つばさとホタル(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『つばさとホタル』とは春田ななによる少女漫画作品。コミックは全11巻が発売し、アニメ化もされている。少女漫画雑誌『りぼん』で2013年9月号から2017年12月号まで連載。主人公の園川つばさは異常な世話焼き。怪我をした幼馴染の手伝いのため、バスケ部にマネージャーとして入部し、部員の飛鷹顕に恋をする。また、同じバスケ部で女子から人気を集める鳥羽結真から告白され、驚きを隠せなかった。恋には疎い顕の気持ちの変化と、恋も部活の仲間も大事にしたいつばさが選ぶ結末に、最後まで目が離せない。

『つばさとホタル』の概要

『つばさとホタル』とは春田ななによる少女漫画作品。少女漫画雑誌『りぼん』で2013年9月号から2017年12月号まで連載。コミックは全11巻を発売している。「りぼんフェスタ2014」でアニメ上映され、『おはスタ』内でも同じアニメが2016年5月10日から5月24日まで3回放送されている。
主人公の園川つばさ(そのかわ つばさ)は周りが引くほどの世話好きである。バスケ部マネージャーである幼馴染の友梨が腕をけがしたことがきっかけで飛羽高校(とわ こうこう)バスケ部のマネージャー代理を務めることになり、エースの飛鷹 顕(ひだか あき)のかっこいいプレーを見て好きになる。最初は単純に好きになっただけだった。しかし、入学当初に駅で具合を悪くして倒れこんでいた自分を助けてくれたのがあきだと知り、ますます彼のことを好きになる。しかし一方で、同じくバスケ部で同学年の女子から人気を集める鳥羽結真(とば ゆうま)から告白され、つばさは驚きを隠せない。鳥羽はつばさのことを「あきに熱烈に思いを伝える人」と思っていたが、ピュアに恋するつばさの姿に惹かれていた。
つばさに告白されたあきは、はっきりと返事ができずつばさに気を持たせるような態度を取ってしまう。恋愛経験が少なく、どう答えていいか分からなかったためだ。一方で、好きな相手には精一杯尽くしてくれる鳥羽は、つばさに積極的に関わっていく。しかしつばさに恋愛対象として見てもらえず、逆にあきと距離が近くなる場面を見て辛くなり、一時期部活を休んでしまう。
つばさは部活を休む鳥羽を心配していた。しかしそれが返って鳥羽に気を持たせてしまう行為だと知り、自分の行動に反省する。また、あきは鳥羽からアプローチを受けているつばさを見ると焼きもちを妬き始め、「園川が好きなんだ」と気づく。
恋も部活の仲間も大事にしたいつばさが周囲の仲間とどのように接し、自分の恋の結末に決着をつけるのか、最後まで目が離せない。読者からは「大人が読んでも楽しめる」「青春に浸れる」「胸キュンの甘酸っぱい青春」など評価が上がっている。

『つばさとホタル』のあらすじ・ストーリー

急遽決まったバスケ部のマネージャー

主人公の園川つばさ(そのかわ つばさ)はお節介で、世話好きである。好きな人にはとことん尽くすタイプで、相手のことを知り尽くしたいと思ってしまう。飛羽高校に入学したころ、駅で貧血で倒れていたところを杉山先輩(すぎやま せんぱい)に救護室まで運んでもらい、助けてもらう。意識がはっきりする前に先輩はすぐにつばさの前から消え、直接お礼を言うことはできなかった。助けれもらったことをきっかけに杉山先輩を好きになり、猛烈なアプローチをかけて付き合い始める。しかし、つばさの行動が「ストーカー並みで怖い」と言われてフラれてしまう。
初めての彼氏にフラれて落ち込んでいたつばさは、ショックを受けた。そんな時、幼馴染で1つ年上の蝶野 友梨(ちょうの ゆり)から「腕をケガしてる間、バスケ部のマネージャーの仕事を手伝ってほしい」と頼まれる。手伝いの初日に、選手の1人の飛鷹 顕(ひだか あき)のプレーしている姿に惹かれていき、好きになっていく。最初は単なる手伝いのつもりでマネージャーを務めていたが、あきに会うことが楽しみになっていた。
つばさは友梨の腕のケガが治ったらマネジャーの仕事は辞めるつもりだった。しかし、選手が自分の必死のサポートを必要としてくれていることを知り、マネジャーとしてバスケ部に残る。杉山先輩のことはきっぱりと諦めて、バスケ部のマネージャーとしてこれから頑張ろうと決めた矢先、杉山先輩から「やっぱり、俺と付き合ってほしい。関わることが少なくなってから、本当の気持ちに気づいだんだよね」と逆に告白される。その返事に戸惑っていたが、あきが好きだったため、「ごめんなさい」と断る。また、その時に駅で助けてくれたことを感謝すると、「何のこと?」と返事をされた。つばさは駅で助けてくれたのは杉山先輩だと思い込んでいたが、これはつばさの勘違いだった。つばさを助けてくれた人にもらったタオルはあきのものだったのだ。杉山先輩とあきの背格好がよく似ており、つばさが勘違いしていたのだ。本当に助けてくれたのはあきだと知り、つばさはますますあきのことを好きになっていく。バスケ部のマネージャーとして正式に入部し、毎日あきを見れることが嬉しかった。つばさの分かりやすい態度に、周りはつばさがあきのことを好きなんだ、とすぐに気づく。

