マニアックなおジャ魔女どれみの裏設定・都市伝説・トリビアまとめ

『おジャ魔女どれみ』とは、1999年より東映アニメーションが制作しているオリジナル魔法少女アニメのシリーズ、およびコミックス・ゲーム・OVA・映画化などのメディアミックス作品である。ひょんなことから魔女見習いになってしまった春風どれみが、魔法の力を借りながら周囲の人々の悩みを解決していくストーリー。多くのファンを持つ魔法少女アニメの金字塔『おジャ魔女どれみ』だが、あまり知られていない裏設定・都市伝説・小ネタ・トリビアが存在している。
瀬川おんぷのイメージカラーは当初、紫か黒かで迷っていた。しかし「大人っぽいムードがあって、善悪がわからないイメージにしたかった」という理由から、「どちらにもつかない色」という事で紫になった。
ももこのイメージカラーは緑色の案もあった

ももこのイメージカラーは緑色の案もあったが、諸事情により黄色になった。
はづきはキャラ的に弱かったので誘拐される話から路線変更
はづきはキャラ的に弱かったことから、第1シーズン(無印)の19話(誘拐される話)ぐらいからキャラの路線変更が行われた。
どれみのステーキ好きは脚本家の娘の口癖が元ネタ
どれみのステーキ好きは、脚本家の娘の口癖である「ステーキ!」がモチーフになったという。
あいこの母の元ネタはスタッフの行き着けの店の店員
あいこの母のモチーフは、スタッフの行き着けの店で働いていた女性が元ネタになっているという。
『も〜っと!おジャ魔女どれみ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
ハナちゃんの髪型の変化

2つ結びになったハナちゃん(中央)。まわりは同じ幼稚園の仲間たち。
第3期の冒頭では、髪の毛をちょんまげのように一つに結んでいたハナちゃんであったが、でんぐり返しの練習をする際に邪魔にならないように、どれみがツインテ―ルに結びなおしてあげている。
このハナちゃんの髪型は、次回作の第4期 『おジャ魔女どれみドッカ〜ン!』でも引き継がれており、成長したハナちゃんは同じツインテ―ルの形を保っている。
心と身体の成長を子どもの目線になって伝える回も
作品の本筋である「魔法」「パティシエ試験」とは別に、学校生活の日常も多く描かれている『も~っと!おジャ魔女どれみ』。中には、センシティブな身体の成長にまつわる回があり、胸が大きいことを気にしているクラスメイト・奥山を気にかけ、フォローしようとするどれみ達や、からかってくる男子はリアルな小学生を彷彿とさせる。この回では、魔法を使って直接問題を解決しておらず、先生たちの保健の授業によって「人と違っていい」ということを学ぶことで、奥山の心を軽くした。このように、魔法に頼らずとも問題を解決していく話はいくつか存在する。こうすることでより、視聴者である子どもたちにより親近感を与えさせている。
『おジャ魔女どれみドッカ~ン!』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
細田守演出の「神回」

『おジャ魔女どれみ』のワンシーン

『時をかける少女』のワンシーン
大人気シリーズとなった『おジャ魔女どれみ』。2020年には20周年記念として、映画『魔女見習いをさがして』が公開された。この映画の公開を記念し、東映チャンネルで全4シリーズから厳選されたエピソード20話が放送された。その中には、細田守監督が演出を担当し「神回」と言われている『おジャ魔女どれみドッカ~ン!』の第40話「どれみと魔女をやめた魔女」と第49話「ずっとずっと、フレンズ」が選ばれている。
特に第40話「どれみと魔女をやめた魔女」はファンの間でもかなり人気のエピソードで、2020年に行われた「おジャ魔女どれみエピソード総選挙」では第2位に選ばれた。全体的に薄暗く静かなトーンであること、意味深なカットが繰り返されていることなどから、異質な回だと言われている。
映画『時をかける少女』でも有名な細田守監督。『時をかける少女』と『おジャ魔女どれみ』で似たような演出がされている。その1つが、分岐路で登場人物がそれぞれの道を辿っていくシーンである。分岐路を描くことで、登場人物それぞれの成長や別れが表現されている。
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目次 - Contents
- 『おジャ魔女どれみ』の概要
- 『おジャ魔女どれみ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 「魔女」というコンセプトはロアルドダール作『魔女がいっぱい』がヒントになった
- 当初は『おジャ魔女おんぷ』だったが商標登録で駄目になり「どれみ」になった
- 前番組『夢のクレヨン王国』は特撮作品との歩調合わせと春の玩具商戦の関係で5カ月延長
- 『ハートキャッチプリキュア』が『おジャ魔女どれみ』と似ていると話題に
- 原作者「東堂いづみ」はハウスネーム(共同ペンネーム)
- 変身シーンでの呼称は「変身」ではなく「お着替え」
- 「MAHO堂」はローマ字で初期シリーズのメンバーの頭文字となる
- 「おジャ魔女」はローマ字の「OJAMAJO」にすると回文
- 「おジャ魔女どれみの交通安全」「おジャ魔女どれみの自転車安全教室」という教育用作品がある
- あいこのパーソナルカラーは赤色も候補にあった
- 瀬川おんぷのイメージカラーの候補は紫か黒だった
- ももこのイメージカラーは緑色の案もあった
- はづきはキャラ的に弱かったので誘拐される話から路線変更
- どれみのステーキ好きは脚本家の娘の口癖が元ネタ
- あいこの母の元ネタはスタッフの行き着けの店の店員
- 『も〜っと!おジャ魔女どれみ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ハナちゃんの髪型の変化
- 心と身体の成長を子どもの目線になって伝える回も
- 『おジャ魔女どれみドッカ~ン!』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 細田守演出の「神回」
- 『おジャ魔女どれみドッカ~ン!』が映画にならなかったのは前作『カエル石のひみつ』が不評だったから
- 『おジャ魔女どれみナ・イ・ショ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 4話で詳細に描かれるおんぷの仕事のスケジュール
- 第9話の対戦相手の名前はスタッフが元ネタ
- 『おジャ魔女どれみ16シリーズ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 第4期最終回とのつながり
- 小説だがアニメシリーズのスタッフが関わった正式な続編
- 『魔女見習いをさがして』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- レイカの旧姓は「玉木レイカ」
- かつての声優陣の参加
- メインターゲットは『おジャ魔女どれみ』をみていた子供たち
- 現代女性の人生と悩みから制作