桜井玲香(乃木坂46)の名言・迷言・発言まとめ

桜井玲香は日本のアイドルグループ「乃木坂46」の第1期メンバー。デビュー・シングル『ぐるぐるカーテン』から卒業シングルである24枚目『夜明けまで強がらなくてもいい』まで全て選抜入りしている。他のメンバーから「ポンコツ」といじられながらも2012年6月18日初代キャプテン就任が報告され、卒業まで7年間キャプテンを務める。特にダンスと歌に定評があった。同じく第1期のメンバーである若月佑美とは非常に仲が良かった。2019年9月1日、乃木坂46を卒業。卒業後は女優として映画や舞台で活躍している。

キャプテンについて

「何で自分が選ばれたのか正直分からなくて」

私は、今年に入ってからなんですけど、キャプテンっていう立場を任せて頂くことになって、正直結成当初は私そういったリーダーシップを取れる方では無かったので、突然キャプテンに選ばれた時に、何で自分が選ばれたのか正直分からなくて。凄い戸惑うことばかりで慣れなかったんですけど、今正式にキャプテンを任せて貰って気付いたのは、こういった役割を任せて頂いたっていう事は、ちゃんと私の事を期待して下さってるんだ、っていう。それが凄く自分にとって自信に繋がってプラスになったし。こういった立場に立つ事によって1年前の私とは責任感とか自立心とか人間性が凄い成長できたと思うので、感謝してます。
(2012年8月22日『HMV&BOOKS online NEWS』)

2012年2月6日放送のテレビ番組『乃木坂って、どこ?』において桜井玲香が暫定キャプテンに就任、同年6月18日に同じく『乃木坂って、どこ?』において正式にキャプテンに就任したことが報告された。上のインタビューはまだキャプテンに就任してから日が浅い段階で行われているが、キャプテンに選ばれたことを前向きに捉え、その任務を全うしていこうという覚悟が伺える。

「そうしてあげないと、メンバーみんなの立場がなくなっちゃうから」

でも今回の件ってどれも正解なんじゃないかな。悔しいって思うのも当たり前のことだし、真夏のことを考えたら快く受け入れてあげないといけないっていうのも正しいし。ただメンバー全員が泣いちゃうと真夏が入りづらくなっちゃうし、かと言ってみんなが快く受け入れちゃうと、特にアンダーの子たちからしたら「私たちはこんなに悔しいのに、なんでそんなに笑ってられるの?」と思ってしまうかもしれない。だから私みたいに笑顔で受け入れてあげる人と同時に、佑美みたいに泣く子もいていいと思うの。そうしてあげないと、メンバーみんなの立場がなくなっちゃうから。泣いてくれるメンバーがいたからこそ救われたメンバーもいたし、これでよかったと思うよ。
(2012年12月18日『音楽ナタリー』)

上で触れられている「今回の件」というのは、乃木坂46の4枚目のシングル『制服のマネキン』の選抜発表において、それまで休業していた秋元真夏がいきなり八福神の1人として選抜メンバーに選ばれたことを指す。
「佑美みたいに泣く子もいて」の件は、若月佑美が「正直な話、あのときは悔しいなと思ってしまって。そういった感情を抑えられない自分にいら立っていたんです。自分の中の半分は『仕方ないことだ、こういう考えもあるんだ』って理解できてるのに、残りの半分はどうしても感情的になっちゃって。まず目の前にいたアンダーの子たちの顔を見て苦しくなったし、隣にいたさゆにゃんが七福神、八福神入りを目指してたことを知ってたから、それでまた感情的になって泣いてしまって……私すぐ他人に感情移入しちゃうから……」という思いから泣いてしまったことを指す。
上の桜井の発言からもわかるように、彼女はキャプテンとして、いかにバランスの取れた考え、行動を取るべきかを模索している。そういう意味でも桜井はちっともポンコツではなく、優れたキャプテンだったことが伺える。

「だからキャプテンである必要がない場面では桜井玲香いち個人として見てもらいたい」

ライブとかメンバー全員で作らなきゃいけないときはキャプテンとして行動したほうがいいかもしれないけど、やっぱり私もグループのキャプテンである前に1人のメンバーだし、1人のアイドルだから。キャプテンだからといって自分を殺して個性がどんどん薄まってくのはよくないと思うんです。ファンの方にも「キャプテンじゃなかったら、もっと違ったんじゃない?」ってよく言われるんですけど、そう言われるのって悔しいじゃないですか。私も私でアイドルとしてがんばりたいし。だからキャプテンである必要がない場面では桜井玲香いち個人として見てもらいたいと思ってます。
(2013年4月8日『音楽ナタリー』)

