ベビー5（ONE PIECE）とは【徹底解説・考察まとめ】

ベビー5の概要

ベビー5とは漫画『ONE PIECE』に登場するキャラクターであり、ドンキホーテ・ファミリーの幹部だった女性である。人から頼りにされることに対して異常なほど喜びを感じる性格であり、言い寄ってくる男から頼みごとを断れずに借金を重ねている。その都度ドフラミンゴが婚約者を殺害していた。その為ベビー5の初登場シーンは「婚約者を殺したドフラミンゴを殺そうとしている場面」という、インパクトあるものだった。

ドフラミンゴによって簡単に制圧されたベビー5は、彼の命令に従って仲間のバッファローと共にシーザー・クラウンの身柄回収の為パンクハザードに赴く。しかしその時は異変を察知したフランキーによって撃墜されてしまった。

その後ドレスローザに乗り込んできた麦わらの一味や、かつての仲間だったトラファルガー・ローと接触する。ドフラミンゴを倒そうとする彼らや、ドレスローザのコロシアムに参加していた人々と交戦した。戦闘の最中八宝水軍のサイが発した何気ない言葉を愛の告白だと思い込んだベビー5はサイに惚れ込み、彼の役に立とうと自殺を図る。

そんな彼女の姿を見てサイは自殺を止めて本気で叱り、更に仲間であるはずのラオGが「便利な女」呼ばわりしたことに怒りを感じて「ベビー5を嫁に貰う」と発言した。サイは言葉通りにラオGを一撃で倒し、ベビー5はファミリーを抜けて彼と結婚した。

ベビー5のプロフィール・人物像

通称：ベビー5（本名は不明）
年齢：24歳
身長：181センチメートル
所属：ドンキホーテ海賊団使用人兼殺し屋 → 八宝水軍棟梁サイの妻
所属船：ヌマンシア・フラミンゴ号 → 八宝塞
悪魔の実：ブキブキの実
出身地：北の海／クエン村
誕生日：5月15日
星座：おうし座
血液型：XF型
好物：ベビーカステラ
CV：佐藤利奈

ややウェーブのかかったロングヘア―の美女で、常に煙草をくわえている。服装は紫のショートドレスの上からメイドのエプロンを身に着け、頭にはヘッドドレスを装着している。全身を武器に変化させて攻撃ができる「ブキブキの実」の能力者。

幼いころ母親から口減らしの為に捨てられた経験があり、そのことから人に頼りにされることに異常なほど喜びを感じる。言い寄ってくる男たちの要求に抗うことができず、借金を重ねている。
八宝水軍棟梁のサイとは敵として対峙したが、彼が戦闘中に発した言葉を告白だと勘違いして一方的に惚れる。サイの役に立つべく冗談で言われた「自殺」を実行しようとしたが止められ、自分を「便利な女」呼ばわりしたラオGを倒したサイに対して本格的に恋におちた。

ベビー5の能力

ブキブキの実

全身を武器に帰ることができる能力。剣や銃、大砲などあらゆるものに変身可能。中には全身を剣に変えて、パートナーに使用してもらう形態も存在する。

ベビー5の来歴・活躍

シーザー回収任務

人から頼りにされることに異常なほど喜びを感じるベビー5は、言い寄ってくる男性からの頼みごとを断れずに多額の借金を重ねていた。そんな彼女が所属しているドフラミンゴ・ファミリーのボスであるドンキホーテ・ドフラミンゴは、彼女が言い寄られるたびに「婚約者」を殺害していた。
ベビー5は多数の婚約者を殺された恨みを晴らすべく、「ブキブキの実」の能力を使ってドフラミンゴを殺そうとしたが、簡単に制圧されてしまうのだった。

ドフラミンゴはそんなベビー5を、科学者・シーザー・クラウンの回収任務につかせる。幼いころからファミリーでともに過ごしてきたバッファローと共にパンクハザードへと赴いたが、異変を察知した麦わらの一味のフランキーによって撃墜され、任務は失敗に終わってしまうのだった。

ローとのかかわり

ドレスローザに戻っていたベビー5は、やがて国に乗り込んでいた麦わらの一味や、かつての仲間だったトラファルガー・ローと接触をする。
ローはベビー5がファミリーに加入してからしばらく経ったころにやって来た、珀鉛病を患っていたフレバンス出身の少年だった。珀鉛病を巡る根拠のない噂によって故郷や家族を失っていたローは、「すべてを壊したい」という思いでファミリーに加入する。

