シャーロット・クラッカー（ONE PIECE）とは【徹底解説・考察まとめ】

波動（ハニー）プレッツェル

クラッカー本人による攻撃技。ものすごいスピードで相手に突進し、その勢いに乗って名剣「プレッツェル」で相手を突く。軽い突きでも遥か遠くまで次々と爆発が起きる威力を持つ。

クラッシュプレッツェル

TVアニメ『ONE PIECE（ワンピース）』のオリジナル技。クラッカー本人が全身に電撃のようなオーラをまとい、それを名剣「プレッツェル」に流し込む。電撃の力が上乗せされた名剣「プレッツェル」で渾身の突きを放つ技である。

シャーロット・クラッカーの来歴・活躍

ウルージとの戦い

新世界編の時間軸に入り、四皇ビッグ・マム海賊団のナワバリであるホールケーキアイランド諸島・万国（トットランド）には、様々な海賊達がビッグ・マムの首を取ろうとやってきた。その中にはルフィと同じ時期に台頭してきた懸賞金が1億ベリー超えのルーキー海賊・最悪の世代もいる。皆、ビッグ・マムの顔を見ることもなく、敗走したとのことだが、その中で唯一、破戒僧海賊団の船長であるウルージが大金星をあげている。ウルージは、当時ビッグ・マム海賊団の幹部「スイート4将星」の一人であるシャーロット家の第25男シャーロット・スナックを討ち取ったのだ。これによりスナックは「将星」の地位を剥奪され、「スイート4将星」は、「スイート3将星」となる。

スナックが討ち取られたことに激怒したビッグ・マムは、仇討ちにシャーロット・クラッカー率いる一団をウルージに差し向ける。クラッカーは、スナックとの戦いで消耗していたウルージの船を沈めることに成功。これによってビッグ・マム海賊団は、ウルージが死んだものと思っている。しかし実際のところ、ウルージは何らかの手段で空島へ逃れて傷の療養をしているのだった。

ホールケーキアイランド編

麦わら海賊団のコックであるヴィンスモーク・サンジが、実は海遊軍事国家ジェルマ王国の第三王子であることが明かされた。そして王子としてサンジは、四皇ビッグ・マムの第35女シャーロット・プリンと結婚することを迫られる。サンジは自分が縁談を断れば、麦わら海賊団が四皇の一角に狙われることを危惧し、一味を抜けてビッグ・マムのナワバリ・ホールケーキアイランド諸島にある万国（トットランド）に向かった。船長であるモンキー・D・ルフィは、サンジが出ていく際に一緒におらず、サンジが出ていった後に事の顛末を航海士のナミに聞かされる。そして万国までサンジを迎えに行くと言い出し、ルフィはナミ、船医のトニートニー・チョッパー、音楽家のブルック、ジャガーのミンクであるペドロ、そしてビッグ・マム海賊団に所属するライオンのミンク・ペコムズと船を出す。船にひそかに乗り込んでいたウサギのミンク・キャロットも加え、ルフィ達はペコムズの案内で、無事にホールケーキアイランドにたどり着いた。

ショコラタウンという場所でルフィ達は、サンジの結婚相手プリンに出会った。プリンは親切に誰にも見つからずにサンジの近くまで行けるルートをルフィ達に教えてくれた。ルフィ達はその通りに進む。サンジの姿を見かけた気がするとルフィは、城のある島の森に入っていった。それを追いかけ、ナミ、チョッパー、キャロットも続いて森に入る。そこはシャーロット家第8女のシャーロット・ブリュレが統治する”誘惑の森”だった。”誘惑の森”から抜け出せずにいるルフィ達の前に、突然鎧で身を包んだ屈強な戦士が現れる。戦士は自身をシャーロット家第10男でビッグ・マム海賊団の幹部「スイート3将星」の一人であるシャーロット・クラッカーと名乗った。そしてクラッカーとルフィの戦いが始まる。

