魔法先生ネギま!の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『魔法先生ネギま!』とは、赤松健による漫画作品。「週刊少年マガジン」に掲載され、コミックスは38巻まで発売されている。アニメ・ドラマ・ゲーム等、様々なメディアミックス展開が行われた。12か月連続で発売されたキャラクターソング「声のクラスメイトシリーズ」は、オリコンチャートトップ10入りを果たす。
魔法使いであるネギが「立派な魔法使い(マギステル・マギ)」になるために与えられた修業は、日本で教師になることだった。赴任先である麻帆良学園女子中等部で奮闘するドタバタラブコメディーである。

まほら武道会でクウネル・サンダースと対戦した小太郎。しかし全く歯が立たず、何もできずに気絶させられてしまう。目を覚ますと救護室にいて、自身があっけなく負けてしまった事を知る。ネギが格上のタカミチ相手に奮闘し、勝利した姿を見た後の戦いで、あまりの不甲斐なさに救護室から飛び出してしまった。追いかけてきた長瀬楓(ながせかえで)に対し、情けなさから悪態をつく小太郎。その気持ちを汲んでいる楓は、ただ静かに小太郎の話を聞いていた。戦う事しか能のない自分が弱いことで、小太郎は「あいつが俺のコト見てくれへんよーになったら どないしょう…」とネギが自分の事を見てくれなくなるのではと心配していた。年の近いライバル同士だからこそ、驚異的なスピードで成長していくネギの姿に不安を抱えていたのだ。いつも強気な小太郎の、少年らしい弱さが描かれたシーンである。

「俺がしたいんや夏美姉ちゃん あんたを守るために!」

幼いながらも必死に夏美を想って行動する小太郎

仲間の戦力を高めるため、続々と仮契約を結んでいくネギ。小太郎はハルナから「村上夏美(むらかみなつみ)をパートナーにしろ」と言われて動揺してしまう。動揺から「夏美とキスなんてキモチワルイ」と言ってしまい、それを影にいた夏美本人に聞かれてしまった。そうとは知らない小太郎は、夏美に仮契約の相談に行くが、逃げられてしまう。怒った様子で逃げる夏美を見て、訳が分からず追いかける小太郎。逃げながらボロボロになった夏美を捕まえると、その目からは涙がこぼれ落ちていた。理由を聞くと、先ほどの「キモチワルイ」という発言が原因だと言い、小太郎は「女子とチューなんてカッコワルイやん…」と恥ずかしそうに言う。その様子を見て、夏美は小太郎がまだ10歳であることを思い出した。小太郎がただ恥ずかしがっているだけだとわかり安心した夏美は、小太郎に年齢詐称薬を飲ませて10歳の姿に戻す。小太郎の気持ちを確認するため、周りにいる女の子たちをどう思っているのかを聞いてみた。基準がバトル脳すぎてあまり参考にはならなかったが、最後に自分のことをどう思っているのか聞いてみた。小太郎も戦闘能力について聞かれているわけではないということは察し、必死に正解を考える。そして、小太郎は夏美のことが大好きで、家族だと思っていると伝えた。小太郎はハルナに言われたからではなく自分自身の気持ちで夏美との仮契約を望んだのだ。「俺がしたいんや夏美姉ちゃん あんたを守るために!」と、不器用ながらもまっすぐな気持ちを小太郎はぶつけるのだった。

長谷川千雨の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「デカイ悩みなら吹っ切るな 胸に抱えて進め…以上だ」

周囲を気遣ってばかりのネギ(左)に対し、物分かりよくする必要はないと千雨(右)は言う

まほら武道会でネギの試合を見た長谷川千雨(はせがわちさめ)は、ネギが魔法使いであると確信する。父親と再会すると言う最大の目的を果たしたネギに対し、1人でゆっくり考える時間を作るべきだと千雨は言った。しかしネギは、「皆さんのおかげで少し吹っ切れた」と言う。それを聞いた千雨は、ネギの頭を殴り「そんな簡単に吹っ切れるわけない」と告げる。驚くネギに対し、「デカイ悩みなら吹っ切るな 胸に抱えて進め…以上だ」と伝えると、ネギはその言葉に衝撃を受けるのだった。この先の冒険の中、ネギはこの千雨の言葉に何度も救われることになる。

