西宮桃（呪術廻戦）の徹底解説・考察まとめ

西宮桃のプロフィール・人物像

名前：西宮 桃
誕生日：7月7日
身長：約150㎝
目の色：青
髪の色：金
所属：京都府立呪術高等専門学校3年生
術式：付喪操術（つくもそうじゅつ）
等級：二級呪術師
特技：アレンジ料理
好きな食べ物：生クリーム
苦手な食べ物：カニ
ストレス：東堂葵
好きなタイプ：セバスチャン・スタン（肉体美）

最速！キャラクター人気投票：第 - 位（ - / 1,575票）
第1回キャラクター人気投票：第35位（338票 / 163,066票）
第2回キャラクター人気投票：第32位（81票 / 97,860票）

CV：釘宮理恵（くぎみやりえ）

西宮桃とは、『呪術廻戦』の登場人物で、京都府立呪術高等専門学校の三年生である。
西宮桃の父親はアメリカ人であり呪術師。そのため呪術高専入学のきっかけは家系である。呪いは日本が中心なので、アメリカ出身の術師を親に持つ珍しいケースといえる。
初登場したのは東京校で行われた姉妹校交流会であり、釘崎野薔薇（くぎさきのばら）と対戦した。呪力により箒を乗りこなし空中戦を得意とする。
呪術高専京都校の後輩である禪院真依（ぜんいんまい）と三輪霞（みわかすみ）と、女子三人で仲が良くい。カワイイもの好きな西宮は、よく後輩の真依や三輪をショッピングに誘っている。

「女の呪術師が求められるのは、実力じゃないの。完璧なの」と作中発言していることから、呪術師としての実力だけでなく、女性としての見た目や他者評価を強く意識していることがうかがえる。釘崎との対戦で独自の価値観を吐露するも、釘崎からあっさり「めんどくさい」と一蹴されている。
西宮は京都校の後輩である二年の禪院真依を敬愛している。呪術界でエリート家系生まれの真依が実力以上を求められる中、呪術師として高みを目指し”理不尽”と戦っているとして、“真依ちゃん”と呼び慕っている。一方の真依は西宮のことを“桃”と呼び捨てにしている関係にある。
西宮、真依、三輪の京都校女子3人は、同じく京都校の東堂と加茂のことをめんどくさいと思っており、コミュニケーションは常にメカ丸を通している。
さらに西宮はメカ丸死亡により三輪が泣いたことで、“かわいい後輩を泣かした奴をブチ殺す”と発言していることから、京都校の仲間を大切に思っており、自分以外の人間のために特級呪霊相手でも構わず戦う意志を示している。

西宮桃の呪術・能力

術式：付喪操術（つくもそうじゅつ）

自身の呪力を用いて箒を操る術式を持つ。人を浮かせられるほどの呪力の風を放ったり、箒を浮かせるなど自在に操ることができる。

ちなみにこの「付喪操術」は「付喪神（つくもがみ）」が由来のよう。
「付喪神」は日本に伝わる「長い年月を経た道具などに精霊（霊魂）が宿ったもの」である。

鎌異断（かまいたち）

「鎌異断（かまいたち）」は、西宮が付喪操術で操る箒を巻き起こした”風”を利用した攻撃で、渋谷事変最終盤に裏梅（うらうめ）に向けて放つも、素手で払われてショックを受けている。
しかし、裏梅は特級相当の実力者であり、技が弱いというよりは相手が悪かった。

西宮桃の来歴・活躍

京都姉妹校交流会 団体戦

呪術高専東京校と呪術高専京都校の間で毎年行われる姉妹校交流会で、京都校の生徒として初登場する。この時、楽巌寺学長の指示のもと、京都校の生徒たちと共に両面宿儺の器である虎杖悠仁殺害計画に参画。
姉妹校交流会は例年団体戦と個人戦が行われることになっており、一日目は団体戦が行われた。
京都校三年の東堂葵と戦闘中の虎杖を殺そうと、箒を操り空から索敵することで京都校の生徒に虎杖の所在地を共有。しかし、東京校一年の伏黒恵の式神である「鵺」に攻撃され、帯電する翼によって暫くの間行動を制限されることになる。
「鵺」の攻撃後に、釘崎・パンダと遭遇した際、釘崎より京都校のメンバーである真依を「真希さんの出涸らし」、メカ丸を「ペッパー君をスクラップにして不法投棄する」などと侮辱された。この釘崎の煽りに西宮はこめかみに青筋を立てるほどに怒りを覚え、釘崎と一対一で戦闘を開始する。
同時にメカ丸も参戦し、メカ丸はパンダと開戦。その際、パンダは西宮を2級・準2級の実力と推し量っている。

