PUNK-05 暴／アトラス（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ

PUNK-05 暴（アトラス）の概要

PUNK-05 暴（アトラス）とは、海賊を題材にした尾田栄一郎が描く少年漫画『ONE PIECE』（ワンピース）の登場人物である。世界一の頭脳を持つ天才科学者Dr.ベガパンクの造り出した6人の分身「猫（サテライト）」の内の一人だ。

ベガパンクは、自身の頭脳をいかんなく発揮するためには、自分が一人だけでは足りないという結論に行き着いた。そこで、自分を「本体（ステラ）」とし、自分のコピー・分身である「猫（サテライト）」を造り出す。「猫（サテライト）」達が、それぞれがそれぞれの役割を果たすことで研究・開発の効率が上がった。
ベガパンクの「猫（サテライト）」は、PUNK-01からPUNK-06までがおり、「暴（アトラス）」は5人目のPUNK-05に当たる。「暴（アトラス）」以外の「猫（サテライト）」は、それぞれ「正（シャカ）」、「悪（リリス）」、「想（エジソン）」、「知（ピタゴラス）」、「欲（ヨーク）」という。

「暴（アトラス）」は、主人公モンキー・D・ルフィが、最初に出会ったた”ベガパンク”である。ツートンの髪色をした巨大な少女。言葉遣いは荒く、一人称は「俺」。未来島エッグヘッドの工場層（ファビリオンフェーズ）を見回り、暴れることを仕事としている。機嫌良く話していたかと思えば、段々と怒り出して最後には暴れ出すことも多々。ただ、誰彼構わず怒り狂ったりはしない。

PUNK-05 暴（アトラス）のプロフィール・人物像

本名：PUNK-05 暴（アトラス）
所属：海軍特殊科学班（SSG）

ツートンの髪色をした巨大な少女。その大きさは、主人公モンキー・D・ルフィ曰く、元四皇・百獣のカイドウほどとのこと。カイドウの身長は710センチメートルなので、少なくとも7メートルを超す巨体だと思われる。性別は女性のようだが、一人称は「俺」。顔つきは幼く、少女のような印象を持つ。外見は人間の少女だが、ところどころ動物をモチーフにしていると思われる箇所がある。耳が羊のものであったり、タヌキのしっぽと思われるものが生えている。肉体は機械でできているようで、顔などのパーツを自由に付け替えることが可能。

Dr.ベガパンクのいる未来島エッグヘッドの下層・工場層（ファビリオンフェーズ）を見回り、暴れることを仕事としている。暴れるのが仕事とだけあって、言葉遣いが荒く、機嫌良く話しているかと思えば突然怒り出して暴れることも多々。ただ誰彼構わず、暴力を振るったりはしない。

PUNK-05 暴（アトラス）の能力

暴れる

「暴（アトラス）」は、その名の通り暴れることが仕事。未来島エッグヘッドの下層にある工場層（ファビリオンフェーズ）を見回り、ホログラム相手に暴れまわっている。侵入者への対応も仕事のようで、エッグエッドに天竜人（世界貴族）直属の諜報機関「CP-0／サイファーポール”イージス”ゼロ」が侵入して暴れだした時は真っ先駆けつけた。その際に「誰だァ～～この『エッグヘッド』で！！おれ以上に暴れる奴はァ～～！！！」と怒っており、自分こそがエッグヘッドで一番暴れているという自負を持っていることがうかがえる。

PUNK-05 暴（アトラス）の武器

光圧グローブ（こうあつグローブ）

「暴（アトラス）」が両手にハメている黒いグローブ。光を鑑賞物に留めない性質を持っており、本来なら触れることのできない立体映像（ホログラム）に触れることを可能にする。

PUNK-05 暴（アトラス）の必殺技

ウルトラ マイティ パンチ

「暴（アトラス）」が、天竜人（世界貴族）直属の諜報機関「CP-0／サイファーポール”イージス”ゼロ」のロブ・ルッチに放とうとした技「ウルトラ マイティ パンチ」。腕をぐるぐる回して勢いをつけて相手を殴る技だと思われるが、技を出す前にロブ・ルッチにやられたため、その威力が描かれることはなかった。

PUNK-05 暴（アトラス）の来歴・活躍

エッグヘッド島編

主人公モンキー・D・ルフィ率いる麦わら海賊団は、ワノ国を出港し、次の島を目指していた。その途中、渦に巻き込まれた少女を発見。その少女は自身の能力で幼い姿に変身した、最悪の世代の一人ジュエリー・ボニーだった。ボニーを救ったのはいいが、麦わら海賊団はその際に離れ離れになってしまう。ルフィは船医トニートニー・チョッパー、操舵手のジンベエ、そしてボニーと共に、世界一の頭脳を持つてない科学者のいる世界政府の島・未来島エッグヘッドに到着した。