クラッカーは強固な鎧に身を包んでおり、ルフィがギア3の状態で放つ「ゴムゴムの象銃（ゴムゴムのエレファントガン）」でもびくともしなかった。クラッカーも余裕を見せていたが、偉大なる航路（グランドライン）のドレスローザ王国でルフィが元王下七武海ドンキホーテ・ドフラミンゴを圧倒したギア4"バウンドマン"状態での攻撃についに陥落する。クラッカーの上半身は粉々に砕けて吹き飛んだ。するとクラッカーの体の中から何者かが顔をのぞかせる。それこそが本物のシャーロット・クラッカーだった。ルフィが戦っていた屈強な戦士は、クラッカーが悪魔の実「ビスビスの実」の能力で作り出したビスケットで組み立てたビスケット兵（ビスケットの鎧）だったのだ。クラッカーは「痛いのが嫌い」であり、戦う際はビスケット兵を操るか、その中に入って常に戦う。そのため、海軍が発行するクラッカーの手配書の写真もビスケット兵の顔であり、ビスケットの素顔を知るものは家族以外にはほとんどいない。

クラッカーの悪魔の実「ビスビスの実」の能力は、手を叩くことであらゆるビスケットを生み出し、操ることができる。ビスケット兵が1体破壊されても、新たなビスケット兵を生み出すことができ、つまり戦力は無限大に増やすことができるということだった。ルフィは考えた結果、「壊しても元に戻るなら、食べるしかない」という結論に行き着く。同行していたナミは魔法の天候棒（ソーサリー・クリマ・タクト）を使って雨を降らし、強固なビスケットを食べることができるくらいにふやかす。そしてルフィはそれを食べ続けた。その戦いは11時間にも及び、クラッカーは出しても出してもビスケットを食べ続けるルフィにうんざりしていた。飲まず食わずでの戦いでクラッカーは消耗し、ルフィはビスケットの食べ過ぎで満足に動けない。しかしルフィはビスケットの食べすぎでまるまると大きくなった体でギア4を発動し、”タンクマン”の姿になる。クラッカーは名剣「プレッツェル」でルフィを貫こうと突進した。しかし大きくなったルフィの体の強度は、武装色の効果も相まって凄まじいものとなっていた。クラッカーは、そのまま大砲のように弾き飛ばされる。飛ばされたクラッカーは、自身の生み出した屈強なビスケット兵にぶつかるも、そのまま勢いは衰えることない。クラッカーは山々をもぶち抜いて、ビッグ・マムのいる城まで吹き飛ばされ、ルフィに完全敗北するのだった。

扉絵連載「ジェルマ66のあゝ無感情海遊記」

扉絵連載「ジェルマ66のあゝ無感情海遊記」では、万国（トットランド）から麦わら海賊団を逃がすために戦ったジェルマ王国のその後が描かれている。

麦わら海賊団のコックであるヴィンスモーク・サンジの故郷ジェルマ王国は、無事に万国から脱出することに成功した。しかしサンジの兄であるニジと弟であるヨンジがビッグ・マム海賊団に捕まってしまう。シャーロット家第四男のオーブンは、第19男シャーロット・モンドールの悪魔の実「ブクブクの実」の能力で本に閉じ込めたニジとヨンジを城へと運び、ブリュレがそれに同行した。

城に戻った後、シャーロット家の第35女シャーロット・プリンのいるショコラタウンに2人の侵入者がやってきたという報告が入る。ブリュレは、ニジとヨンジを助けに来た、ジェルマ王国の長女ヴィンスモーク・レイジュと長男ヴィンスモーク・イチジが来たのだと思い、レイジュとイチジを捕まえに行こうとクラッカーに声をかけた。クラッカーとブリュレは、ブリュレの悪魔の実「ミラミラの実」の能力でショコラタウンに赴く。しかしそこにいたのはレイジュとイチジではなく、四皇”黒ひげ”マーシャル・D・ティーチ率いる黒ひげ海賊団の狙撃手ヴァン・オーガーと、元海軍本部大将で悪魔の実「ヒエヒエの実」の能力者であるクザン／青キジだった。オーガーとクザンの目的は、プリンの誘拐だったらしく、クラッカーは二人と戦う。しかしクラッカーは、クザンの「ヒエヒエの実」の能力で全身氷漬けにされてしまい、プリンは連れ去られてしまうのだった。