突如現れたライバル大島瑠璃

夏休みに入ると、バスケ部恒例の合宿が始まる。ここでつばさは夜中にあきと2人でホタルを見に行く。普段は口にしないあきがバスケ部でレギュラーを狙っている熱い気持ちを聞き、つばさは本音を自分に話してくれたことが嬉しかった。あきとの距離が縮まったと感じるつばさだった。
合宿が終わると地区で有名な花火大会につばさ、あき、他のバスケ部員の鳥羽 結真(とば ゆうま)、烏丸 吉成(からすま よしなり)の4人で行くことになる。会場に着くと、あきの中学の同級生である大島瑠璃(おおしま るり)と遭遇する。大島は春栄高校(しゅんえい こうこう)でバスケ部マネジャーをやっている。つばさはマネジャー同士、コミュニケーションを取れるように、連絡先を交換した。
その後、春栄公高校と飛羽高校のバスケ部同士で練習試合をすることになる。大島は試合中、あきのことばかり目で追っているつばさを見て、あきを好きなんだと気付く。大島はあきのことを中学の時から知っていた。なのに、あきが自分よりもつばさに親しく接しているのを見て、彼女に嫉妬する。大島はあきとつばさが付き合うことを恐れた。女子として見られたくて、髪型を巻いたり、部活がない日はあきに会いに飛羽高校に行ったりするなど、あきと距離を縮めていく。
ある週末に春栄高校と飛羽高校のバスケ部でミニバスケをするが、つばさは熱を出して来れなくなる。帰りにお見舞いに行こうとするあきを引き留めたかった大島は、「私も調子悪い」と嘘をついて、あきに家まで送ってもらう。あきに告白までしたが、「返事はすぐじゃなくていいから」と告げた。
大島の積極的なアプローチに焦ったつばさは、あきと鳥羽、烏丸を含めた4人で海へピクニックに行こうと提案する。4人で行くはずだったが出発する時に大島が現れ、誘われなかったことに悲しむ態度を表したため、優しいあきが大島も誘った。海へ着き、つばさが作ったお弁当を食べている時に鳥羽は「この前バスケした日に体調が悪い、っているのは仮病だよね?」と言うと場の雰囲気が凍ってしまう。言葉に詰まっていた大島を見たあきは、そっと離れた場所に連れ出した。あきはここで大島のことを振ってしまう。
大島があきにアプローチをするのをやめたことから、つばさはあきにフラれたことを悟った。自分にもチャンスはあるかもしれない、と期待をする。夏が終わると、文化祭の準備でつばさは毎日忙しくしていた。1年生のつばさは文化祭実行委員の仕事や、部活の出し物の準備に追われて、あまり部活に行けなくなっていた。また、つばさは鳥羽から「ミスターコンテストに出るんだけど、俺の推薦者になって舞台でスピーチをして」と頼まれる。鳥羽にとって女子は下心を持って好きな相手に近づくというイメージがあったが、つばさはそのイメージとは違い、好きな相手にピュアな思いをぶつけていた。そんなつばさの素直な愛情表現を見ているうちに、鳥羽は彼女を好きになる。ミスターコンテストのスピーチで鳥羽の性格を細かく分析し、全校生徒の前で演説するつばさを見て、この気持ちに気づいた。
文化祭が終わり、バスケ部も大会の予選が終わって少し落ち着いていた。12月のクリスマスはどう過ごそうか、つばさはウキウキする。そんな時、つばさの社交的な性格に目をつけたクラスの男子生徒2人が、三日月蘭 (みかづき らん)も誘ってクリスマスパーティーを計画して欲しい、と頼んできた。ミスターコンテストに優勝した三日月と話すきっかけを作りたかったが、自分たちから誘う勇気はなかったからだ。つばさはあきも呼んで遊べるチャンスだと思い、引き受けてしまう。あき、鳥羽、烏丸 、まいまいこと舞原 澪(まいはら みお)、みっつこと光井 莉子(みつい りこ)も呼んでクリスマスパーティーの計画を進めた。
しかしパーティーの直前、あきはコーチが組んでくれた近隣の大学のバスケ部との練習試合に行く、と言う。つばさはバスケが好きなあきの選択を尊重したが、内心寂しかった。クリスマスパーティー当日、つばさはパーティー開催を頼んできた男子に三日月と話すきっかけを作るように仲介を頼まれる。人に頼られることに馴れているつばさは、それを何とも思わず引き受けていた。しかし一緒にクリスマスパーティーに参加していた鳥羽は、つばさが良いように利用されているのが気に入らなかった。つばさが「三日月さんと連絡先を交換するタイミングを作ってくれない?」と男子生徒2人に頼まれているのを鳥羽が見た時、「それぐらい自分で聞け」と男子生徒にキレる。鳥羽はつばさの手を引っ張って離れた所へ移動し、「園川ばっかり気遣って我慢してんの、それがすげー嫌なんだよ!」と、怒る。つばさは鳥羽がクリスマスパーティーの途中に「ジュースを代わりに持って来てくれた。今もすごく嬉しい」と鳥羽に感謝の気持ちを伝える。小さなことでも大げさに感謝し、周りの人間をよく観察して褒めてくれるつばさのことを鳥羽は好きになっていた。ここで鳥羽はつばさに告白する。
鳥羽は、つばさがあきのことを好きだと知っていながら「あきなんかやめて俺にしなよって言ってんの」と、少し強引につばさに告白する。つばさは「あきが好きなのでごめんなさい」と答えるしかなかったが、鳥羽は諦める様子はなかった。