大所帯アイドルグループである乃木坂46において、キャプテンはたった1人しか存在しない。そんな「たった1人」のキャプテンとしての桜井玲香と、「その他のメンバー」と同じでありたい桜井玲香の狭間で悩む時期もあったはず。上の発言からはそんな悩みから一歩進んで、割り切ってアイドル活動を続けている彼女の姿勢が伺える。

「この役割はほかのメンバーには任せられない」

よく「キャプテンらしくない」って言われることが多くて。でも私は自分のことをキャプテンだと思ってるし、この役割はほかのメンバーには任せられないと思ってます。
ちゃんと自分なりに考えてるんですけど、どうしても評価はあまり高くなくて。でもいいや、私は私らしくいこうと思うんです。もう悩んでも仕方ないなって。
乃木坂は引っ張ろうとしてもついて来ないんですよ(笑)。かといって縛り付けてしまうと、メンバーのいいところが消えてしまうし。だから誰かが仕切るというよりも、野放しにしているほうがこのグループの場合はいいのかなって。そういうキャプテンがいてもいいんじゃないかと思うんです。
(2013年11月25日『音楽ナタリー』)

桜井玲香なりのキャプテン像をきちんと作り上げ、自分自身にかっちりと当てはめている姿勢が垣間見れる。自分なりのルールを作った以上、そのルールに則ることがキャプテン桜井玲香の任務なのだと自覚している。そしてそのことに自信を持っていることが伺える発言である。

「初めて言います…負けたくない!」

みんな変わってるからなぁ。
ネガティブで目立つことが苦手な子が多くて、寂しがりやで。
でも意外としっかり自分を持ってて、なんかそういう内気だったり弱いっていう自分たちが持ってるマイナスの部分をいつも変えよう変えようって常に思えてる子たち。
いろんな人生。
いろんな思い。
でも今この芸能界という世界で、全国ツアーのステージに立とうとしている。
アイドルとしては誰もが思うようなものたちの集まりではないかもしれない。
でも私たちも立たせてもらっている。
だからこそ、ここであなたに見せつけたい。
一人一人のパフォーマンス。
一人一人の笑顔。
そして乃木坂の決意。

初めて言います…負けたくない!
(2015年8月5日:ゼビオアリーナ仙台)

2015年8月5日~8月31日まで開催された「乃木坂46 真夏の全国ツアー2015」では、開演前に各メンバーをフューチャーしたオープニング映像が流された。ツアー初日である2015年8月5日及び2日目となる8月6日、ゼビオアリーナ仙台においては、キャプテンである桜井玲香が登場。上の発言は、乃木坂46のキャプテンとしての決意と覚悟を語ったもの。

「キャプテンに任命してもらったことは今でも感謝しています」

キャプテンには本当に向いていなかったですね。みなさんご存じのように「ポンコツ」って言われていたくらいだし(笑)。みんなに助けてもらいながら、なんとか務められたって感じです。でも、キャプテンじゃなかったら、こんなにアイドルを長く続けられなかったとも思っています。メンバーのこともこれほど好きにならなかっただろうし、もしかしたらもっと適当にやっていたかもしれない。だからキャプテンに任命してもらったことは今でも感謝しています。
(2019年11月19日『本がすき。』)

上の発言には多分に謙遜が含まれているように思われる。確かにキャプテンとして「ポンコツ」といじられることは多かったが、彼女の発言とこれまでの実績をみれば、少しも「ポンコツ」ではなかったことは明白。「キャプテンに任命してもらったことは今でも感謝しています」は心の底からの本音だろう。

選抜について

「もう絶対にダメだなと思っていたので」

もう絶対にダメだなと思っていたので。もう涙も、涙も、もう涙も出ません。
(2012年1月9日『乃木坂って、どこ?』)

『乃木坂って、どこ?』第14回放送「乃木坂46 デビューシングル選抜メンバー大発表!!」の中で発せられた言葉。
乃木坂46のデビュー・シングルという記念すべき選抜メンバーの発表であり、またテレビ番組『乃木坂って、どこ?』においても、初の選抜メンバー発表の放送回となった。
発表方法は後に番組で恒例となる、スタジオ等にメンバーを集めて、放送局アナウンサー、あるいは運営がメンバーの名前を読みあげる、という手法ではなく、メンバーの携帯電話に選抜に選ばれたという連絡が入る、という方法が取られた。また呼ばれる順番も3列目からではなく、七福神から呼ばれる形となった。ちなみに第1回目の選抜メンバーとして1人目に呼ばれたのは白石麻衣だった。
桜井玲香の携帯電話が鳴ったのは16番目、つまり最後。よって上のような発言になった。

