水曜日のカンパネラ(水カン)の徹底解説まとめ

水曜日のカンパネラ(水カン)とは、史実や昔話、伝承に独自の想像・妄想を織り交ぜた歌詞を、ダンスミュージックに乗せることで独創的な世界観を展開する音楽ユニットである。2012年ボーカルのコムアイ、作曲・編曲担当のケンモチヒデフミ、ディレクターのDir.Fで結成。2017年日本武道館公演を敢行し、その後海外にも活動を展開。2021年コムアイが脱退し、新たに詩羽が参入。アルバム『ネオン』に収録の「エジソン」はTikTokでバズり、新体制となった水カンは止まることを知らない注目のアーティストである。

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BD収録曲
1. アリス
2. バッキンガム
3. シャクシャイン
4. ラー
5. アラジン
6. ディアブロ
7. シャドウ
8. 聖徳太子
9. 赤ずきん
10. キャロライナ
11. 織姫
12. 卑弥呼
13. たまものまえ
14. かぐや姫
15. モヤイ
16. ティンカーベル
17. 桃太郎
18. 一休さん
19. ツイッギー
20. 金剛力士像
21. 一寸法師
22. マーメイド
23. 七福神
24. エジソン
25. 招き猫

CD1収録曲
1. アリス
2. バッキンガム
3. シャクシャイン
4. ラー
5. アラジン
6. ディアブロ
7. シャドウ
8. 聖徳太子
9. 赤ずきん
10. キャロライナ
11. 織姫
12. 卑弥呼
13. たまものまえ

CD2収録曲
1. かぐや姫
2. モヤイ
3. ティンカーベル
4. 桃太郎
5. 一休さん
6. ツイッギー
7. 金剛力士像
8. 一寸法師
9. マーメイド
10. 七福神
11. エジソン
12. 招き猫

水曜日のカンパネラとしては2度目、詩羽体制になって初めての日本武道館公演が映像化。全25曲を収録している。

水曜日のカンパネラの代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)

桃太郎

水曜日のカンパネラ 桃太郎

恐らく桃太郎の名を聞いて知らないものはいないだろう。日本に伝わる昔話である。物語の由来は諸説あるが、岡山県が1960年以降地域の促進運動によって、現在でも桃太郎=岡山県という印象が強い。桃太郎は、桃から生まれた「桃太郎」がお爺さんとお婆さんから黍団子を貰って、犬・猿・雉を従え、鬼ヶ島まで鬼を退治しにいくというお話である。勇猛果敢で信頼されている桃太郎であるが、水カンの「桃太郎」は違う。家でゲームをしながら引きこもっている設定なのである。そんな桃太郎を見兼ねたお爺さんとお婆さんは黍団子を持たせて、「鬼ヶ島へ行ってこい」と家から追い出すのである。これは外で遊ぶ子供が減っていることや、「16連射の高橋名人」の登場、なつかしのゲームを取り上げている点から、一時社会問題としてメディアで多く取り上げられていた、親の脛をかじり続ける引きこもりの大人などを、桃太郎の世界観に反映させた音楽となっている。そんな世界観であるが、サビでは黍団子をリズミックに連呼し、ノリが良い。またMVはアニメーションで作成され、桃太郎がダンスをしていたりする。それが子供に受け、人気の曲となっている。

一休さん

水曜日のカンパネラ 一休さん

一休さんは室町時代の臨済宗のお坊さんで、頓知で有名である。楽曲でのキャラクターでも頓知を利かせる存在であるが、常識は通じないパンクな僧侶で、みんなを笑わせる明るい性格で描かれている、MVでは「えんどぅ」という安室奈美恵のMVにも出演している実力派ダンサーが共演している。「えんどぅ」は少女時代のダンスカバーをして「遠藤時代」というグループを作り、実際に少女時代のLIVEにもサプライズゲストで共演した経歴を持つ。またコムアイはレディー・ガガの風貌でダンスを踊っている。曲調はメロウであるが歌詞は韻を踏んでおり、自然と体がノレる一曲となっている。

カンフー・レディー

ヴィレッジヴァンガードの店舗限定でリリースされたカヴァー・ミニ・アルバム『安眠豆腐』(OTOTOYでもハイレゾ配信された)1曲で、1980年代前半のテレビ番組『ひらけ! ポンキッキ』(フジテレビ系列)の中で放送されていた「カンフー・レディー」をカバーしたもの。
独特の浮遊感があるサウンドとコムアイの個性的なボーカルが引き立て合い、カンフー映画のような疾走感とユーモラスさを融合させるかのような一曲に仕上がっている。

千利休

実在する茶の湯の天才「千利休」を題材にし、遊び心あふれる歌詞と、予測不能な展開を見せるトラックが魅力の一曲だ。千利休という人物を、彼ららしいユニークな視点で再構築している。

ナポレオン

軽快で中毒性のあるサウンドと、独特のワードセンスが光る歌詞が印象的な楽曲。彼らならではのポップな解釈で、不思議な世界へと誘ってくれる。

マリー・アントワネット

「ベルサイユは財政赤字!花の都はパリじゃん。踊れフレンチカンカン」という言葉のチョイスが印象的な1曲。

ミツコ

園子温監督による2011年の映画『恋の罪』をモチーフにした楽曲。映画の世界観に沿った、どこか俗物的で厭世的な世界観の歌詞が魅力的。

小野妹子

nami03163
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@nami03163

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