あきと離れる距離感に不安になるつばさ

つばさは鳥羽の気持ちに応えるつもりはなかったが、鳥羽が積極的に手をつないだり、遊びに誘ったりすることに警戒心を持っていた。仲良くしているのをあきに見られて、「鳥羽のことを好きなのかもしれない」と勘違いされたくなかったからだ。しかし、つばさが鳥羽に気を持たせるような行動を取ったことで、鳥羽はまだつばさに振り向いてもらえるチャンスがあると思っていた

学年が上がり2年生になると、つばさは鳥羽と同じクラスになる。一方であき、烏丸、まいまい、みっつの4人は同じクラスになる。1番距離を取るべき相手である鳥羽と同じクラス、隣の席になってしまったことにつばさはショックを受けた。さらにつばさの気持ちに追い打ちをかけるように、ライバルが現れるのだ。バスケ部のマネージャー希望で入部してきた新入生の相馬ひな(そうま ひな)はあきに一目惚れする。つばさの気持ちに気づきつつ、ひなはあきに積極的に話しかけた。
鳥羽はつばさと同じクラスになれたことを良いことに、教室でも部活中でもつばさに今まで以上に話しかけるようになる。また、あきがつばさを好きなことに薄々気づいていながらも、わざとあきの前でつばさと距離を詰めるような行動を取るようになる。ある日、あきに再びつばさへの思いを確かめると「俺は園川が好きだよ」と言われる。鳥羽とあきと、つばさの間で三角関係ができた。
バスケ部恒例の夏休みの合宿中、つばさはあきと特に進展はなく、逆に彼がひなと仲良くなっているのを見て焦っていた。

