阿伏兎(銀魂)の徹底解説・考察まとめ
阿伏兎(あぶと)とは、SF時代劇風少年漫画『銀魂』(ぎんたま)の登場人物で、宇宙海賊春雨の第七師団の副団長を務める人物。
夜兎と呼ばれる種族の天人(宇宙人)で、種族の特徴でもある高い戦闘能力を持つ。第七師団の団長である神威とは彼が子供の頃からの付き合いで、年下ながら優れた戦士である彼を部下として支えている。種族的に好戦的な夜兎の中にあって比較的理知的な性格で、同胞に対しては甘さを見せる。『銀魂』では珍しくギャグ的な活躍の少ないキャラだが、その反動かスピンオフではイジられキャラとなっている。
鳳仙(銀魂)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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鳳仙(ほうせん)とは、SF時代劇風少年漫画『銀魂』(ぎんたま)の登場人物で、夜王の異名と共に吉原桃源郷に君臨する楼主。地球人ではなく夜兎という異星の戦闘民族の出身で、老いてなお恐るべき力を持つ。
かつては宇宙海賊春雨の第七師団を率いて暴れ回り、これを引退してからは地球の吉原桃源郷を力で牛耳り支配する。夜兎特有の弱点である日光を毛嫌いすると同時に強く憧れ、太陽のような優しさを持つ日輪太夫に固執し、これを手元に留めるべく監禁。日輪を解放せんとする主人公坂田銀時らと熾烈な戦いを繰り転げた。
阿伏兎(銀魂)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
「固いこというなよ、たかがクイズじゃねーか」
新八と神楽を相手取り、その実力と経験の差から2人を圧倒する阿伏兎。戦いの中で興に乗った彼は、彼らにこんなことを語りかける。
「さて問題だ。倒す拳と殺す拳、一体どちらが重いかな…」
「正解は殺す蹴りだ。腕力よりも脚力の方が遥かに強いからな。
え?サギだって?固いこというなよ、たかがクイズじゃねーか」
言いながら実際に蹴りつけており、阿伏兎の茶目っ気のあるキャラクター性がよく表れたセリフとなっている。
「人生は重要な選択肢の連続だ」
中途半端にいたぶられたことで、神楽は夜兎の本能を暴走させて潜在能力を解放。阿伏兎は一方的に叩きのめされ、トドメを刺される寸前で「神楽に人殺しをさせるわけにはいかない」とした新八が彼女を止めたことで命拾いする。自分の甘さが敗北を招いたことを悟った阿伏兎は、どこまでも甘い戦い方しかできない新八と神楽に自らの失敗からの助言を送る。
「人生は重要な選択肢の連続だ。
お前さん達は甘い選択肢でどこまでいけるかやってみるがいい。
言っただろう、俺は共食い(※)は嫌いなんだ」
※夜兎同士の殺し合いのこと
自身もどこまでも甘い阿伏兎が、それゆえに敗れた直後の言葉だからこそ意味も重みもある名セリフ。直後に阿伏兎は「敗者の習い」として高層ビル並みの高さのある楼閣から身を投げ、新八と神楽の前から姿を消す。
あまりに渋い散り様に見せかけて、実は阿伏兎はこの高さから落ちてもなお生きており、その後も物語に登場する。阿伏兎自身は本当に死ぬつもりだったらしく、生き延びてしまったことにバツの悪そうな顔をしていた。
阿伏兎(銀魂)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
吉原の戦いで退場する予定だった阿伏兎
新八と神楽に敗れた後、カッコいいセリフを残して楼閣から身を投げた阿伏兎。後に彼は死んでいなかったことが明らかとなり、本人ですらも「あれで死なないなんてカッコ悪い」とぼやいていた。
実はこの時、作者の空知英秋は阿伏兎を本当に退場させるつもりでいた。しかし神威をこれからも活躍させていくにあたり、副官的な立場の人物がいた方がキャラクターを動かしやすいと判断し、急遽退場させる予定だった阿伏兎を生きていることにしたという。
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