マカロニえんぴつ(マカえん)とは【徹底解説まとめ】

マカロニえんぴつとは、ボーカルのはっとりを中心にした4人組ロックバンドである。メンバーははっとり(Vo, G)、高野賢也(B, Cho)、田辺由明(G, Cho)、長谷川大喜(Key, Cho)。2012年に結成され、2020年にメジャーデビュー。代表曲「なんでもないよ、」は、Billboard JAPANチャートでストリーミング部門1位を獲得。2021年には、『映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園』の主題歌も担当。「恋愛」や「青春」をテーマにした楽曲で、若者を中心に人気を集めている。

『星が泳ぐ』

2022年4月公開。アニメ『サマータイムレンダ』オープニングテーマ。MVは水があちこちに使われる演出で、楽曲の透明感を引き立たせている。以下、はっとりによる楽曲コメントである。

夏の焦燥と、花火のように儚く散る運命をイメージして書きました。
サマータイムレンダ原作ファン・アニメファンへはもちろん、多くの方に届くことを願っています。

出典: natalie.mu

『たましいの居場所』

2022年6月公開。日産「SAKURA」CMソング。CMから曲を気に入り、バンドのファンになった人も多いという。「泣いてもいいんだぜ」といったあたたかみのある歌詞に、背中を押されるような1曲。昔のドラマのような懐かしさのあるMVも、曲の雰囲気と合わせて楽しめる。

マカロニえんぴつの名言・発言

はっとり「バカにされても信じ続けろよ。好きなものだけは手放すな」

出典: natalie.mu

2020年9月3日、メジャーデビュー発表の場となった配信ライブ「マカロックONLINEワンマン~豊洲から愛をこめて~」でのはっとりのMCより。本編のラスト曲「ヤングアダルト」の演奏を始める前に、はっとりは視聴者に向けて、「バカにされても信じ続けろよ。好きなものだけは手放すな。マカロニえんぴつもそうやって、8年やってきました。」と語った。
ライブ当時、マカロニえんぴつは結成8年を迎えるところだった。SNSの普及などにより、「バズる」ことも多くなった現代においては、活動を始めてすぐにメジャーデビューということも珍しくない。そんな中、マカロニえんぴつは、自分たちのやりたい音楽を続け、8年の歳月をかけて、小さなライブハウスからメジャーデビューまで辿り着いた。ミニアルバム『LiKE』の収録曲「トリコになれ」には、「売れそうで売れないね」という自虐的な歌詞がある。このような「売れそうで売れない」期間を乗り越え、自分たちの音楽を信じた結果、レコード大賞の最優秀新人賞受賞など輝かしい成績を納めるに至ったのである。
好きなものを決して手放さなかった、彼らの信念の強さとその大切さが、説得力を持って響く名言である。

はっとり「今まで通りグッドミュージックを届けるということをこれからもやりたい」

出典: realsound.jp

2020年1月12日、ワンマンツアー「マカロックツアーvol.8 ~オールシーズン年中無休でステイ・ウィズ・ユー篇~」ファイナル公演でのはっとりのMCより。ライブ中盤、ミニアルバム『season』の収録曲である「TREND」を演奏する前に、はっとりは「日替わりのトレンドに左右されず、マカロニえんぴつとあなたと、この一対一の関係を大切にして、今まで通りグッドミュージックを届けるということをこれからもやりたい」と観客に伝えた。
ライブMCやインタビューで、はっとりは度々「グッドミュージック」という言葉を口にする。この言葉は、アルバム『CHOSYOKU』収録の「MUSIC」の歌詞としても出てくる(「愛を知ったあなたならきっと分かる、あなたなら グッドミュージック」、「夢を持ったあなたにはきっと届く、あなたには グッドミュージック」など)。「グッドミュージック」というのは、マカロニえんぴつが大切にしてきたものであり、「あなた」にこそ届けたい音楽のあり方なのである。

マカロニえんぴつの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

はっとりの誕生日入力ミスによるTwitter凍結事件

2018年8月、マカロニえんぴつの公式Twitterが凍結された。原因は、はっとりが誕生日入力欄に結成日を入力したところ、13歳未満であると判断されたことによる。2日後には凍結が解除されたようだが、ファンの間では「可愛すぎる事件」として話題となった。

田辺由明(G, Cho)と長谷川大喜(Key, Cho)のサウナ愛

田辺由明(左)と長谷川大喜(右)

田辺由明(G, Cho)と、長谷川太喜(Key, Cho)は、ともにサウナが趣味である。田辺は、先輩バンドマンにサウナ好きが多かったこと、ツアーでサウナ付きのカプセルホテルに泊まる機会があったこと、ドラマ『サ道』の影響などから、サウナにハマり、自分好みのサウナを求めて各地を巡っている。さらには、サウナ好きが高じて、2020年に「熱波師検定B」の資格も取得している。長谷川も、サウナブームがくる前から本格的にサウナを楽しむようになり、「低温高湿よりも、高温低湿の『カラカラ系』が好き」というこだわりも持っている。二人一緒にサウナへ行くこともあるが、必要以上の会話をせず、寡黙に入ることが二人流の「整い方」なのだという。また、彼らにとってサウナは創作活動の場でもあり、アルバム『ハッピーエンドへの期待は』に収録されている「TONTTU」は、サウナがテーマになっている。

はっとり(Gt,Vo)のセンター分けヘアや芸名の理由はバンド「UNICORN」

出典: natalie.mu

はっとり(左)と奥田民生(右)

はっとり(Vo,G)は、センター分けの髪型がアイデンティティの一つで、ライブでもインタビューでもいつもセンター分けである。この髪型をするようになったのは、単なるおしゃれではなく、彼が敬愛するバンド「UNICORN」の影響である。UNICORNは、はっとりが生まれた1993年に解散したバンドだが、テレビで紹介されているのを見て、バンドのカラーに縛られない自由なスタイルに惹かれ、憧れるようになったという。特に、ボーカル奥田民生をリスペクトしており、センター分けの髪型は、奥田民生のデビュー当時の髪型を真似ている。
また、「はっとり」という名前は芸名だが、これもUNICORNのアルバム『服部』からとったものである。はっとりはこの芸名を中学生の頃から名乗っており、周りの友達にも「はっとり」と呼ばせていたのだという。マカロニえんぴつにメンバーを勧誘する時も「はっとり」を名乗っていたため、メンバーは最初彼のことを「服部さん」だと勘違いしていた、というエピソードもある。
そんなはっとりと奥田民生は、2019年にはフェスイベントで共演、2020年には対談も果たしている。

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