魔法先生ネギま!の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『魔法先生ネギま!』とは、赤松健による漫画作品。「週刊少年マガジン」に掲載され、コミックスは38巻まで発売されている。アニメ・ドラマ・ゲーム等、様々なメディアミックス展開が行われた。12か月連続で発売されたキャラクターソング「声のクラスメイトシリーズ」は、オリコンチャートトップ10入りを果たす。
魔法使いであるネギが「立派な魔法使い(マギステル・マギ)」になるために与えられた修業は、日本で教師になることだった。赴任先である麻帆良学園女子中等部で奮闘するドタバタラブコメディーである。

『魔法先生ネギま!』の概要

『魔法先生ネギま!』とは、作者・赤松健による漫画作品である。「週刊少年マガジン」にて2003年~2012年まで連載された。物語序盤はクラスメイトに焦点を当てたドタバタラブコメディーだったが、ストーリーが進むにつれてバトル要素も強まり、男性キャラクターの活躍も多く見られるようになる。2005年1月からアニメが放送され、多くの女性声優が参加し話題となった。イベントやCDも数多く発売され、オリコンチャートのトップ10にランクインするほどの人気である。
イギリスのウェールズに住むネギ・スプリングフィールドは、10歳でメルディアナ魔法学校を首席で卒業する天才少年だった。ネギの目標は「立派な魔法使い(マギステル・マギ)」になり行方不明の父親ナギ・スプリングフィールドを探すことだ。卒業式でマギステル・マギになる課題として、日本の学校で教師をするという課題を与えられる。
ネギの赴任先は麻帆良学園(まほらがくえん)という超マンモス校で、教育実習生として女子中等部2-A組の代理教師を務めることになる。魔法使いであることは秘密にしなければならないが、赴任初日からクラスメイトの神楽坂明日菜(かぐらざかあすな)に魔法使いであることがバレてしまう。その後数々の事件や騒動に巻き込まれながら、クラスメイトとの絆を深めていく。個性的な女子生徒に振り回されながらも、ネギは父親を追いかけ成長していくのだった。ラブコメディー×バトルファンタジーが特徴の、大人気漫画である。

ネギ・スプリングフィールドの名言・名セリフ/名シーン・名場面

「わしらの魔法は万能じゃない わずかな勇気が本当の魔法だって」

ネギが初めて先生らしい言葉を明日菜にかける

教師として麻帆良学園(まほらがくえん)にやってきたネギ。生徒達の力になろうと奮闘するが、やる気が空回りしてしまっていた。魔法使いであることは秘密にしていなければいけないのだが、明日菜と話している時にくしゃみをしてしまい、魔力が暴発して制服を吹き飛ばしてしまう。何とかごまかしてやり過ごしたが、後日階段から落ちそうになるのどかを魔法で助けたところを明日菜に目撃されてしまった。言い逃れのできない状況になってしまったネギは、仕方なく事情を話し明日菜に黙っていてもらうことにしたのだ。明日菜の為に何かできないかと思うネギだったが、何をしても空回りしてしまっていた。明日菜の好きな人が元担任のタカミチであると知ったネギは、魔法を使ってタカミチの気持ちを探ることにする。しかし、思うような結果にはならず、明日菜には魔法を使って上手くいく保証があるわけじゃないと言われてしまう。それを聞いたネギは、こういう時に魔法を頼ってはいけない、「わしらの魔法は万能じゃない わずかな勇気が本当の魔法だ」という祖父の言葉を口にする。それを聞いた明日菜は、きちんと自分の気持ちを伝えてみようと思ったのだった。ネギが初めて先生らしい言葉を生徒にかけたシーンである。

「僕は 僕達自身の日常のために 悪を行う それを逃れることはできないのだと」

全ての人が幸せになる道はないのだと知り、自身のために「悪」を行うことを決める

学園祭で超(ちゃお)との決戦直前、まだ心の整理がつかないネギは、クラスメイトの綾瀬夕映(あやせゆえ)に相談を持ち掛ける。超のしようとしている事は、「悪」とは言い切れない。超の計画で救われる人間がいるという事実がある以上、ネギは計画を止めることが正しいのかがわからなくなってしまったのだ。夕映は、嬉しいことも哀しいことも起こってしまった事は受け入れなければならないと言う。超が自分の悲劇を変えるために計画を実行するのであれば、それは彼女の「エゴ」なのだと。しかしネギは、超の行動がエゴならば、既にタイムマシンを使用し何度も過去を訪れている自分たちの行いもエゴではないかと言う。どちらの意見にも正しさは存在し、片方だけが悪だと言える問題ではなかったのだ。そのことを自覚したネギは、ある覚悟を決める。ネギは、自分が正しいと思うことをやめたのだ。そして、「僕は 僕達自身の日常のために 悪を行う それを逃れることはできないのだと」と、ネギは自分の日常の為に超を倒すことを決めた。自分の想いを貫くという事は、時に誰かにとっての「悪」になる必要がある事を知ったネギ。前に進むために悪になることを選ぶ、ネギにとって大きな決断が下されたシーンである。

