ONE PIECE（ワンピース）の道具まとめ

SAD（エスエーディー）

人造悪魔の実「SMILE（スマイル）」を造るために必要な薬品。世界一の頭脳を持つ天才科学者Dr.ベガパンクが発見した「血統因子（けっとういんし）」を混ぜ込んだ液体状の薬品である。様々な動物の「血統因子」が使われており、「SMILE」を造るのに欠かせない材料だ。

偉大なる航路（グランドライン）のパンクハザードを拠点にしていたマッドサイエンティストのシーザー・クラウンだけが製造方法を知っており、パンクハザードに製造工場があった。しかし最悪の世代の1人でハートの海賊団船長のトラファルガー・ローに工場が破壊され、製造ができなくなってしまった。

SMILE（スマイル）

人工的に造り出した、「動物系」の「悪魔の実」。シーザー・クラウンが造り出した「SAD」を原料に、偉大なる航路（グランドライン）のドレスローザにある工場で製造されていた。当時王下七武海のメンバーだったドンキホーテ・ドフラミンゴがシーザー・クラウンと手を組み大量に生産。ワノ国を拠点に活動する四皇・百獣のカイドウに売っていた。

「SMILE（スマイル）」を食べた人間は、体の一部を動物のある部位に変えられたり、常時体の一部が動物のものに変化したりする。発現した動物自体に意思があり、「能力者」に不利益になることも。全体的な能力は、通常の「動物系」の「悪魔の実」や、世界一の天才科学者Dr.ベガパンクの造った人造悪魔の実に劣るものの、驚異的な力を持っていることに変わりはない。通常の「悪魔の実」は恐ろしくまずいが、「SMILE」は普通の果実の味がするため、抵抗なく食べることができる。

製造が非常に難しく、ドレスローザの工場で収穫した果実の内、「SMILE」になるのは1/10以下。さらに「SMILE」を食べても能力が発現するかは10％程度の確率である。「SMILE」を食べて能力を得られなかった者は、泳げなくなることに加え、「SAD」の副作用で笑う以外の表情をすることができなくなる。

タタババスコ

世界一辛いと言われる調味料。本編では、ドレスローザ近辺の無人島グリーンビットに住む小人族・トンタッタ族が、ドンキホーテファミリーの幹部シュガーに食べさせるために、グレープに似せて作ったものが登場。そのため「タタババスコ」自体がどのような形状かは不明である。辛さの検証のためにトンタッタ族が50人で行った実験では、100％気絶し、18人が死にかけた。

珀鉛（はくえん）

北の海（ノースブルー）にかつて存在したフレバンス王国で採掘されていた鉛。色は真っ白で、その影響でフレバンスの町は一面が真っ白だった。その光景はまるでおとぎ話に出てくるような幻想的なもので、他国から憧れられていたという。「珀鉛（はくえん）」からできる食器、塗料、甘味料、化粧品、武器などは、かなり質が良いため、世界中から買い手がつき、「珀鉛」はフレバンスに巨万の富を生み出した。

「珀鉛」は掘り起こさなければ害はないが、触れることで人体に有害な毒が蓄積される。世界政府とフレバンスの王族は、「珀鉛」による一大産業が始まる100年以上も前に行った地質調査でこの事実を把握していた。しかし「珀鉛」の生み出す富に目が眩み、この事実を隠蔽。結果、国民は何も知らずにただゆっくりと体を蝕まれていった。

毒が蓄積されたことで「珀鉛病（はくえんびょう）」という病が国民に一斉に発症。「珀鉛病」を伝染病だと恐れた隣国から隔離され、フレバンスの民は虐殺された。

酒鉄鉱（きてつこう）

特殊な鉱物。産出国は限られている珍しい鉱物。偉大なる航路（グランドライン）のドレスローザから輸出される武器に含まれていた。

『ONE PIECE』に登場する通信道具

電伝虫（でんでんむし）

『ONE PIECE』の世界における電話。道具としているが、電波（念波）で他の個体と交信する性質を持つカタツムリのような生物である。受話器などは人間が装着したものなので、破損しても「電伝虫」自体は痛くも痒くもない。生物であるため世話をする必要があるらしく、扉絵では革命軍の総司令官モンキー・D・ドラゴンが、「電伝虫」達にジョウロで水をやっている姿が描かれている。好物は草（特にアジサイ）。

多くの島に野生で生息しており、それを捕獲して、受話器などの付属品を装着することで使えるようになる。麦わらの一味の船大工フランキー／カティ・フラムにも作れるようで、フランキー曰く、「作るのは簡単」とのこと。野生で暮らしている「電伝虫」達は、人間に捕まると安全と生活が保障されるので、捕まるのを嫌がらないのだとか。しかし野生を忘れているわけではないようで、受話器などを外して野生へ帰すと普通に野生に帰ることが明らかになっている。

「電伝虫」には擬態機能があり、人間が受話器に喋ると、受信側の個体が喋っている人間の声や表情を真似する。その際どんな姿になるかは、「電伝虫」の気分次第で変わる。しつけやエサ次第で、着信音の音量調整が可能。「電伝虫」が泣き出すのは緊急信号とされているが、海軍のしかけた”罠”の可能性もあって、信憑性は50％以下だという。

「電伝虫」には10種類以上の亜種が存在しており、それぞれできることが違う。一般的な「電伝虫」は両手で持たなければいけないぐらいの大きさがあり、携帯には不向きである。

ONE PIECE（ワンピース）の電伝虫まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

電伝虫（でんでんむし）とは、漫画家・尾田栄一郎が描く、大人気海賊漫画『ONE PIECE』（ワンピース）に登場する生物の1つ。電波（念波）で他の個体と交信する性質を持つカタツムリのような生物で、『ONE PIECE』の世界で欠かすことができない通信手段である。もともと野生の生物で、受話器などは人間が後付けしている。擬態機能があり、人間が受話器に喋ると、受信側の個体が喋っている人間の声や表情を真似する性質があり、同じ電伝虫でも使用者によって外見が異なっている場合が多い。

タニシ

偉大なる航路（グランドライン）のワノ国における通信手段。「電伝虫」と同様、他の個体に電波（念波）を送る性質がある「タニシ」。「電伝虫」同様、個体同士での通話が可能。新世界編の20年前、ワノ国の氏族・光月おでん（こうづき おでん）が処刑されてから普及した通信手段であるため、おでんの妻・光月トキ（こうづき トキ）の悪魔の実「トキトキの実」の力で20年前から現代にやってきたおでんの子・モモの助やその家臣の錦えもん（きんえもん）達はその存在を知らなかった。

念波が弱いという弱点がある。ワノ国は6つの郷があり、その郷に1匹づつ「親分タニシ」という大きな「タニシ」がいる。「親分タニシ」の大きさは人間の大人ほどの大きさ。携帯に適する「スマートタニシ」着して「スマシ」は「親分タニシ」に念波を飛ばし、「親分タニシ」が郷の外へと念波を飛ばす仕組みになっている。そのため、郷の「親分タニシ」がなんらかの理由で使えなくなると、郷の外への連絡手段が絶たれて孤立してしまう。

スマートタニシ