ONE PIECE（ワンピース）の回収済み・未回収の伏線・謎まとめ

象主（ズニーシャ）は1000年以上を生きる非常に長生きな巨大なゾウであり、その背にはミンク族たちの国モコモ公国が栄えている。

ズニーシャは800年前「ジョイボーイ」と呼ばれる人物の仲間で、罪を犯したため命令に従ってただ歩くことしかできないようになっていた。ジャックによって国が襲われた際、ズニーシャはモモの助とルフィに語り掛けて自身の過去を語った後、「一度だけ許可をしてほしい」と訴える。
ルフィに促されたモモの助はズニーシャに戦うよう命じると、巨大な鼻を振り下ろしてジャックの艦隊を一撃で沈めたのだった。

その後ズニーシャは再び歩き出したが、カイドウとの戦いでルフィがピンチに陥ったタイミングで再びモモの助のもとに姿を現している。そしてルフィがゴムゴムの実を覚醒させると「ジョイボーイ」の気配を感じ取っていた。

ズニーシャがかつて犯した罪の内容や、ルフィ・モモの助にのみ声が届いた理由は不明であるが、モモの助の命令を聞き届けたズニーシャの瞳がイムさまと同じものになっていた為その関係性が考察されている。

ルフィとロジャーが語った夢

幼いころ義兄弟の契りを交わしたサボ・ルフィ・エースはそれぞれ海賊として何をやりたいか、夢を語り合っていた。ルフィが夢を語る部分はカットされてしまった為内容は不明だが、エースは呆れたような表情を浮かべ、サボは「お前の将来が楽しみだ」と大笑いしている。

更に時が経ち、大人になったルフィは「ワノ国」での事件を解決した後、麦わらの一味に対して再び夢を語っていた。それを聞いたクルーたちはサボ・エースと同様、呆れるメンバーと笑い出すメンバーで半々ぐらいの反応を示す。
ルフィの語った内容は不明だが、ロジャーもかつてルフィと同じ夢を語っていたことがシャンクスやレイリーの会話によって判明した。

ネット上では「世界中の人を巻き込んで大きな宴をやろう」というのが夢ではないかと考察するファンが多い。

ルナーリア族

ルナーリア族とはあらゆる環境下でも生存できると言われていた種族で、百獣海賊団のキング一人を除き絶滅したとされている。マルコが白ひげから聞いていた話によれば、ルナーリア族は現在のマリージョアがある場所に国を創って住んでおり、その場所は「神の国」と呼ばれていた。そこに住むルナーリア族の通り名も「神」である。
世界政府は彼らを捕らえようとしており、もしルナーリア族を発見すれば、連絡しただけで1億ベリーの報奨金を出すと定めていた。

褐色の肌と白い髪、黒い翼が特徴で、背中からは常に炎が噴き出している。その為キングは全身を覆う黒い鎧とマスクを常に身につけていた。
彼は30年間に渡って政府から耐久実験を受けさせられており、カイドウに救われたという経歴を持つ。政府がなぜ彼を実験していたのか、他の生き残りは存在するのかなどは不明。

エネルが発見した月の壁画

ルフィに敗北後箱舟マクシムに乗って月に辿りついたエネルは、謎の壁画を発見している。
青海（ルフィたちが生活している星）にある未来国・バルジモアで開発されたロボットのスペーシーを宇宙海賊から護ったエネルは、忠誠を誓った彼らと共に古代遺跡を探索していたところ壁画を発見したという経緯である。

壁画には涙を流す翼の生えた人々のほか、彼らが乗っている巨大な船のような建造物、太陽、巨大な魚などどこか古代兵器を思わせるようなものが描かれていた。

なお月の都市の名前はビルカであり、エネルが自ら滅ぼした彼の故郷と同じ名であるがその意図は不明である。

フランキーの両親

麦わらの一味で船大工を務めているフランキーは、海賊だった親から「手が付けられない」と匙を投げられて海に捨てられたところをトムによって拾われたという過去がある。作中では両親の正体は明かされていないが、ファンの間では「百獣海賊団のクイーンが親ではないか」という説が有力視されている。

フランキーは海列車に跳ね飛ばされて廃船島に流れ着いた際、鉄くずと廃材だらけの島を見て「俺にはずいぶん落ち着く場所だ」と呟いている。クイーンはもの作りが趣味であり、トムと出会った頃の幼いフランキーと同様に様々な鉄くずを組み合わせて兵器開発を行っていたのではないかと推察されているのだ。
その他にも「お汁粉」と「コーラ」などの甘いもの好き、初登場時にダンスを披露している、フランキーとクイーンのコミックスの構図が瓜二つなどの共通点が存在している。

またフランキーは「南の海」出身であり、常に海パンとアロハシャツを身につけている。この点から「革命軍」のメンバーの中にいるアロハシャツとアフロヘアの男が父親ではないかという説もある。

魚人島崩壊の予言

魚人島に住むマダム・シャーリーは幼いころから占いを行っており、その結果は必ず的中していた。人魚姫（しらほし）の誕生や大海賊時代の到来を予測していた為、ネプチューンなど王族にもその存在が知られている。

大人になったシャーリーは、人魚ケイミーの友達である麦わらのルフィと出会った後、「魚人島が麦わら帽子を被った男によって崩壊させられる」という未来を見てしまうのだった。
魚人島国家転覆計画に巻き込まれたルフィは、国を崩壊させるほどの巨大なノアの箱舟を殴り壊すことで国を護ろうとしたが、最終的にはしらほし姫が呼び出した海王類によって止められ事なきを得る。

結果国は救われてルフィはヒーローのごとく人気を得たが、シャーリーの予言は外れたことが無いため、騒動終結後もシャーリーは不安そうな表情を浮かべていた。「麦わら帽子の男」としか表現されていないためルフィであるという確証はないが、「ルフィが魚人島を破壊して地上に移住するのではないか」という考察をしているファンも多い。