シャーロット・クラッカーの関連人物・キャラクター

ビッグ・マム／シャーロット・リンリン

CV：藤田淑子（571話）→ 小山茉美（786話 ～ ）

シャーロット・クラッカーの実母。
偉大なる航路（グランドライン）の後半の海・新世界で、皇帝のような強さを持つ4人の大海賊・四皇の紅一点である女海賊。何十年も四皇の座に就いていたが、ワノ国編で最悪の世代トラファルガー・ローとユースタス・”キャプテン”キッドに敗れて、その座を退いた。懸賞金は43億8800万ベリー。43人の夫を持ち、その夫達との間に息子が46人、娘が39人いる。その85人の子供達と共にビッグ・マム海賊団を結成しており、その船長を務めている。また、自身で作り上げた万国（トットランド）の女王でもある。悪魔の実「ソルソルの実」の能力者であり、他者の魂（ソウル）を吸い取って力に変える能力を持つ。また自身の寿命を削ることで、パワーアップすることも可能。

クラッカーと直接絡んでいる場面はないが、クラッカーはビッグ・マムの命令で”誘惑の森”に向かい、ルフィと戦った。またクラッカーがルフィにやられて、城まで吹き飛ばされた際、ビッグ・マムは激昂して、ルフィに子供達や兵士をたくさん送り込んだ。

ビッグ・マム／シャーロット・リンリン（ONE PIECE）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

renote.net

ビッグ・マム／シャーロット・リンリンは、『週刊少年ジャンプ』の大人気海賊漫画『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物。
偉大なる航路（グランドライン）の後半の海・新世界に皇帝のように君臨する4人の大海賊・四皇の内の1人。お菓子の為なら一国を滅ぼしてしまう凶悪な人物。43人の夫を持ち、その夫との間に85人の子供を産んでいる。その子供達とビッグ・マム海賊団を結成しており、その船長を担っている。ワノ国編でトラファルガー・ローとユースタス・”キャプテン”・キッドに敗れ、四皇の座を退いた。

ウルージ

CV：楠大典

主人公モンキー・D・ルフィと同時期に台頭してきた、懸賞金が1億を超えるルーキー海賊”超新星”の一人。新世界編では、ルフィやウルージを含めた”超新星”11人と”黒ひげ”マーシャル・D・ティーチを含め、最悪の世代と呼ばれている。初登場時の懸賞金は1億800万ベリーである。ワノ国編が終わった時点では表立った大きな活躍がなく、破戒僧海賊団の船長で「怪僧」という異名を持っていること以外はあまり情報がない。ただ大々的に描かれていないだけで、ビッグ・マム海賊団を相手に、当時幹部「スイート4将星」の一人だったシャーロット家25男であるシャーロット・スナックを倒すという大金星を挙げている。スナックとの戦闘後に、クラッカーに敗れて海の藻屑になったと言われているが、実はビッグ・マムのナワバリから逃げ果せており、空島で傷を癒やしている。

ウルージ（ONE PIECE）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

renote.net

ウルージとは、集英社の発刊する『週刊少年ジャンプ』の大人気海賊漫画『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物。主人公モンキー・D・ルフィを含む11人の億超えルーキー・超新星の一人であり、新世界編では最悪の世代と呼ばれている。破戒僧海賊団船長であり、「怪僧」という異名を持つ。実力はルフィに匹敵し、劇場版映画『ONE PIECE STAMPEDE（ワンピース スタンピード）』では、ルフィのギア3状態の技にも片手で応戦するなど、底知れぬ強さを見せた。

モンキー・D・ルフィ