだと思うし。そのバランスを取るのが難しかったです。
（2012年4月26日『音楽ナタリー』）

自他共に認めるアイドルファン、特に山口百恵ファンである高山一実。但し近視眼になることなく、当時と現在自分が置かれているアイドル像についての相異についても冷静に分析している辺りが高山らしいのかも知れない。

「そういうことをしてもらったら楽しいんじゃないかなと思って」

乃木坂46のライブでは、サインボールを客席に向かってたくさん投げたりとか、花道で客席の近くまで行ったりするんです。そういう時に、メンバーの名前の入ったタオルとかを持っててくださったら、指差しをしたりするようにしています。私は乃木坂46に入る前からアイドルがめっちゃ好きだったので、自分が初めてライブに行ってわからない曲があったりしても、そういうことをしてもらったら楽しいんじゃないかなと思って。
（2015年1月6日『リアルサウンド』）

熱烈なアイドルファンであったがために、立場が逆転し自分が与える側になった時、一体どんなことが出来るのか。単なるムードメーカー的存在ではなく、きちんと理知的に物事を俯瞰できる高山の姿を垣間見ることができる。

「きっと乃木坂46の『透明な色』にも、そういう方がいてくれるんじゃないかと」

乃木坂46の楽曲を知ってはいるけど、なかなかシングルを揃えるまではいかない方もいらっしゃると思うんです。そういう方が試しに聴いてみて、好きになってもらえるのも嬉しいですね。私はモーニング娘。さんがすごく好きで、それが乃木坂46に入ろうと思ったきっかけでもあるんですけど。小学生の時にもモーニング娘。さんは好きだったんですけど、それからしばらく経ってモーニング娘。さんのプラチナ期と呼ばれる時代に、『ALL SINGLES COMPLETE 〜10th ANNIVERSARY〜』というアルバムを買って、そこでドハマりしたんです。この曲知らなかったけどこんないい曲もあるんだ、と思ってハマっていきました。きっと乃木坂46の『透明な色』にも、そういう方がいてくれるんじゃないかと信じています。
（2015年1月7日『リアルサウンド』）

2015年1月7日にリリースされた乃木坂46のデビューアルバム『透明な色』に合わせて行われたインタビューから。自身の経験と重ねてファンの心理を思いやる高山からは純粋なサービス精神を感じることができる。

オーディションについて

「性格や根本的なものが百恵ちゃんとは違うので（笑）」

今の時代、AKB48さんがすごく注目を浴びていて、すごく人気もあるじゃないですか。でも私は「山口百恵さんみたいなアイドルが今の時代にいちゃいけないのかな？」って思っていて。例えば、AKB48さんみたいなグループの中に山口百恵さんみたいな人が1人でもいたら、また違うのかなって。だから、「もし自分がアイドルになったら、百恵ちゃんみたいになりたいな」って思って、合格するとは思わずにオーディションを受けたんです。でも、性格や根本的なものが百恵ちゃんとは違うので（笑）、本当に受かるとは思ってなかったんですよ。
（2012年4月26日『音楽ナタリー』）

山口百恵の熱狂的なファンである高山の、ちょっとした自虐が入った発言。面白可笑しく発言しているが、心中はやはり悔しさもあったのではと想像できる。

面白発言

「アメイジング！」

アメイジング！
2012年6月23日『アメイジング・スパイダーマン』ワールドプレミアとのコラボ企画
（2012年10月1日『乃木坂って、どこ？』）

高山といえば「アメイジング！」と思われるように、彼女の代表作となったギャグ的な発言。元々は2012年6月23日、映画『アメイジング・スパイダーマン』ワールドプレミアとのコラボ企画として行われた24時間のLIVE特番で生まれたギャグ。
これが広く世間に認知されたのは2012年10月1日に放送された『乃木坂って、どこ？』第52回「1年前の最終オーディション秘蔵映像」でのこと。番組1周年記念として1年前を振り返るということで、この1年で変わったメンバーが取り上げられた。その中で高山はMCバナナマンから「高山、喋り方が（1年前と）変わった」と指摘され、「えーー！……アメイジング！」と両手を広げて叫んだのがきっかけ。

「ポジピース！」

ポジピース！
（2012年12月24日『乃木坂って、どこ？』）

高山が「アメイジング！」に続くギャグとして考案したもの。『乃木坂って、どこ？』第64回「乃木坂46サンタが子供達のもとへサプライズ訪問」の中でテレビ初登場した。この回は乃木坂46がサンタクロースになって子供達の元を訪ねるという企画だったのだが、某保育園を訪ねた際に高山の「アメイジング！」が園内で流行っていることが判明。そのVTRを見たMCバナナマン設楽から「他、もっとないの？」と質問された際に「あとポジピースとか」と答えたのが最初。

「イイトコ～！」

イイトコ～！
（2015年7月13日『乃木坂工事中』）

『乃木坂工事中』第12回放送「12thシングルヒット祈願 / 太陽の下で100本ノック」の中で発せられたセリフ。番組後半の企画「メンバーの学生時代の『部活』エピソードを掘り下げる」の中で、剣道部だった高山が「（剣道の試合の審判）3人の内の1人（の旗）があがる時があるんですよ。でも後の2人がダメって時。でも（審判が）悩む時もあるんですよ。その時はもう（技が決まっているじゃないか！の意味で）『イイトコ～！』と審判にアピールするんです」という意味合いで発していたとのこと。ちなみに高山を推しメンとしていた伊藤かりんは、自分のブログで開催していた「2015年度流行語大賞」にこの「イイトコ～！」を選んでいた。

「猛暑はもうしょうがない」

猛暑はもうしょうがない。
（2015年8月17日『乃木坂工事中』）
『乃木坂工事中』第17回放送「桜井玲香のアイドル女子会」で発せられたオヤジギャク。この放送で高山は「まだ（誰も）1回も聞いたことがないダジャレをいうことができる」と豪語。そのダジャレが「猛暑はもうしょうがない」だった。