「前回七福神落ちちゃったのが本当に辛くて」

前回七福神落ちちゃったのが本当に辛くて。
(2012年3月19日『乃木坂って、どこ?』)

『乃木坂って、どこ?』第24回放送「乃木坂46 セカンドシングル選抜メンバー大発表!」の中で発せられた言葉。
今回の発表方法は、選ばれたメンバーが次の合格者を発表していく、リレー方式が取られた。最初の1人はMCバナナマン設楽より、この時点で暫定キャプテンに選ばれていた桜井玲香が選抜メンバーとして呼ばれた。この桜井玲香が次の選抜メンバーを読みあげる、といった手法。
上で触れられている七福神とは、デビューシングル『ぐるぐるカーテン』リリース前、テレビ番組『乃木坂って、どこ?』の第1回放送で選ばれた第1次選抜メンバーの中の七福神のこと。『乃木坂って、どこ?』の第2回放送で発表されている。その時の7人とは、桜井玲香、生田絵梨花、生駒里奈、市來玲奈、白石麻衣、高山一実、中田花奈であった。このうち『ぐるぐるカーテン』で七福神に選ばれたのは生田絵梨花、生駒里奈、白石麻衣、高山一実の4名であり、桜井と市來玲奈、中田花奈は七福神から落選、変わりに橋本奈々未、星野みなみ、松村沙友理の3名が七福神入りしている。
このセカンドシングル『おいでシャンプー』の七福神は・桜井玲香、生駒里奈、白石麻衣、高山一実、中田花奈、橋本奈々未、松村沙友理。桜井と中田が復活、生田絵梨花と星野みなみが七福神から落選してしまった。
前出のように桜井玲香はMCバナナマン設楽より最初に選ばれた。続いて桜井は次の選抜メンバーである生駒里奈の名前を読み上げた。その時の内容は「初めのころ、不安なこともたくさんあって。突然センターと言われて、辛いことも一杯あったかも知れないけど、凄い立派な顔つきになったと思います。これからも頑張って下さい。生駒里奈」というものだった。

「暫定がとれないことでやりきれていない部分があったので」

七福神は落ちてしまったんですけど、今まで暫定がとれていない状況でのキャプテンという立ち回りで、正直その暫定がとれないことでやりきれていない部分があったので。これを期に暫定がとれたということで今まで以上に責任感を持って 頑張っていけたらいいかなと。
(2012年6月18日『乃木坂って、どこ?』)

『乃木坂って、どこ?』第37回放送「乃木坂46 サードシングル選抜メンバー大発表!!」の中で発せられた言葉。
今回はまずフォーメーションが示され、次いで選抜メンバーの名前を発表、そのメンバーのフォーメーションでのポジションを発表する、という形式が取られた。選抜メンバーの名前はテレビ東京アナウンサーの白石小百合によって読みあげられた。ちなみに最初に名前を呼ばれたのは西野七瀬で、このシングルで初の七福神入りを果たしている。残念ながら桜井は再び七福神から落ちてしまったが(ただしポジションは1列目)、上の発言からも分かるように、このシングルから正式なキャプテンに就任している。

「今までよりもキャプテンらしくグループを支えていけたらなって思います」

前回からキャプテンも任せて頂くようになって、東京公演とかもいろいろあって。やっぱりみんなで辛い思いとか乗り越えなきゃいけない壁とかたくさんあって。4thではたぶんもっと今までよりも辛いことがたくさんあると思うので、今までよりもキャプテンらしくグループを支えていけたらなって思います。
(2012年10月8日『乃木坂って、どこ?』)

『乃木坂って、どこ?』第53回放送「乃木坂46 4thシングル選抜メンバー大発表!!」の中で発せられた言葉。
この回もまずフォーメーションが発表され、「七福神」が「八福神」へと人数が増えることとなった。発表順は3列目からで、サードシングル選抜メンバー発表時と同じく、テレビ東京アナウンサーの白石小百合によって読みあげられた。このシングルで秋元真夏がいきなり福神に選ばれ、西野七瀬が福神から落選、2人の間に確執が生まれた回でもあった。

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