釘崎の「芻霊呪法」により箒から地上に落とされ、ピコピコハンマーで殴られピンチに陥るも、禪院真依の放ったゴム弾により釘崎が戦闘不能に。
西宮は引き続き、京都校のメンバーのサポートに回る。

特級呪霊「花御」との戦いで戦闘不能となってしまった狗巻棘・加茂憲倫を箒に乗せて”帳”の外の家入硝子のもとへ運んだ後、庵歌姫の指示を受けてその場に待機となる。

姉妹校交流会の二日目「野球戦」

交流会の二日目として野球戦が行われ、「1番：外野手」として参加。一回表に出塁したものの、犠牲フライのルールを知らずアウトとなる。
守りのシーンでは禪院真希の打ったホームランボールを箒に乗ってキャッチし一回裏を無失点で切り抜けることに貢献。
また、バッターボックスに立った東堂葵が、キャッチャーの虎杖悠仁と話し込んで油断している隙に、ピッチャーの真希が意図的に東堂の顔面にデッドボールをぶつける。
京都校のメンバーたちは味方ながら敵チームの真希に対して「ナイッピー」と声を掛けているなど、京都校の人間関係が垣間見られる。

渋谷事変

渋谷事変とは2018年10月31日ハロウィンに乗じて、東京都渋谷駅周辺で偽夏油が企てた、最強呪術師・五条悟を封印する計画である。
多くの一般人が巻き込まれ、事件鎮圧と人々救出のために、五条悟を先頭に呪術師たちが渋谷入りする。まだ学生の呪術高専東京校の生徒たちも同じく渋谷に入り、呪術高専京都校からは東堂葵と一年生で治療関連の術式の使い手・新田新が参戦した。

西宮桃が渋谷事変に登場するのは、メカ丸の采配により渋谷事変の最終局面となる、五条悟の封印が完了した頃だった。

高専の中に呪詛師・呪霊と手を組み呪術高専側の情報を提供していた内通者がおり、それはメカ丸（与幸吉）だとわかる。メカ丸は自らの肉体を真人の無為転変にて治癒する縛りを交わしていた。高専の情報をリークすることで高専の仲間たちを危険にさらしたが、京都校の仲間たちは守りたいとも考えていた。実力者の東堂と治癒の術式を持つ新田以外の高専京都校の生徒たちには渋谷事変に参戦して欲しくないとの思いから、当日は遠方の任務に就くよう仕向けた。そのため、呪術高専京都校の生徒たちは渋谷事変の最後の最後に参戦することとなった。

西宮桃は空中から偽夏油の位置を確認し、同じく京都校三年の加茂憲紀、禪院真依に偽夏油への攻撃合図を送った。その後も、裏梅の「霜凪」で虎杖たちが凍らされた際、空中にいた西宮桃は無傷でおり、次の攻撃を防ぐため「付喪操術 鎌異断」を放ち参戦し、時間を稼いだ。しかし鎌異断も裏梅に素手で払われてしまいヘコんでいる。
最終的に渋谷事変は突如現れた特級呪術師・九十九由基の参戦で劣勢だった呪術師側が盛り返したため、偽夏油が一旦退く形で幕を閉じた。

死滅回游

偽夏油こと羂索（けんじゃく）は、呪術という技術がどこまで進化しうるのか、その究極の在り方を見届けたいとの思いから千年以上他人の肉体を奪いながら暗躍している術師だった。渋谷事変の最後に、羂索はこれまでに用意した無数の呪霊や過去の術師の受肉体を一気に解放し、首都圏は壊滅。日本は国家の存亡も危ぶまれる事態へと陥る。
さらに羂索は、日本各地で術師同士のデスゲーム「死滅回游」を開催。呪術高専の生徒たちはこの解消のために奔走し、西宮もこれに協力する。連絡役として西へ東へ飛び回り、尊敬していた真衣の死、それによる真紀の天与呪縛としての真の覚醒を見届け、これを東京で活動する仲間たちに報告した。

死滅回游の終焉

その後も桃は、自分にできる形でそれぞれに死滅回游を攻略していく仲間たちを支え続ける。しかし羂索の策略はそれを1枚も2枚も上回り、結果として“日本各地における呪力の充填”という死滅回游本来の目的を達成させられてしまう。もはや死滅回游を維持する意味は無いと判断した羂索は、自らこの終結に向けて動き出していく。
羂索や宿儺との決戦が近いことを察した桃は、仲間たちと合流。五条の封印を解除する準備を整える。