ロロ・ランペルージ（コードギアス）とは【徹底解説・考察まとめ】

ロロ「確かに、僕は兄さんに使われていただけなのかもしれない…でも、あの時間だけは…本物だった！」

ロロ「僕はずっと、誰かの道具だった……。僕は、嚮団の道具で……その次は、兄さんの……
確かに、僕は兄さんに使われていただけなのかもしれない……
でも、あの時間だけは……本物だった！
あの思い出のおかげで、ようやく僕は……人間になれた……！
だから、もう……！
僕は……僕は……道具じゃ、ないっ！
これは……僕の、意志なんだからっ！！」
ゼロの正体がブリタニア人であることを知った黒の騎士団の幹部たちは、これまでの彼の不可解な行動が自分たちを陥れるためのものだったと判断し、ルルーシュの抹殺を企てる。この際、ロロは独断で蜃気楼を奪ってルルーシュの身柄を確保し、彼と共にその場を脱出した。
ロロを心配するルルーシュを、ロロはそれでも聞く耳を持たず、死の危険を顧みずにギアスを連発している様子。

ロロの最期

ルルーシュ 「ロロ、どうして俺を助けた？俺はお前を……」
ロロ 「兄さんは、嘘つきだから……」
ルルーシュ 「えっ？」
ロロ 「嘘……だよね？僕を、殺そうとしたなんて……僕が、嫌い……なんて……」
ルルーシュ 「そうか……すっかり見抜かれてるな……流石は俺の弟だ」
ロロは黒の騎士団とブリタニア軍からなる多数の敵を撃退し、ルルーシュを逃がすことに成功する。しかし、自分自身がギアスを広範囲に使用し続けたため、身体に大きな負担がかかり、瀕死の状態に陥ってしまう。
ずっとロロを殺そうと思っていたルルーシュが最後にはロロのために嘘をついた。最後まで嘘を付き続けたルルーシュと最後まで兄を信じたロロ。ルルーシュはそんなロロを弟として認め、彼に対して最後まで嘘を言い続けたことを後悔しつつ、丁重に埋葬した

ロロ・ランペルージの裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話

視聴者からの呼称は「ロロ雑巾」

第4話におけるルルーシュの「ナナリーの居場所を奪い取った偽者め…散々使い倒して、ボロ雑巾の様に捨ててやる！」といった発言から、ロロは視聴者から「ロロ雑巾」というあだ名が付けられてしまった。
ルルーシュは、最愛の妹であるナナリーを失っただけでなく、父であるシャルルの目的のためにC.C.を誘き寄せる囮として利用されるという屈辱的な状況に置かれていた。このような鬱憤や怒りがルルーシュにはあり、それをブリタニアの工作員である身近な敵であるロロにぶつけていた。ただ、「居場所を奪われた」という表現からは、本来は妹に向けるべき愛情をロロが奪っていることへの怒りがある。ルルーシュが「ボロ雑巾」という極めて庶民的な言葉をキレッキレのゼロ口調で発することによるギャップと萌えにつながっている。
Blu-rayDVD第2巻の初回盤限定特典には「ロロぞうきん」という名のギアスマークが書かれた雑巾が実際に付属した。外袋にロロが描かれ「大事につかってね」というセリフがついている。