「あんた自身が選ぶ道だ!!…あんたがあんた自身で踏み出す一歩だ!」

千雨の言葉はいつもネギの背中を押してくれる

ラカンから示された「光の道」と「闇の道」で迷うネギ。だが千雨は、ネギがどちらを選ぶのかわかっていた。この選択が正しいのか迷うネギに対し、千雨は「あんた自身が選ぶ道だ!!…あんたがあんた自身で踏み出す一歩だ!」と、自身の決めた選択に胸を張れと伝える。この言葉でネギは迷いがなくなり、闇の道を進む覚悟を決めた。ネギの人生に大きく関わる大事なシーンである。

雪広あやかの名言・名セリフ/名シーン・名場面

「暴力的で無法者で…とんでもないクラスメートですわ」

明日菜の心遣いに涙するあやか(右)

明日菜と木乃香が、休日にネギを連れてあやかの家に遊びに来た。しかし、明日菜とあやかはいつものように言い争い、喧嘩を始めてしまう。ネギの前でみっともない姿を見せたと謝るあやか。明日菜とはいつも喧嘩ばかりで仲が悪いというあやかの言葉を聞き、ネギは「違いますよ」と言った。今日、明日菜があやかの元へ訪ねてきたのは、幼い頃に亡くしたあやかの弟の命日だったからだ。明日菜の不器用な優しさを知ったあやかは、「暴力的で無法者で…とんでもないクラスメートですわ」と涙しながら喜んだのだった。

長瀬楓の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「助けが必要でござるかな?リーダー」

困ったときはいつでも助けになってくれる楓

無事、関西呪術協会の本山である木乃香の実家にたどり着いたネギ達。しかし、本山の結解は何者かに破られてしまった。誰かの悲鳴を聞き駆けつけたネギが見たのは、石化したのどか達だったのだ。ギリギリのところで石化を逃れて逃げ出した夕映。山道を走りながら助けを求めた相手は、クラスメイトの長瀬楓だった。電話口で慌てた様子の夕映に対し、楓は落ち着いた様子で「助けが必要でござるかな?リーダー」と告げる。この連絡により、楓だけでなく古菲や龍宮もネギ達を助けに来てくれるのであった。

佐々木まき絵の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「ネギ君は大人なんだよ だって目的持ってがんばってるもん だから…だから今は止めちゃダメ」

一生懸命なネギの姿を見て心を打たれるまき絵

エヴァンジェリンの弟子になる為、テストを受けに来たネギ。テストの内容は、クラスメイトでエヴァンジェリンの従者である絡繰茶々丸(からくりちゃちゃまる)に一撃入れるというシンプルな内容だった。茶々丸に勝つために修業を重ねてきたネギだが、戦闘能力の高い茶々丸にボコボコにされてしまう。あまりに一方的な展開にその様子を見に来ていた明日菜は見ていられなくなり止めに入ろうとする。しかし、隣で一緒に見ていた佐々木まき絵(ささきまきえ)に、試合を止めないでくれと言われる。必死に立ち向かうネギを見て、ここで止めに入る方がネギの為にならないと思ったのだ。今のネギは子供の意地っ張りで戦っているという明日菜に対し、まき絵はネギは大人であると言った。ネギの何が大人なのかがわからない明日菜は、理由を尋ねる。まき絵はネギが自身の目的の為に努力し、乗り越える覚悟を持っていると言う。周囲にネギと同じように目的をもってここまで努力している人がいるかと言われ、明日菜は言葉に詰まってしまう。まき絵は「ネギ君は大人なんだよ だって目的持ってがんばってるもん だから…だから今は止めちゃダメ」と明日菜を諭すのだった。

「今ここで そしたら全部大丈夫」

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@yugiyagi9

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