三角関係に悩むつばさ

夏休みが終わると、学校では体育祭の準備が始まった。つばさは体育祭の実行委員になり、全実行委員が強制参加のダンスパフォーマンスの練習のために委員の仕事に時間を使うことが増える。周りよりダンスがヘタだったつばさは人一倍練習する。他の体育祭の準備もあったため、部活を休むことが増えた。あきは部活でつばさに会える時間が少なくなり、寂しく感じていた。
つばさは睡眠時間を削ってまで実行委員の準備やダンスをしていたため、たまった疲れが体育祭当日に出た。ダンスパフォーマンスが終わると安心し、気が抜けたつばさは倒れてしまう。それに気づいたあきは、1番につばさのもとへ行き、保健室に連れていく。つばさが部活にいなくて寂しかったことをそこで伝え、つばさも笑顔で「早くみんなとバスケしたい!」と答えた。あきはその笑顔を見ると気持ちを伝えたくなり、「俺、園川のことが好きだ」と告白する。
両想いになったつばさとあきは付き合うことになる。クラスが離れてもつばさは、あきと恋人同士になれたということが嬉しく、幸せな日常が流れ始めると予想していた。しかし、急に鳥羽が部活をしばらくの間休部する、と聞いて心配するようになる。クラスが一緒だったつばさは「家庭の事情で少し休む」と本人から聞く。部活に戻ってきてほしかったつばさはある日、後輩のひなと一緒に鳥羽の家に様子を見に行く。
鳥羽の家に着くと、双子の姉2人に庭まで案内され、バスケをしている鳥羽に会う。部活に来ない理由を話そうとしない鳥羽に腹が立ったひなは先に帰る。他に何か理由があると思ったつばさは、自分の部屋に戻ろうとする鳥羽をしつこく追いかけた。つばさが「バスケしたいならなんで部活来ないの?」ともう1度理由を聞くと、鳥羽に「辞めたし部活なんか」と言われる。鳥羽はあきとつばさが付き合い始め、キスしているところも偶然見てしまっていた。もうつばさのことは振り向かせることができないんだ、と踏ん切りをつけようとしていた。でも2人が恋人として仲良くしているのを見るのが、どんどん辛くなっていく。鳥羽が辛い思いをしているのに気づかなかったつばさは、「ごめんね」と謝る。鳥羽は本当にあきのことが好きなんだと思い、つばさをきっぱり諦める決心をつけた。
あきと、つばさはその後も順調に付き合いを始め、あきはつばさのことを「つばさ」と下の名前で呼ぶようになる。鳥羽の気持ちには答えられなかったが、部活に戻ってきてくれた彼のことを大事なチームの一員として支えていく。

『つばさとホタル』の登場人物・キャラクター

飛羽高校バスケ部員

園川 つばさ(そのかわ つばさ)

CV: 伊藤かな恵
この物語の主人公で、世話好きで相手が喜ぶことなら何でもしてあげたいと思ってしまう。好きなもの、趣味をとことん探って自分ができることは全力でやり通したいタイプ。バスケ部のマネージャーになってからは早く部員と打ち解けられるように、家族構成や趣味など、こと細かくノートにまとめていた。また、部員のためにおにぎりを作ってあげたりするなど、選手を全力サポートする。選手もつばさがバスケ部に馴染んでいくのを感じ、温かくバスケ部に迎え入れていく。つばさもそれが嬉しく、バスケ初心者ながら一生懸命ルールを覚えていく。
入部した当初から好きだったあきと少しずつ距離を近づけながら、告白して付き合うことになる。入学当初は杉山先輩の外見を好きになっていたが、あきがバスケをプレーしているところを見るうちに先輩への思いは消えていく。

飛鷹 顕(ひだか あき)

CV:松岡禎丞
バスケが上手い選手のうちの1人。消化機能の働きが良いのか、誰よりも食欲旺盛ですぐにお腹を空かせる。つばさが初めてあきと会った時、バスケをする姿を見てつばさが一目ぼれした。気持ちが態度に出やすいつばさは部活中も、あきのことを目で追っていた。周りの人間はつばさが、あきのことを好きなんだと気付いていた。あきは最初、つばさを熱心なマネージャーとしか思っていなかった。しかしつばさに告白されてから、段々と気持ちがつばさの方に向き始めていく。恋愛には疎い方だったが、直接気持ちを伝えてくれるつばさのおかげで「好き」という感情を知っていく。最後にはあきからつばさに告白する。あだ名は「あっきー」。

鳥羽 結真(とば ゆうま)

CV:櫻井孝宏
「学年No.1のイケメン」と呼ばれており、バスケの腕も良い。双子の姉がおり、小さいころから女子の表と裏を身近で感じていた。下心を持って寄ってくる女子のことが嫌いで、学校で鳥羽に寄ってくる女子にはとりあえず愛想を振りまいていた。バスケ部に入ってきたつばさも同じだと思っていたが、つばさの気持ちが行動や表情に出やすいところから「素直な子」という印象を持つ。相手のことを詳細に知ろうとするところにストーカー気質を感じる。あきへ告白してフラれたことを知った時でも、つばさがあきを好きでい続ける純粋さを目にして、つばさの愛情表現に愛おしさを感じるようになった。つばさのことが好きになり、後に告白する。つばさは結局、あきと付き合うことになり最後まで振り向いてもらえなかったが、友達として仲良くする。

烏丸 吉成(からすま よしなり)

バスケ部マネージャーに入部したつばさに自己紹介する烏丸。

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