ラブ・ベリッシュ!(ラブベリ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ラブ・ベリッシュ!』とは、『りぼん』(集英社)にて連載された春田ななの少女漫画で、単純明快な物語が魅力のラブコメディである。連載終了後には番外編が掲載されている。
主人公の福島由夜が編入した夏果学園は全寮制の学校だった。女子寮の空きが無いことから、由夜は共同寮の木苺寮に入寮するが、そこにいる住人たちはそれぞれに問題を抱えていた。由夜がやってきたことにより、ミスコンやスポーツ大会、文化祭などの学校行事や寮内で起きるハプニングを通して、寮で暮らす者たちの友情関係や恋愛関係に変化が現れる。

夏果学園(なつかがくえん)

由夜が転入した全寮制の学校で、両親の母校でもある。

木苺寮(きいちごりょう)

問題児や、何かしらの要因がある人物が集められる男女共同の寮。

白桃寮(しらももりょう)

岡山亜子や、清水まりなが住んでいる女子寮。

梓教(あずさきょう)

渚曰く、梓に没頭している女子の事。

『ラブ・ベリッシュ!』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

高松渚「70のB 」

木苺寮にやってきた由夜がお風呂上がりに下着を落とし、拾った渚が「70のB」と言っているが、実はこの発言は伏線で、番外編では由夜のバストが大きくなっている。後に本編終了後のアフターストーリーにて回収される1巻から仕込まれていた伏線であり、物語を追い続けた読者だけが気付くネタともなっている。

千葉梓「みんなにとって木苺寮(あそこ)は大切な家なんだよね。福島にとってもここが大切な家にすればいい」

入寮した際に、由夜は早速渚と衝突し、渚からの言葉にショックを受ける。寮を飛び出す由夜を追いかけて、渚の事をフォローしつつも、梓は「みんなにとって木苺寮(あそこ)は大切な家なんだよね。福島にとってもここが大切な家にすればいい」と発した。由夜はこのことをきっかけに、木苺寮を大切に思っていく1巻の物語が始まるきっかけ。

千葉梓「木苺寮(うち)の福島に何か用?」

クラスメイトの清水が由夜の言動にキレて、水をぶっかけようとしたとき、庇った梓が代わりに水をかぶり、その時に「木苺寮(うち)の福島に何か用?」と清水に言い放った。木苺寮生を大事にしているのが伝わる大事な場面。

高松渚「んな簡単にあきらめんならなー最初っから好きだとか言ってんじゃねーよ」

渚は、梓に近づく由夜のことを散々邪魔をしてきた。それは彼女がそのへんのミーハーなやつらと一緒ではなく、本気で梓に恋をしていたからであった。しかし渚の企みにより、梓に渚とのことを応援すると言われた由夜は、そこから諦めモードに入る。しかし彼は「んな簡単にあきらめんならなー最初っから好きだとか言ってんじゃねーよ」と喝を入れた。ここから渚の対応が変化していく大事な場面。

高松渚「気になるなら追いかければ」

雨芽の事を心配する梓が気になるが遠くから見ていることしかできない。そんな由夜を見ていた渚は邪魔することをやめてはいたが、隣にいる動けない由夜に顔を合わせずに「気になるなら追いかければ」と背中を押した。由夜への今までとの対応の変化が分かる場面。

福島由夜「雨芽ちゃんは誰よりも可愛い女の子だよ」

雨芽はミスコンのグランプリに選ばれた。しかし自分が男であることがひっかかり、ステージに上がることを拒む。そんな時、事情を知っている由夜が「雨芽ちゃんは誰よりも可愛い女の子だよ」発した。木苺寮を毛嫌いしていた清水も雨芽のミスコンを認める。清水を中心としたクラスメイトと木苺寮生の関係が変化していく場面。

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