「ラカンさん僕は… 闇を選びます!!」

父を追いかけるために、父と違う道を選ぶ

ラカンとの修業中、力を手に入れるために2つの道が示された。ひとつは父・ナギと同じ「光の道」、もうひとつは師・エヴァンジェリンと同じ「闇の道」だった。どちらかを選ばなければいけないネギだったが、その心は既に決まっていた。無茶かもしれないとわかっていながらも、ネギは考え抜いて答えを出したのだ。「ラカンさん僕は… 闇を選びます!!」と自身の素質のある方の道を選んだ。ナギの格好だけ真似するよりも、闇の素質を伸ばしナギと同じ力をつける道を選ぶことにした。ナギの事は好きだが、同じくらいエヴァンジェリンの事も好きだというネギ。生半可な気持ちで進める道ではないと知りながらも、ネギは尊敬する師匠と同じ道を歩む覚悟を決めたのだった。

「前へ。」

全てを受け止め、前へ進む覚悟を決めたネギ

ポヨのアーティファクトによって「完全なる世界(コズモ・エンテレケイア)」に飛ばされてしまったネギ。そこでは「もしも20年前にフェイト一味が全滅していたら」という未来が待ち受けていたのだ。麻帆良学園(まほらがくえん)で楽しく生活をして、父・ナギと母・アリカに囲まれる幸せな生活。他の仲間たちも同じく、この幸せな夢の世界に飛ばされていた。この世界に広がる幸せな景色が幻であると気づいたネギ。これはホンモノじゃない、というネギの視線の先にいたのは、クラスメイトのザジだった。姉であるポヨの能力の中に入り込めるザジは、この世界について説明を始める。真実に気がついても、もう少し親子の時間を楽しむこともできたのだが、ネギはこれ以上ここにいると戻れなくなると現実世界に帰る決意をする。覚悟を決めたネギの目にもうに迷いはなく、すべてを知ってなお「前へ。」と進む道を選んだのだった。

神楽坂明日菜の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「このままがんばれば…あんたもいつかはいい先生になれるかもね」

ネギの言葉を聞き、少し見直した明日菜

明日菜は赴任初日からネギの魔法に振り回され、散々な目に遭ってしまう。しかし、不器用ながらも一生懸命生徒のために頑張るネギを見て、少し見直した明日菜。まだまだ子供のネギに保護者のような気持ちを抱きつつ、必死に良い教師になろうとするネギに、「このままがんばれば…あんたもいつかはいい先生になれるかもね」と言った。ネギと明日菜の距離が少し近づいたシーンである。

「あんたのちゃんとしたパートナーとして見て ネギ」

自分を一人のパートナーとして信頼してほしいと伝える明日菜(左)

明日菜に内緒で危険な行動を取るネギ。明日菜は危ないから自分も連れて行けと言うが、ネギからは「関係のない明日菜を巻き込みたくない」と言われてしまった。明日菜を気遣って言った事だとわかってはいたものの、ネギから全く頼りにされていなかったことに怒る明日菜。何に怒っているのかわからないネギは、その様子に戸惑うばかりだった。明日菜の機嫌を直すため、クラスメイト達の力を借り南の島にやってきた2-Aのメンバー。明日菜と仲直りさせようと奮闘するあやかや朝倉だったが、心配をかけすぎて明日菜を泣かせてしまった。やりすぎたことを反省したあやかは、直接明日菜と話をする。あやかと話したことで明日菜は素直に気持ちを伝える覚悟を決めた。その夜、ネギを呼び出した明日菜は、ネギのことが心配だから守らせてほしいと告げる。その為に明日菜は「あんたのちゃんとしたパートナーとして見て ネギ」と、改めてネギと共に進んで行きたいと言う気持ちを伝えたのだった。

「そーゆー面倒な奴だってようやくわかったから 私たちも協力しようって決めたのよ」

保護者ではなく、パートナーとしてネギを支える決意をした明日菜

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