ベビー5やバッファローは不愛想なローと共に過ごすうち喧嘩しながらも徐々に打ち解け、たがいに本名を明かし合うほどの仲になった。しかしそのローの本名が原因となり、ローとドフラミンゴの弟・ドンキホーテ・ロシナンテは姿を消したのだった。

サイとの対戦

ドフラミンゴの失脚を狙う麦わらの一味やロー、そしてドレスローザを支配する過程で捕らえられていた人々、コロシアムの参加者たちと戦うことになったベビー5。彼女はコロシアムに参加していた西の海の海賊・八宝水軍のサイと対峙する。

しかしベビー5はサイが何気なく言った「この手は離さねェやい！」や「 おれのこの動きについてこれるか！？」」という言葉を、愛の告白だと捉えて彼に一方的に惚れてしまうのだった。サイの役に立とうと考えたベビー5は、彼が冗談半分に言った「死んでくれ」という言葉を喜んで実行しようとする。

彼女が異常に人から頼られることに喜びを感じるようになったのは、彼女の過去に起因していた。貧しい村で生まれたベビー5は実の母親から口減らしの為に捨てられるという経験をしていたのである。笑って引き金を引こうとした瞬間、サイは彼女のことを本気で叱って自殺を止めたのだった。
「あなたの役に立とうとしたのに」というベビー5に対して、サイは「自殺を肯定されるような環境で過ごしてきたのか」と呟く。

その時ファミリーの幹部・ラオGが戦闘に乱入し、ベビー5の事を「便利な女」と呼んだのだった。ベビー5は思わず涙を零してしまい、それを見ていたサイの怒りに火がつく。「俺が勝ったらベビー5を嫁に貰う」と宣言し、言葉通り一撃でラオGを沈めるサイ。ベビー5は本格的にサイに恋をするのだった。

その後

ドレスローザでの決着がついた後、サイはドフラミンゴ討伐の過程で共闘したコロシアム参加者と意気投合し、麦わらの一味の参加に入ることを決意する。ベビー5はドフラミンゴ・ファミリーを抜けて際についていくことを選んだのだった。

国に戻った後サイの婚約者「ウホリシア」とひと悶着あったものの無事に結婚することができた。

ベビー5の関連人物・キャラクター

ドンキホーテ・ドフラミンゴ

ドンキホーテ・ドフラミンゴとは漫画『ONE PIECE』に登場するキャラクターであり、ドフラミンゴ・ファミリーを統べる海賊である。「王下七武海」に選出されるほどの高い実力を持っており、性格は非常に残虐。「イトイトの実」の能力者。

天竜人の家系に誕生しマリージョアで子供時代を過ごしたドフラミンゴだが、両親が地上での暮らしを望んだために生活が一変する。優しかった母は体調を崩して亡くなり、父や弟のロシナンテと共に、天竜人に深い恨みを持つ人々から壮絶な虐待を受けた。

やがてドフラミンゴはすべてを恨んで憎しみに染まっていき、覇王色の覇気を発現させた彼の将来性を期待したディアマンテ等によって復讐の機会を与えられる。すべての元凶となった父親を殺し、ドフラミンゴ・ファミリーを結成した。

最初にドフラミンゴに接触したディアマンテやトレーボル、ピーカ、ヴェルゴの他徐々に強者たちが集まり、バッファローやベビー5、ローなどの子供も加入する。ローと弟のロシナンテ（コラソン）がファミリーを抜けた後は、ドレスローザ王国を乗っ取り、王として君臨した。

ドンキホーテ・ドフラミンゴ（ONE PIECE）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

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ドンキホーテ・ドフラミンゴとは、『ONE PIECE』（ワンピース）の登場人物で、王下七武海（世界政府に公認された海賊）の一員。
様々に応用可能な鋭利な糸を操るイトイトの実の能力者。天竜人という特権階級の生まれだったが、「人間に貴賤などない」と信じる父がこの立場を返上したことで、奴隷同然に扱ってきた者たちから激烈な悪意と暴力を向けられる。それを上回る悪意と暴力を身に着けることで生き残り、海賊として名を上げ、自身の出自をも利用して様々な勢力と関わりつつ、かつて己を否定した世界を破壊せんとした。