エッグヘッドの下層部分は工場層（ファビリオンフェーズ）になっており、ルフィ達が未だ見たことないモノや風景が溢れていた。そこには立体映像（ホログラム）でできた怪獣などもおり、ルフィは攻撃してもすり抜けてしまうことに驚いていた。そこへ現れたのはDr.ベガパンクが造り出した分身「猫（サテライト）」の一人「暴（アトラス）だった。ルフィは「暴（アトラス）」のこともホログラムと勘違いして攻撃。怒った「暴（アトラス）」はルフィの頬に渾身の一撃をお見舞いして仕返しする。「暴（アトラス）」はルフィ達にエッグヘッドのことを紹介。そして科学の可能性を説明している内に、世界に技術者や資金が足りないことへの怒りが爆発。ホログラムの怪獣を殴り飛ばして暴れだした。本来ならすり抜けてしまうホログラムに触ることができるのは、「暴（アトラス）」が両手にハメている「光圧グローブ（こうあつグローブ）」のおかげ。「光圧グローブ」は光を鑑賞物に留めないという性質を持っているのだ。「暴（アトラス）」がホログラムの女性とハイタッチしているのを見て、ルフィは驚いて「え！？いないのか！？そいつ！！」と声を上げる。それに対して、「暴（アトラス）」は、「『いる』か『いない』かは……おめェらが決めろ その言葉すらおれには旧時代の概念だ」と答え、常人には理科し難い天才の発想を見せつけた。

ベガパンクの「本体（ステラ）」は、自分が世界政府に消されることを予感していた。その予感は的中し、ベガパンク暗殺の任務を与えられた天竜人（世界貴族）直属の諜報機関「CP-0／サイファーポール”イージス”ゼロ」がエッグヘッドにやってきた。ベガパンクの「猫（サテライト）」達は、当然「CP-0」の上陸申請を却下する。すると「CP-0」のロブ・ルッチは、メンバーを率いてエッグヘッドへの上陸を強行した。その騒ぎを聞きつけた「暴（アトラス）」は、現場へとかけつける。そして腕をぐるぐる回して、ロブ・ルッチに「”ウルトラ”～～ ”マイティ”～～ ”パ～～…（ウルトラ マイティ パンチ）」と技を繰り出そうとした。それに対してロブ・ルッチは、「六式」の最終奥義「六王銃（ろくおうがん）」を放ち返り討ちにした。顔面を破壊された「暴（アトラス）」は戦闘不能になり、そこへやってきたルフィ達によって救い出された。

ルフィはベガパンクから自身をエッグヘッドから連れ出してくれるよう依頼を受け、了承。その後すぐにベガパンクの「本体（ステラ）」の失踪事件が発生した。顔面のパーツを取り替えて復活した「暴（アトラス）」は、麦わら海賊団のチョッパーと考古学者ニコ・ロビンと共に「本体（ステラ）」探しへと出かける。しかし「猫（サテライト）」や麦わらの一味は、何者かの襲撃を受け、エッグヘッド各所で戦闘が始まった。「暴（アトラス）」は、今は封鎖している研究室が一つあることを思い出し、チョッパーとロビンと共にその研究室へ急行した。

「猫（サテライト）」の1人である「欲（ヨーク）」が裏切っていたことが判明。「欲（ヨーク）」は天竜人（世界貴族）になるために「本体（ステラ）」さえをも世界政府に売ったのだ。エッグヘッドはベガパンクと麦わらの一味を壊滅させるためにやってきた海軍によって取り囲まれる。ベガパンクは上陸してきた「五老星」の1人ジェイガルシア・サターン聖によって殺されてしまった。「暴（アトラス）」は麦わらの一味のコックであるヴィンスモーク・サンジや船大工のフランキー（本名：カティ・フラム）らと行動を共にし、エッグヘッドからの脱出のために尽力する。そしてまだ合流できていない麦わらの一味ロロノア・ゾロ達と彼らと一緒にいる「悪（リリス）」の元へと向かった。「暴（アトラス）」は突然「悪（リリス）」を殴りつけ気絶させると、ベガパンクの脳みそが格納されている「パンクレコーズ」の接続を切る。そして麦わらの一味の合流を妨害している「五老星」の1人イーザンバロン・V・ナス寿郎聖（ナスじゅろうせい）に立ち向かっていく。その隙を見てゾロ達は出発。「暴（アトラス）」は自爆して爆風を発生させることでゾロ達の追い風となるのだった。

PUNK-05 暴（アトラス）の関連人物・キャラクター

Dr.ベガパンク