秋山黄色(Kiro Akiyama)の徹底解説まとめ
秋山黄色(あきやまきいろ)とは、「モノローグ」などの楽曲で知られる、ネット発の男性シンガーソングライターである。YouTubeやSoundCloudなどネットへの投稿を中心に音楽活動を始め、2018年リリースの配信シングル『やさぐれカイドー』は、Spotifyバイラルチャート(日本)で2位にランクイン。2020年に、アルバム『From DROPOUT』でメジャーデビューし、ドラマ『先生を消す方程式。』とのタイアップを行うなど、活動の幅を広げている。独特の感性が光る歌詞と、振れ幅の広い楽曲が魅力。
2022年8月3日公開。実写とアニメーションを織り交ぜたMVになっている。サビ部分の浮遊感のあるメロディーと、宇宙を思わせるカラフルな映像が、幻想的な世界を演出している。歌詞の下には謎の言語のようなものが書かれているほか、映像内には暗号が隠されており、組み合わせると一つメッセージになるという仕掛けもある。楽曲と合わせて何度も楽しめる、遊び心あるMV。
秋山黄色の名言・発言
「今年来そうって予言してる奴全員ドヤ顔させてやるぞ」
今年来そうって予言してる奴全員ドヤ顔させてやるぞ
— 秋山黄色 (@ILikeAkairo) January 7, 2020
2020年1月、秋山は自身のTwitterに「今年来そうって予言してる奴全員ドヤ顔させてやるぞ」と投稿した。2020年は、3月に1stアルバム『From DROPOUT』のリリースとメジャーデビュー、ドラマタイアップや映画の挿入歌を担当するなど、秋山にとって大躍進の1年となった。インターネット上では2019年以前より話題になっていたが、その名がネットの外にまで広く知れ渡ったのは、「2020年は秋山黄色が来る」という期待通りであり、予言通りであったといえる。宣言を見事達成した、彼の強さとカッコよさを象徴する名言である。
「恩を返すべきひとりひとりと来てくれたあなたたちひとりひとりとの関係、大事なのはこれなんだよ!」
出典: spice.eplus.jp
2021年に開催されたツアー、「一鬼一遊TOUR Lv.2」の、栃木・HEAVEN’S ROCK Utsunomiya VJ-2公演でのMCより。ツアーファイナルとして、地元である宇都宮でライブを行った秋山は、「俺はね、宇都宮が本当に本当に心の底から大嫌いだったの! 」とファンに告白。同期や後輩が次々と就職していくなか、専門学校を中退し、地元でバイトをしながら音楽を作る生活をしていた時期には、周りから白い目で見られることもあったという。MCでは、宇都宮での日々がいい思い出ばかりではなかったことを振り返った後、「どこにも属せなかったけど、こんな俺ですらHEAVEN’S ROCKとかHELLO DOLLYとかはライブをさせてくれました。もう俺は地域として宇都宮を嫌いとか言うのはやめます。人間は地域や街じゃない。恩の返し方はインターネットに載ってないけど、今探してる途中です。恩を返すべきひとりひとりと来てくれたあなたたちひとりひとりとの関係、大事なのはこれなんだよ!」と話した。地元への複雑な思いを乗り越え、自分を支えてくれる人への恩返しをしたい、という意識の変化が強く表れている発言である。後にインタビューでも「ツアーファイナルが終わって個人的に一番強かったのは和解の感情でしたね。」と述べており、地元凱旋という形で迎えたツアーファイナルは、秋山黄色にとって大きな転換点となったのである。
秋山黄色の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
実在しない「秋山黄緑」
まーーーーじで秋山黄緑
— 秋山黄色 (@ILikeAkairo) June 7, 2020
「秋山黄色」というのは個性的な芸名だが、GoogleやYouTubeなどで「秋山黄」まで入力すると、サジェストには「秋山黄緑 ○○」というワードが大量に並ぶ。名前を勘違いして検索した人が多数いたことによる現象で、「秋山黄緑」という人物は存在しない。この間違いについては、秋山自身も2020年6月にTwitterで「まーーーーじで秋山黄緑」と言及しているが、2022年時点でも検索候補には色違いが並び続けている。2022年10月より、「SKETCH」がアニメ『僕のヒーローアカデミア』のエンディングに起用されることから、ラジオで秋山が主人公「緑谷出久(みどりやいずく)」にかけて「秋山黄緑谷出久の力で~」と発言したことがあり、「『秋山黄緑』は伏線だったのではないか」とファンの間で話題になった。いつになったら正しい名前が検索候補に挙がるのか、しばしば検索をかけて確認するファンもいる。
