ブラックマリア（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ

クモの口から吹いた炎を、張り巡らせていたマリアネットに放ち、広範囲を炎上させることができる。

ブラックマリアの来歴・活躍

ワノ国編

ワノ国編の鬼ヶ島突入時に、他の飛び六胞のメンバーと共に初登場。
カイドウが飛び六胞のメンバーに「息子のヤマトを見つけてほしい」と命じたものの、ブラックマリアは任務を他のメンバーに任せ、宴席でカイドウにお酌をしていた。このことでカイドウから怒られることもなく、傍らにいることを許されている様子だった。
赤鞘の侍が襲来した際にも特に動きは見せず、部下の花魁たちに曲を披露するなど、戦闘している他のメンバーとは異なり余裕を感じさせる振る舞いを見せる。城内の宴会場で、煩悩にまみれて遊郭にやってきたサンジを誘い込み自分の能力で捕らえる。古代文字を解読できるロビンを呼び出すため、サンジを痛めつけ、百獣海賊団の偵察部隊メアリーズに助けを求めるように言うと、女性と闘うことのできないサンジは素直にロビンに助けを求めた。
その後駆けつけたロビンと、同じく麦わらの一味のブルックがサンジを解放し、部下と共に交戦する。幻霧を使用した精神攻撃を仕掛けるもロビンには通用しなかった。次に炎を展開する輪入道で攻撃を仕掛けるものの、ブルックが輪入道を仕留めたことで幻霧を封じられてしまう。そこからは即座に肉弾戦へ移行した。はじめは2人を相手取っていたものの、途中からブルックを部下に任せて、自分はロビンとの1対1の勝負に打って出た。クモの糸と霧、炎の展開、体術を駆使してロビンを追い詰めるブラックマリアだが、ロビン生け捕りにしなければいけないという命令のせいで毒でロビンを仕留めることができない。そんな中ついにロビンが、ブラックマリアが吐いた度重なるサンジとロビン自身への屈辱によりブチ切れる。それでもブラックマリアは、自身の能力や戦闘技術、加えてロビンの能力や欠点を瞬時に見抜き、容赦なく攻めていく。
ロビンの半生をどこまで把握していたかはわからないにしろ、「仲間たちのお荷物」や「人格もいらない！！ 生きてりゃいいただの道具さ！！」と狂暴な姿をむき出しにしていった。
しかしブラックマリア側は、ロビンを生け捕りにするという命令のため思うようにとどめを出せない。エニエス・ロビーの一件から、仲間への不安を克服していたロビンには、ブラックマリアの罵倒も効かず、ロビンは2年間の修行で新しく得た技と戦法を使い戦場を一変させる。
最後は、ロビンの切り札である「悪魔咲き（デモニオフルール）」に捕まり、先ほどロビンにはなった「手も足もいらない」という発言をそのまま返された。そして「大渦潮（グランジャグジー）クラッチ」を食らい、敗れ去る。ブラックマリアが率いていた部隊も、ブルックにより全滅させられた。

ブラックマリアの関連人物・キャラクター

カイドウ

CV：玄田哲章

カイドウは、百獣海賊団の総督で、元ロックス海賊団の海賊見習い。長年に渡って四皇の一角として名を連ねてきた大海賊。ブラックマリアの所属する海賊団の総督。ジョーカーとの取引で手にした人造悪魔の実SMILEによる動物系能力者軍団を組織し、黒炭オロチと共にワノ国を25年以上支配していた。
「ウオウオの実 モデル"青龍"」の能力者であり、当時の四皇の中でも特に凶悪な人物とされていた。白髭が戦死した後の新世界では、事実上の世界最強の海賊として君臨。

ワノ国編では、ルフィをあらゆる場面で常に圧倒し、何度も瀕死の状態に追いやったが、鬼ヶ島での決戦でついにルフィに倒された。
その後ワノ国の地下のマグマだまりでカイドウとビッグ・マムと思える影が確認されており、両者ともに高熱のマグマの中で原型を保つという恐ろしい姿を発揮。最後は海底火山の噴火に巻き込まれた。世界経済新聞には、四皇カイドウとビッグ・マムの敗北が報じられ、四皇の座を奪われることになった。

カイドウ（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

カイドウは、『週刊少年ジャンプ』の大人気海賊漫画『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物で、百獣海賊団総督。偉大なる航路（グランドライン）の後半の海・新世界で皇帝のように君臨する4人の海賊・四皇の1人。「百獣のカイドウ」という異名を持ち、”世界最強の生物”と呼ばれて海軍や同業の海賊から恐れられている。動物系幻獣種の悪魔の実「ウオウオの実 モデル“青龍”」の能力者で、能力の規模は災害に匹敵する。
ワノ国の将軍・黒炭オロチと手を組み、ワノ国に圧政を敷いてきたが、ルフィによって倒された。

X・ドレーク

CV：竹本英史

X・ドレークは、ドレーク海賊団船長。シャボンディ諸島で11人の超新星として初登場した。最悪の世代に名を連ねる。元海軍本部小将という異例の肩書を持つ海賊。
だが実は、この異色の経歴は表向きのもので、実際には海軍に在籍している。海軍本部機密特殊部隊SWORDの隊長を務め、新世界進出後に、四皇の一人であるカイドウ率いる百獣海賊団の傘下に入った。百獣海賊団活動する中で飛び六胞にまで昇りつめ、諜報活動を行っていた。ブラックマリアとはここでの同僚にあたる。

