板倉大二朗（SLAM DUNK）とは【徹底解説・考察まとめ】
板倉大二朗（いたくら だいじろう）とは、『SLAM DUNK』（スラムダンク）の登場人物で、大阪府代表の豊玉高校バスケットボール部に所属する2年生。
大阪地区予選の得点ランキングでナンバースリーに輝く点取り屋で、豊玉高校の特徴であるラン&ガンの攻撃特化スタイルを象徴する選手の1人。言動は荒っぽく、やたらと大声で他人を威嚇する癖があり、短気で挑発に乗りやすい。前監督の北野を敬愛し、彼をバスケ部に呼び戻すため、自分たちが実績を残すことでその正しさを証明しようと全国制覇を目指す。
板倉大二朗の概要
板倉大二朗（いたくら だいじろう）とは、『SLAM DUNK』（スラムダンク）の登場人物で、大阪府代表の豊玉高校バスケットボール（以下バスケ）部に所属する2年生。
前監督の北野（きたの）を敬愛し、彼の提唱したラン&ガンの攻撃特化スタイルに傾倒。大人の都合で学校を去ることとなった北野をバスケ部に呼び戻すため、チームメイトの南烈（みなみ つよし）や岸本実理（きしもと みのり）らと共に「自分たちがラン&ガンスタイルで実績を残す」ことで彼の正しさを証明しようと全国制覇を目指す。
しかし「実績を残す＝勝利する」ことにばかり囚われ、次第にチームに「勝てばいい」との空気が蔓延し、そのための役に立つとしてラフプレイが横行するようになる。北野に傾倒するあまり、新監督の金平（かねひら）のことも徹底して拒絶し従わず、バスケ部は空中分解の危機を孕んでいく。
最後のインターハイでは、1回戦で神奈川県代表の湘北高校と対戦。試合序盤は持ち前の攻撃力を発揮して圧倒するも、徐々に初の全国大会の緊張から解き放たれた湘北高校が反撃に転じ逆転される。同時に自分たちでも気付かない内に蔓延していた豊玉高校内の諸問題が表面化し、試合中にも関わらずチームは崩壊の危機を迎える。しかしここで南が来たのが試合を見に来ていることに気付き、「自分たちが憧れた北野監督のスタイルはこんなものではなかったはずだ」と仲間を説得。初心を取り戻し、全力でバスケを楽しむために奮戦。北野が目指した、自分たちが憧れたスタイルを取り戻すも、力及ばず敗退した。
板倉大二朗のプロフィール・人物像
所属高校：豊玉高校
学年：2年
部活動：バスケ部
身長：183cm
背番号：6
ポジション：ポイントガード（PG）
言動は荒っぽく、やたらと大声で他人を威嚇する癖があり、短気で挑発に乗りやすい。湘北高校の宮城リョータ（みやご リョータ）に対しては、彼がバスケ選手としては小柄であることを試合前からたびたび揶揄し、サムズダウンで煽るなど衝突を繰り返した。
「北野をバスケ部に呼び戻すため、彼のラン&ガンスタイルで全国制覇する」という南や岸本の考えに賛同してはいるが、北野自身は2年前に学校を去っており、板倉自身は彼の指導を直接（あるいはごく短期間しか）受けていない。にも関わらず南たちのラン&ガンスタイルについていけているため、元からこのスタイルのバスケに傾倒し、練習をしていたものと思われる。
板倉大二朗の能力・プレイスタイル
大阪得点ランキングナンバースリーの攻撃力
自ら切り込んで良し、離れた位置から3Pシュートを狙って良しのハイレベルなアタッカー。地区予選では猛烈な攻撃力を発揮し、大阪における得点ランキングのナンバースリーに輝く。ナンバーワンは南、ナンバーツーは岸本で、3人で豊玉高校のラン&ガンスタイルの中核を成している。
一方、あまりに攻撃に特化しているため防御は苦手で、金平からはさらなる上位の成績を目指すためにその点を改善するよう言われていた。北野に戻ってきてほしい板倉たちは、金平の指示にはまったく従わず、攻撃特化の戦術をひたすら突き詰めていった。
板倉大二朗の来歴・活躍
ラン&ガンスタイルへの傾倒
豊玉高校はもともと北野監督が指導するラン&ガンの攻撃特化スタイルで有名な強豪校で、自身もこれに憧れて入学する。しかしあまりに攻撃に特化した結果、総合力に長けた全国最高峰の強豪校との試合では後れを取ることが多く、全国大会でもベスト8止まりの状態が続いていた。より良い成績を望む学校側は、「北野ではこれ以上の成績は望めない」と判断し、彼をクビにしてしまう。
1学年上のバスケ部員である南や岸本たちはこれに納得できず、新監督の金平の指示には従わず、「攻撃特化の北野のバスケで全国制覇し、彼の正しさを証明して学校に戻ってきてもらう」ことを目的にするようになる。板倉が入部したのはこの頃で、北野と過ごした時間こそほとんどないものの彼自身も南たちの意見に賛同し、ラン&ガンスタイルを突き詰めていくことを了承。猛烈な得点力を発揮し、2年生ながらレギュラーに抜擢される。
初心と刮目
湘北高校の宮城（1コマ目左）を挑発する板倉。試合前から激しく火花を散らしていた。
