【憎しみの矛先は】死ぬほど怖い話都市伝説まとめ! 【死相が分かる鏡】

死ぬほど怖い都市伝説を集めました。暴走族の恐怖体験を綴った「憎しみの矛先は」や、鏡にまつわる不思議な話の「死相が分かる鏡」、写真部の男子生徒の体験を書いた「悲惨な現像」などを掲載。真夜中に読むと眠れなくなる怪談や不思議な話を紹介していきます。

ダイビング

旅先で知り合った熊野という人物から電話があり

上野は飲みに誘われた

そこで彼は熊野から豪華な料理や高い酒を奢られ、ダイビングに誘われる

断る理由も無かったので、そのままダイビングに参加することにした

ところが週末になって熊野の車で目的地に行くと

そこは自殺の名所として有名な滝だった

熊野の言っていた『潜る』というのは

『滝壺に潜って遺体を引き上げる』ということだったようだ

上野が水に入ると、水流の渦巻いている所では

人の形をしたようなものが、ぐるぐると回っていた……

それが引き上げるべき遺体だと気付いた

恐ろしくなった上野は水面から顔を出して帰らせてくれと頼んだが

熊野は「駄目だ!! お前には、もう前金を渡してあるのだから」と言う

熊野がご馳走してくれた料理や酒は

すべて遺体捜索のアルバイト代だったのだ

上野はしかたなく水中に潜り

これは仕事なんだと自分で自分を説得して遺体を引き上げることにした

数日後、熊野と上野が滝壺で遺体となって発見された

2人の足をつかむように腐乱死体がからみついていたという

悲惨な現像

写真部に所属する津田という男子生徒がいた

霊感が人よりも強いためなのか

自然と霊を呼び寄せてしまうのだろうか

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@el

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