水曜日のカンパネラ(水カン)の徹底解説まとめ

水曜日のカンパネラ(水カン)とは、史実や昔話、伝承に独自の想像・妄想を織り交ぜた歌詞を、ダンスミュージックに乗せることで独創的な世界観を展開する音楽ユニットである。2012年ボーカルのコムアイ、作曲・編曲担当のケンモチヒデフミ、ディレクターのDir.Fで結成。2017年日本武道館公演を敢行し、その後海外にも活動を展開。2021年コムアイが脱退し、新たに詩羽が参入。アルバム『ネオン』に収録の「エジソン」はTikTokでバズり、新体制となった水カンは止まることを知らない注目のアーティストである。

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水曜日のカンパネラの名前の由来は水曜日に打ち合わせが多かったこと

水曜日のカンパネラのメンバー達。左からDir.F、初代ボーカルのコムアイ、ケンモチヒデフミ

水曜日のカンパネラの名前の由来は「水曜日に打ち合わせが多かったことや、漢字・ひらがな・カタカナ混じりにしたかったから」らしい。

コムアイの逸話「JRのポスターにステンシル・アート」

JRのポスターにステンシルアートを施すコムアイ

2015年11月に『ジパング』を発売した際、JR東日本とYahoo! JAPANの共同サービス『たびぴた』のポスター広告に出演したJR渋谷駅山手線外回りホーム上の大型看板に「落書きしたい……」とコムアイがTwitterで投稿したことを端緒に、本人がステンシル・アートを施した。

物議を醸した「鹿の解体ショー」を活動当初から計画していたコムアイ

実際の解体ショーの模様

2013年、コムアイが「りんご飴音楽祭で鹿の解体ショーをします!」と告知し、自主企画のお知らせに喜びつつも、周囲の空気は「え?鹿?解体?」とざわつくものになった。
これに関して「音楽活動を始めた時からライブで鹿の解体を見せたかった」と語ったコムアイは、もともと農業など一次産業への興味が強く、農家へ1か月間の体験就農をしたこともあるという。
最初は農作物を育てることに興味があっただけだったというが、養鶏場や養豚場の世話も経験し、自ら世話をした豚を食肉処理場へ送り出す経験をしてから、「動物を殺し、肉を食べるという行為の意味」へ関心が向いたらしい。同時期に「解体ワークショップ」という野生動物などの解体を体験できるイベントに遭遇。
実際に鹿の解体を行って、まずは「作業としての興味」からこの道に入っていったという。
そして決して「グロテスクなもの」を見せたかった訳ではなく「動物が食べ物になっていく過程」を生で見ることで、その意味を感じてほしかったという深い理由から、自主企画イベント「りんご飴音楽祭」での鹿の解体ショーに踏み切ったのである。
イベント当日は解体ワークショップで知り合ったという知人が山梨から鹿を捌くために出向いてきて、解体の情報を交えながら「解体ショー」は無事に終了した。
コムアイは「鹿の解体をイベントでみせるのは、これ一回きりにはしたくない。むしろ、音楽よりも鹿のほうが大事かもしれない」とコメントを残している。

「解体ショー」に対するネットの声

音楽イベントと鹿を食肉にする「解体ショー」を並行して行うことについては賛否両論、様々な意見が集まった。

これは、「色々考えるものはある」と肯定的な目線であるものの「自分は血を見るのが苦手で耐えられない」というもの。こうして一人一人が食肉というものへ対する意義を「考える」ことそのものも、コムアイの狙いだったのだろうと思える。

伝説となった渋谷駅から渋谷WWWまでのゲリラ路上ライブ

2014年にリリースしたアルバム『シネマジャック』の発売記念として、コムアイが渋谷のスクランブル交差点から渋谷WWWまでの道のりを歩きながらのパフォーマンスを行った。一部のファンの間で「サラリーマンお疲れ讃歌」との呼び声が高い「ランボー」、渋谷区円山町を題材にした「ミツコ」、100円シングルでも話題になったキン肉マンのキャラクターをモチーフにした「二階堂マリ」の三曲を、夜の渋谷センター街とスペイン坂で惜しみなく披露、偶然街を歩いていた通行人たちの視線を釘付けにした。コムアイはこのゲリラライブについて「はじめてステージに立ったときのような変な快感がありました。見られてるーって感じ(笑)。はずかしめられている感じがしました」と照れながら語り、「匍匐前進したほうがいいかな」と、おちゃめな様子ものぞかせていた。

詩羽のエピソード「高校1年で行った奇抜なスタイルの真相」

詩羽は中学と高校で対人関係で悩むことがあり、自身のことを嫌悪するようになったという。どうしたら自身を好きになれるか思考した結果、高校1年で前髪を切り揃え、サイドを刈り上げにし、口にピアスを開けた。その後生徒指導を受けたというが、自己肯定感を高めることの何がいけないのかと先生と口論したらしい。

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@nami03163

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