敬愛する北野を呼び戻すため、彼の提示したラン&ガンスタイルを貫いた上での全国制覇を目指す板倉たちだったが、まともな指導者もいない上に防御を捨てた戦術で戦い抜けるほど全国大会は甘くなく、思わしくない戦績のまま足踏みが続いていく。そんな中、南が相手チームのエースに意図せず怪我を負わせてしまう事件が発生し、それにより逆転勝利を収めた豊玉高校は「勝利のために有効ならラフプレイも辞さない」という悪癖を身に着ける。
2年生のインターハイでは、1回戦で神奈川県代表の湘北高校と対戦。相手のレギュラーの中でも特に小柄な宮城を、「（小さくて）見えんかったわ」などと盛んに挑発し、試合前から火花を散らした。
試合序盤は南や岸本と共に圧倒的な攻撃力を発揮して相手を突き放すも、やがて「初の全国大会」という緊張から解放された湘北高校が反撃に転じると、総合力の差でじわりじわりと追い上げられていく。この勢いを止めようと、南は相手のエースである流川楓（るかわ かえで）を意図的なラフプレイで負傷させるが、なお勇猛にプレイを続ける彼を見て密かに抱えてきた罪悪感が爆発。プレイに精彩を欠き、ついに逆転されてしまう。
しかし、ここで南が“北野が会場に自分たちの応援に来ている”と気付き、彼から「少しも楽しそうに見えない」と言われたことで自分たちが初心を見失っていたことをようやく悟る。「北野先生の掲げた、自分たちの憧れたバスケはこんなものじゃなかったはずだ」と南に説得された板倉たちは、純粋にバスケを楽しむべく、ラン&ガンに徹したスタイルで猛然と反撃を開始する。しかし一歩及ばず最終的には競り負け、南たち北野の教えを受けた最後の世代とのインターハイは初戦敗退となった。
板倉大二朗の関連人物・キャラクター
南烈（みなみ つよし）
豊玉高校バスケ部の3年生。インターハイ大阪地区予選得点ランキングでナンバーワンの実績を持つ実力者。対戦相手のエースに意図せず怪我をさせてしまい、その結果逆転勝利を収めた経験を持ち、それ以降積極的に相手のエースにラフプレイを仕掛ける悪癖を身に着け「エースキラー」と恐れられるようになった。
板倉は南の実力を高く評価しており、彼の活躍を見て唖然とする宮城に対して「あの人をフリーにしたらあかんでぇ」と挑発する言葉をかけている。
南烈（SLAM DUNK）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]
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南烈（みなみ つよし）とは、『SLAM DUNK』（スラムダンク）の登場人物で、大阪府代表の豊玉高校バスケットボール部に所属する3年生。
クイックモーションからの3Pシュートを得意とする、大阪府の地区予選得点ランキングのナンバーワンに輝く点取り屋。前監督の北野を敬愛し、学園の都合で部を去ることとなった彼を呼び戻すため、当時のスタイルでの全国制覇を目指す。対戦相手の選手を怪我させたことで逆転した経験から、必要以上のラフプレイに走る傾向があり、「エースキラー」の異名を持つ。
岸本実理（きしもと みのり）
豊玉高校バスケ部の3年生。インターハイ大阪地区予選得点ランキング2位の実力者。短期でケンカっ早いが、ムードメーカーとしてチームを盛り上げる熱血漢。
金平と特に衝突している選手で、彼らが試合中に殴り合いのケンカを始めた際、さすがに板倉も驚いた様子を見せていた。
岸本実理（SLAM DUNK）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]
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岸本実理（きしもと みのり）とは、『SLAM DUNK』（スラムダンク）の登場人物で、大阪府代表の豊玉高校バスケットボール部に所属する3年生。
言動荒々しくケンカっ早いところはあるが、チームのムードメーカーでもある熱血漢。大阪府地区予選の得点ランキングでナンバーツーに輝く点取り屋で、豊玉高校の特徴であるラン&ガンの攻撃特化スタイルを象徴する選手の1人。エースの南烈とは幼馴染で、彼や仲間たちと共に豊玉高校の前監督である北野のことを敬愛し、翻って現監督の金平に対しては反発している。
宮城リョータ（みやぎ リョータ）
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彩子（SLAM DUNK）とは【徹底解説・考察まとめ】
彩子（あやこ）とは、『SLAM DUNK』（スラムダンク）の登場人物で、湘北高校バスケットボール部のマネージャーを務める2年生。名字は不明。 サバサバとした気風の良い少女で、自分より遥かに背の高いバスケ部の部員たちを相手にしても臆することなく指示を出す。素人同然の桜木花道に対しては、別メニューでの基礎的な練習に付き合い、その成長をもっとも近くで見届けた1人となる。バスケ部2年の宮城リョータに惚れられており、本人も彼の想いを知らないわけでもないように振る舞うが、作中でそれに応えることはなかった。
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