ガンテンバイン・モスケーダ(BLEACH)の徹底解説・考察まとめ

ガンテンバイン・モスケーダとは、『BLEACH』の登場人物で、虚と呼ばれる悪霊の中でも別格で強大な力を持つ破面の一体。
破面たちが住まう虚圏にやってきた主人公黒崎一護たちの前に現れ、その仲間である茶渡泰虎と交戦。破面の強さを見せつけつつ、戦闘中に己の殻を破って急成長した茶渡に敗れ、彼の成長を印象付けた。さらなる強敵を前にその茶渡を心配するなど、意外と親切な一面を持つ。護廷十三隊の治療班に助けられるもその後の出番はなく、明確に生き残った破面の中では作中での扱いが悪いことで知られる。

ガンテンバイン・モスケーダのプロフィール・人物像

種族:破面
階級:No.107
誕生日:9月21日
身長:201cm
体重:121kg

CV:船木真人

ガンテンバイン・モスケーダとは、『BLEACH』の登場人物で、虚(ホロウ)と呼ばれる悪霊の中でも別格で強大な力を持つ破面(アランカル)の一体。
破面の中でも特筆して強力な10体から成る「十刃(エスパーダ)」の選に漏れた、「十刃落ち(プリバロンエスパーダ)」の1人。好戦的な性格だが、そこに私情や細かい理由を持ち込むことを嫌うさっぱりした気性の持ち主。自分を倒した相手がさらなる強敵を前にしているのを見ると心配して声をかけるなど、意外と親切な一面を持つ。

破面たちが住まう虚圏(ウェコムンド)にやってきた主人公黒崎一護(くろさき いちご)たちの前に現れ、その仲間である茶渡泰虎(さど やすとら)と交戦。当初は圧倒するも、戦闘中に己の殻を破って急成長した茶渡に敗れる。茶渡の覚醒と成長、破面の強さと戦法を読者に見せつける役目を果たした。
護廷十三隊の治療班に助けられるも、その後の出番は皆無。明確に生き残った個体や、死んだと思われていたのに再び登場した他の破面たちと比べて、作中での扱いが悪いことで知られる。

ガンテンバイン・モスケーダの能力

帰刃「龍拳」(レスレクシオン ドラグラ)

破面たちは個々に専用の武器を装備しているが、これは「虚としての本来の力を刀の形に封じたもの」である。これを開放し、虚としての力を完全な形で行使する状態のことを、帰刃という。

ガンテンバインの武器は、刀というよりナックルガードのような形状をしている。茶渡の能力も巨大な手甲のような形で発動するものであり、両者の戦いはどこか正々堂々とした殴り合いに似たものとなった。
帰刃としての力を解放すると、肩を通して両腕をアルマジロのような装甲が覆う形となり、パワーもスピードもそれまでの比にならないほどに上昇する。

主よ我等を許し給え(ディオス・ルエゴ・ノス・ペルドーネ)

ガンテンバインの切り札。組んだ両手からエネルギー波を撃ち出す。
さらなる覚醒を果たした茶渡には通用せず敗れることとなったが、両者の性格もあり、その決着はスポーツの名勝負のようなどこか爽やかな印象の漂うものとなった。

響転(ソニード)

破面が修得している特殊な移動方法。瞬間移動にも近いような速度で動き回り、戦いを優位に進める。
当初はこれを用いて茶渡を翻弄していたが、新たな力に目覚めて以降の彼にはあっさりと見切られてしまった。

ガンテンバイン・モスケーダの来歴・活躍

十刃と十刃落ち

ある時、破面を含む虚とは本来敵対する存在である死神の藍染惣右介(あいぜん そうすけ)が、死神たちの実働部隊である護廷十三隊への反乱を画策。そのための戦力を求めて虚たちの世界である虚圏を来訪し、特に強力な10体の破面を自身の配下とする。
この10体の破面を十刃と名付けて戦力の中核にしつつ、それぞれに「従属官」という補佐役をつける形で、藍染は破面の軍勢を構成させていく。ガンテンバインは十刃の選には漏れるものの、十刃落ちという立場でここに加わることとなり、十刃の拠点である虚夜宮(ラスノーチェス)の警護を担当する。

茶渡泰虎との戦い

茶渡(左)と戦うガンテンバイン。

ある時、虚圏に死神の力を得た人間の少年黒崎一護と彼の仲間たちが乗り込む。彼らは十刃に連れ去られた仲間の救出を目的としており、虚夜宮へと乗り込んでくる。ガンテンバインはこの迎撃に赴き、一護の仲間の1人である茶渡と交戦する。
当社は響転を用いて相手を翻弄するも、戦いの中で自分の本来の力を覚醒させていった佐渡に食い下がられ、五分の勝負に持ち込まれ、ついには圧倒される。切り札の「龍拳」や「主よ我等を許し給え」を持ち出すも、さらなる強さを得た茶渡の前には通用せず、ついに強烈な一撃を浴びて地に伏すこととなった。

藍染の配下として虚夜宮の警護に当たっていたガンテンバインだが、戦いに自分の私情や事情を持ち込むことを良しとせず、茶渡もまた不必要に力を振るうことを嫌う性格だった。このため両者の戦いは死力を尽くした殺し合いであると同時にスポーツの名勝負のごとくどこか爽やかなもので、茶渡は戦闘不能になったガンテンバインにトドメを刺すことなく立ち去っていく。

その後のガンテンバイン

ガンテンバインを倒した茶渡は、彼にトドメを刺さずに立ち去っていく。

しかしここに十刃の十刃のNO.5であるノイトラ・ジルガが現れ、茶渡を攻撃。その圧倒的な力で彼を打ち倒してしまう。この時ガンテンバインは、先ほどまで殺し合いを演じていた佐渡に向かって「逃げろ」と叫んでおり、彼の強さへの敬意とトドメを刺さなかったことへの恩義をしっかり感じていたことがうかがえる。
ノイトラは茶渡を痛めつけた後、新たな敵を求めて移動。ガンテンバインと茶渡は危ういところで命拾いし、後に駆け付けた護廷十三隊の治療班によって手当てを受けることとなる。

一護たちの突入をきっかけに、戦いは藍染と十刃vs護廷十三隊の形へと移行し、最終的に後者が勝利。十刃の大半を含む多くの破面が命を落とす。ガンテンバインは治療を受けたこともあり、例外的に生き残った1人となったが、その後物語には登場していない。
破面や十刃の生き残りの中には、後に一護たちと共に戦う者、死んだと思われていたが意外な形で再登場した者も存在しており、彼らと比べて扱いが悪いことがファンの間で話題となった。

ガンテンバイン・モスケーダの関連人物・キャラクター

茶渡泰虎(さど やすとら)

YAMAKUZIRA
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