最初にベースを買ったのは「お年玉でドラムが買えなかったから」
出典: www.snrec.jp
ニコニコ動画やアニメ『けいおん!』に憧れてベースを始めた秋山黄色だが、元々欲しかったのはドラムだったという。しかし、電子ドラムは高価で買うことができず、生ドラムを買うには防音設備が必要だったため、当時の彼にとってドラムを購入するのは現実的ではなかった。中学生のとき、ドラムを買うためにデパートに向かったものの、お年玉で買えないことを悟ったため、その悔しさからベースを購入。購入後は、一緒に楽器選びをした友人がゲームにハマり、自分一人でベースを弾くことをつまらなく感じ、早い段階で弾かなくなってしまったという。その後、高校生の時に録音機材を手に入れ、久々にベースを弾いて録音したところ、非常によく録れたことが、プロのミュージシャンを目指すきっかけとなった。ベースは、元々それ自体をやりたくて始めたわけではなかったものの、彼の音楽人生に大きな影響を与えた楽器なのである。
『Mステ』出演で鼻をかむ様子が地上波へ
出典: twitter.com
秋山黄色は、かなりの鼻炎持ちで、ライブ中にも度々鼻をかむ姿が見られている。配信ライブでは思い切り鼻をかみ、ティッシュをステージ上にまき散らしたこともあり、ファンの間では「秋山黄色=ティッシュ」というイメージが定着しているほどである。そんな彼は、2021年3月にテレビ朝日『ミュージックステーション』に出演。「アイデンティティ」を披露したのだが、そこでも演奏終わりにアンプの上のティッシュに直行し、鼻をかむ姿が話題となった。放送後にはTwitterで「ティッシュ」がトレンド入りするなど、視聴者にインパクトを残すMステ出演となった。
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目次 - Contents
- 秋山黄色の概要
- 秋山黄色の活動経歴
- ニコニコ動画とアニメ『けいおん!』に憧れて楽器をスタート
- 「やさぐれカイドー」と「猿上がりシティーポップ」が話題に
- アルバム『From DROPOUT』でメジャーデビュー
- レベルアップする「一鬼一遊TOUR」
- 秋山黄色のプロフィール・人物像
- 秋山黄色のディスコグラフィー
- シングル
- 『アイデンティティ』
- 配信シングル
- 『やさぐれカイドー』
- 『猿上がりシティーポップ』
- 『Drown in Twinkle』
- 『とうこうのはて』
- 『ドロシー』
- 『クソフラペチーノ』
- 『クラッカー・シャドー』
- 『夕暮れに映して』
- 『モノローグ』
- 『サーチライト』
- 『夢の礫』
- 『モノローグ - From THE FIRST TAKE』
- 『猿上がりシティーポップ - From THE FIRST TAKE』
- 『ナイトダンサー』
- 『見て呉れ』
- 『シャッターチャンス』
- 『ソーイングボックス』
- ミニアルバム
- 『Hello my shoes』
- アルバム
- 『From DROPOUT』
- 『FIZZY POP SYNDROME』
- 『ONE MORE SHABON』
- 秋山黄色の代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
- 「やさぐれカイドー」
- 「モノローグ」
- 「猿上がりシティーポップ」
- 「ドロシー」
- 「クラッカー・シャドー」
- 「クソフラペチーノ」
- 「夕暮れに映して」
- 「Caffeine」
- 「サーチライト」
- 「夢の礫」
- 「アイデンティティ」
- 「月と太陽だけ」
- 「ナイトダンサー」
- 「見て呉れ」
- 「シャッターチャンス」
- 「ソーイングボックス」
- 秋山黄色の名言・発言
- 「今年来そうって予言してる奴全員ドヤ顔させてやるぞ」
- 「恩を返すべきひとりひとりと来てくれたあなたたちひとりひとりとの関係、大事なのはこれなんだよ!」
- 秋山黄色の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 実在しない「秋山黄緑」
- 最初にベースを買ったのは「お年玉でドラムが買えなかったから」
- 『Mステ』出演で鼻をかむ様子が地上波へ