ひまわりっ 〜健一レジェンド〜(東村アキコ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ひまわりっ~健一レジェンド~』とは東村アキコにより『モーニング』にて2006年から2020年まで連載された漫画作品である。2020年には実写ドラマ化された。宮崎を舞台に、会社員として働く林アキコが漫画家になる夢を叶えるために奮闘する様を描いている。アキコの父親、健一の破天荒な言動に、彼女を含め周囲は振り回されていくことになる。夢のために奮闘するアキコと破天荒な父親とのやり取りに加え、アキコの恋心の行方やと恋のライバルとのバトルなどが詰め込まれたギャグ漫画である。

「南国グリーンサービス」の社員。健一2号の先輩にあたる。前歯がないのは、若いころにシンナーをやりすぎて前歯が溶けてしまったから。既婚者。子だくさんで「南国グリーンサービスの山田隆夫」と呼ばれている。アキコへ思いを寄せながらも動くことのできない健一2号に恋のアドバイスをする。また、アキコと健一2号の再会を邪魔しようとしていたなのはの足止めをしたりと、健一2号に協力的だった。

パイナップル銀行関係者

ハルオ

出典: twitter.com

「南九州テレホン」の押川主任の甥。34歳独身。いつもさわやかな笑顔を浮かべている。健一2号が天然ボケから一万円札を食べたときも笑い飛ばしていた。あまり人の話を聞かず思い込みで動いたりする。

村木さん(むらきさん)

40歳、独身。パイナップル銀行の銀行員でハルオの先輩にあたる。アキコやハルオが参加した合コンに参加していた。

絵画教室の生徒たち

部長(ぶちょう)

美術教室でアキコが教えていた生徒。教室に通っていたころは、私立講談女子高等学校、漫画研究部の部長だった。メガネ和工堂の社長令嬢。アニメオタクで『湯けむり天使Mixベリー』のコスプレをする。高校を卒業後は、宮崎県の国立大学に進学した。そこで、漫画研究部に入部する。大学の漫画研究部は男子学生ばかりで、入部直後の部長は緊張していたが、男子部員がコスプレをして緊張を和らげた。

近藤(こんどう)

美術教室の生徒でアキコが教えていた。美術教室に通っていたときは、私立講談女子高等学校の漫画研究部の副部長だった。しゃべり方が独特で「~ナリ」や「ふへっ!」などどいう言葉遣いをする。いつもハブラシをくわえている。周囲からは「副部長」とか「ハブラシ」と呼ばれている。実家が貧しいため進学をあきらめ、高校卒業後は画材店でアルバイトをしながらアキコのアシスタントをしていた。アキコが上京する際は一緒についてきた。上京後は、ウイング関との出会いをきっかけに漫画家を目指すようになる。近藤とウイング関の共同ペンネームは「古川うなぎ」。

その他

興梠桐子(こおろぎきりこ)

健一2号の妹。はっきりと物を言う性格で兄とは正反対である。

ゆっこ

桐子の友人。部長や副部長と同じ漫画研究部に所属している。

宮本(みやもと)

アキコの同級生。小学校から中学まで一緒だった。健一のことを「おじちゃん」と呼んでいる。

今村(いまむら)

タクマの親友。「今村整骨院」の息子。タクマとは大学は別だが、帰省した時に会っている。

比嘉エリカ(ひがえりか)

「南九州テレホン」那覇支店に勤める比嘉の娘。ロックと椎名林檎を愛しており、父親から非常に心配されている。

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