天は赤い河のほとり（篠原千絵）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】 (3/7)

天は赤い河のほとり（篠原千絵）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

2023.04.27

『天は赤い河のほとり』は、1995年から2002年まで『少女コミック』にて連載された篠原千絵による漫画である。時空を超えて紀元前14世紀の古代ヒッタイト帝国へとやってきた主人公ユーリが、後の皇帝となるカイルと出会い、自らの運命を切り開いていく歴史ロマンス漫画。王道の少女漫画でありながら、ロマンに溢れ史実とオリジナルのバランスが非情に優れた作品。第46回小学館漫画賞少女部門受賞作品。

『天は赤い河のほとり』の登場人物・キャラクター

『天は赤い河のほとり』フラワーコミックスより引用

CV：佐山陽規
王宮書記官。カイルの乳兄弟であり、頭脳明晰な人物。参謀役としてカイルの傍に仕えている。常に冷静沈着であり、一歩引いたところから周りの状況をよく観察し、理解している。政治的能力に秀でた人物であり、カイルのいない間、王宮を守ることも多い。ユーリがカイルのタワナンナ（皇妃）に相応しい人物であると思うようになってからは、敵であるウルヒの企みを利用してまでも、ユーリをヒッタイトに留めようと奔走する。カイルの描く治世には欠かせない人物。

ウルスラ

『天は赤い河のほとり』フラワーコミックスより引用

CV：永島由子
カイルとユーリの評判を落とすというウルヒの策略に加担する形で、ユーリ・イシュタルの偽物としてカタパという街で贅沢の限りをつくしていた。後に改心してユーリの女官となる。ナキアの策略により、暗殺の罪を着せられたユーリを助けるため、自分が犯人だと名乗り出て処刑された。

ルサファ

『天は赤い河のほとり』フラワーコミックスより引用

CV：渋谷茂・高塚正也
三隊長の一人で弓兵隊隊長。ユーリに密かに想いを寄せている。その想いを利用される形でナキアの黒い水を飲んでしまい、ユーリ誘拐事件に加担させられ隊長から降格。ユーリが流産をしたときにも片時も離れず傍に付き添い、ラムセスに助けを求めてユーリを救った。その後ナキアの策略により炎夏の秤にかけられるも無事に生還を果たす。炎夏の秤の際にユーリからもらった黒曜石を肌身離さず大切に持っている。ユーリの幸せを誰よりも願っており、カイルとユーリの婚礼の儀式の際、それを妨害しようとしたナキアの剣からユーリを庇ったことで命を落としてしまう。

ハディ

CV：折笠愛・魏涼子・福森香織
ハッティ族出身の女性。ウルヒの企みにより、弟のティトをユーリに殺されたと勘違いをする。後に誤解は解け、その後ユーリの女官となり、最終的には後宮の女官長となる。

リュイ

CV：千葉千恵巳・豊嶋真千子・木曽川美和
ハッティ族出身の女性。姉はハディ。双子の妹にシャラがいる。ハディと同じくウルヒの企みにより、弟のティトをユーリに殺されたと勘違いをするが、誤解が解けてからはユーリの女官となる。

シャラ

CV：藤川由紀子・石塚実幸
ハッティ族出身の女性。姉はハディ。双子の姉にリュイがいる。ハディと同じくウルヒの企みにより、弟のティトをユーリに殺されたと勘違いをするが、誤解が解けてからはユーリの女官となる。

カッシュ

CV：遊佐浩二・石川英郎
三隊長の一人で戦車隊長。女官のウルスラと愛し合っていたが、彼女と結ばれることはなかった。肩身として受け取った髪を自身の頭飾りにして常に身に着けている。

ミッタンナムワ

CV：坂口憲一・竹本英史
三隊長の一人で歩兵隊隊長。カッシュ、ルサファとともにカイルを支える。

シュバス

CV：平川大輔
ルサファの元副官であり、第2弓兵隊長。ルサファが弓兵隊を退くタイミングで第一弓兵隊長となる。

キックリ

CV：関智一
幼い頃よりカイルに仕える重臣の一人。温和な性格でカイルとユーリをあたたかい目で見守っている。物語の中ではユーリの女官である双子のリュイとシャラと結婚をする。

ヒッタイト帝国の皇族

ジュダ・ハスパスルピ

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