鬼ヶ島編の宴会の際には、飛び六胞たちと共にヤマトの捜索に当たっていた。しかしここでドレークの裏切りが百獣海賊団に判明し、打開策を必死に考える。スパイとしての立場から、海軍に戻ることはできない。彼に残されていた希望は、部下のコビーから話に聞いていたルフィの存在だった。残された希望にかけたドレークはルフィの前に立ちはだかったナンバーズを撃破し、ルフィに共闘を志願。ルフィに聞き入れられた。

ワノ国終幕後はSWORD所属の海兵から行方不明と言及されており、その安否をヘルメッポたちから心配されている。

ページワン

CV：青山穣

ページワンは、百獣のカイドウが率いる百獣海賊団の一員で、一味の中では飛び六胞に名を連ねている。ブラックマリアとは同僚にあたる。

登場当初は恐竜及び人獣形態での登場だったが、後の鬼ヶ島での大宴会で人間の姿で登場した。同じく飛び六胞のうるティとは実の姉弟であることが明かされており、彼女からは「ぺーたん」と呼ばれ溺愛されている。
海賊だった父が死んだあと、父と因縁があったカイドウに引き取られた過去を持つ。カイドウが持っていた悪魔の実を盗み、「リュウリュウの実 モデル”スピノサウルス”」の能力者になった。

鬼ヶ島への討ち入りが始まってからは、うるティと共に麦わらの一味たちの侵攻を阻止するために戦う。ルフィを攻撃しようとするもウソップに阻まれ、その後姉弟を挑発しながら逃走するナミとウソップを標的にするも、飛び六胞の中で最初の脱落者となった。現状の生死は不明。

ページワン（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

ページワンとは、漫画『ONE PIECE』に登場する百獣海賊団 真打ち 飛び六砲の内の1人で、“リュウリュウの実 古代種 モデル スピノサウルス"の悪魔の実能力者。若くして四皇率いる海賊団の幹部を務めているが、実は他の海賊団で同じ立場を担う者の中では、最年少の少年。同じ飛び六砲のうるティを姉にもち、溺愛されているが時折、雑な扱いをされたりしている。ワノ国編で初登場し、姉弟キャラで読者からも認知度は高かったが、鬼ヶ島にて四皇ビッグ・マムから渾身の一撃受け、戦闘不能となった。

うるティ

CV：黒沢ともよ

うるティは、カイドウ率いる百獣海賊団に所属する女海賊。飛び六胞に名を連ねる実力者で、ブラックマリアとは同僚にあたる。

火祭りの夜当日にカイドウから招集を受け、他の飛び六胞メンバーと共に初登場。メンバーであるページワンの姉で、弟を溺愛している。ページワンと共にカイドウから盗んだ悪魔の実によって、「リュウリュウの実 モデル”パキケファロサウルス”」の能力者となった。

鬼ヶ島ではページワンと共に、麦わらの一味のナミ・ウソップやお玉を追跡し追い詰めた。その後はナミと対峙する。至近距離からの「トルネード・テンポ」を余裕でよけ、持ち前の腕力でナミの動きを封じ、強力な頭突きで仕留めようとする。しかし激昂した拍子にお玉に手を挙げてしまったことで、お玉に恩があった四皇ビッグ・マムの怒りまで買ってしまい、ビッグ・マムによるホーミーズとの合体技。「鳴光砲（がったいメーザーほう）」で腹部を寛通され、気を失った。

うるティ（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

うるティとは、漫画『ONE PIECE』に登場する百獣海賊団 真打ち 飛び六砲の内の1人で、“リュウリュウの実 古代種 モデル:パキケファロサウルス”の悪魔の実の能力者。主人公モンキー・D・ルフィ率いる麦わらの一味とは、敵対する立場でありながら、美しく逞しい容姿と特徴的な性格を持つキャラ立ちは読者からも人気が高い。ワノ国編で初登場し、麦わらの一味ナミ・ウソップと対峙し自身の能力で追い詰めるも、百獣海賊団船長カイドウと肩を並べる四皇ビッグ・マムに阻まれてしまい、敗北する。

フーズ・フー

CV：野島裕史

百獣海賊団の真打ち、飛び六胞のひとり。ブラックマリアとは同僚にあたる。
もともとは世界政府直下の暗躍諜報機関CP9に所属していた。13年前にとある輸送船の護衛任務中に、シャンクスが率いる赤髪海賊団の襲撃を受け、輸送していたゴムゴムの実を奪われたことで、責任を負わされて牢獄されていた。脱獄後は自身の海賊団を率いていたが、その後百獣海賊団の傘下に入った。

身長は3mを超える長身で、顔の半分を赤いマスクで覆っているのが特徴、マスクは目の部分が空いていて、横から角がついているデザイン。服装は上下ともきちっとした赤色のスーツを着ているが、上は閉じておらず肌が見えている。元海賊団船長だけあって、上昇志向が強い傾向があり、次の大看板の地位を狙っている。上司であるクイーンが死んでくれたらいいと思っている。ブラックマリアからは「お前さんは（クイーンの後釜は）自分だと思てんだろ？」と言われていた。
「ネコネコの実 モデル”サーベルタイガー”」の能力者であり、獣型、人獣型では体躯が4mに達する。通常の六式以外に最大の特徴と言えるのが発達した2本の大きな牙を利用したオリジナルの応用技などを用いる。

鬼ヶ島での決戦ではジンベエと対峙し、彼と闘う中で自身の経歴やニカについての憎悪を交えながら明かした。最後にはジンベエに「おんどれ 歴史に口を挟むなら ハンパな覚悟で踏み込んでくるな」と、自身の意見を完全否定されると同時に「魚人空手 奥義 鬼瓦正拳」を食らい、なすすべもなく倒された。