ひまわりっ 〜健一レジェンド〜(東村アキコ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ひまわりっ~健一レジェンド~』とは東村アキコにより『モーニング』にて2006年から2020年まで連載された漫画作品である。2020年には実写ドラマ化された。宮崎を舞台に、会社員として働く林アキコが漫画家になる夢を叶えるために奮闘する様を描いている。アキコの父親、健一の破天荒な言動に、彼女を含め周囲は振り回されていくことになる。夢のために奮闘するアキコと破天荒な父親とのやり取りに加え、アキコの恋心の行方やと恋のライバルとのバトルなどが詰め込まれたギャグ漫画である。

ウイング関

アキコと近藤が東京で出会った漫画家。三国志をテーマにしたBL作品で有名。なんにでも三国志で例えるほど三国志を愛している。初恋の人は関羽。「キエェェェェ!」などの叫び声をあげる癖がある。声も大きく挙動不審で、アキコがたしなめる場面もある。近藤とユニットを組んで「古川うなぎ」というペンネームで漫画を描き始めた。

久我(くが)

「古川うなぎ」の担当編集者。さわやかで常識的なキャラクターである。「古川うなぎ」をきちんと女性として扱い、漫画を売り出すことに一生懸命である。近藤とウイング関の双方から恋心を抱かれる。

『ひまわりっ 〜健一レジェンド〜』の用語

南九州テレホン

ICT企業。沖縄にも支店を持つ。

南国グリーンサービス

植物を扱う会社。契約した企業に植物を届け定期的に管理している。南九州テレホンの社員から、植物に関する相談を受けることもある。

パイナップル銀行

南九州テレホンの近所にある銀行。受付は美人が多い。省略して「パイ銀」と呼ばれることもある。

フルーツコウモリ

アキコが「徳永アキコ」というペンネームで描いた処女作。いきなり少女漫画雑誌に掲載が決まった。

フェイジョア

フトモモ科。果実は食用になる。トロピカルフルーツ好きの健一が一時期熱中するが、すぐに飽きた。アキコがその世話を引き継いだ。

ドラゴンフルーツ

サボテン科ヒモサボテン属。健一が食べて興味を持ち育て始めた。最終的には健一2号が育てることとなった。

『ひまわりっ 〜健一レジェンド〜』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

日高なのはが男性にアプローチをかける理由

「知り合った男性はすべて自分のことが好きにならないと気が済まない」「好きにさせるためなら、骨折までならOK」と述べているなのは。これは彼女の恋愛観が独特であることが分かるセリフである。なのはがくるみやシゲ子に、なぜ男性に対してそのようにアプローチをかけるのかを問われたことに対する返答で、なのはがどういう人物でどういう価値観を持っているのかが瞬時に理解できる。相手が、取り繕う必要のない女性であったから、なのはの正直な気持ちであると考えられる。たとえ自分が好意を持っていない相手でも、その相手からは好かれたい、そのためだったら怪我をすることもいとわないというなのはの強い意志が表されている。

林健一のカレーの盛り付け方が独特

出典: buzz-manga.blog.jp

林健一のカレーの盛り付け方

健一による健一レジェンドはいくつかあるが、これは林家の家族に衝撃を与えたシーンである。皿の半分にご飯をよそったタクマ。その皿を受け取った健一は、ご飯の上にカレーをよそったのである。したがって、左半分は何もない空間となった。家族はこのことをおかしいと訴えるが、健一には何がおかしいのか理解できなかったのだ。

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