【憎しみの矛先は】死ぬほど怖い話都市伝説まとめ! 【死相が分かる鏡】

死ぬほど怖い都市伝説を集めました。暴走族の恐怖体験を綴った「憎しみの矛先は」や、鏡にまつわる不思議な話の「死相が分かる鏡」、写真部の男子生徒の体験を書いた「悲惨な現像」などを掲載。真夜中に読むと眠れなくなる怪談や不思議な話を紹介していきます。

SとHは二人でトイレの個室に入って

しばらく話をして盛り上がっていたが

急に周囲の空気が変わって

外から足音が聞こえてきた

こんな時間に誰だろう?

宿直の先生の見回りだろうか?

Sに頼まれ、Hがトイレの外の様子を見ようとすると

そのまま外に押し出されてしまった

そのトイレは本当は『裏切りのトイレ』を呼ばれ

深夜に二人で入って一方を魔物の生贄に捧げると

残った一人の願い事を叶えてくれるのだと

しかし、生贄にされたのはトイレに残ったSの方だった

Hが個室の中を覗くと

人間の手のような影が手招きをしていた

赤い鳥居

原付で裏山を走ってたら空に 赤い鳥居が2つ並んだ状態で浮いた
赤い鳥居が浮いてるというより宙にぼやけてるって感じ
道なりにその鳥居があったから 走り抜けた

家に帰ってその日は普通に過ごしたが
翌日高熱が出て 、薬を飲んでも病院に行っても 熱がさがらない
母親が、何か最近変わったことはなかったかと聞かれて 鳥居の事を話したんだよ
血相を変えて Aさんに連絡しないと!!!!って電話してた。

出典: tosidensetu.anime-voice.com

Aさんは霊能力のある人だった
Aさんは俺をみるなり、「あぁ、これは相当やられてるね…」

家の仏壇の前に寝かされて
Aさんがもってきた酒やら米やらを仏壇に並べ始めて
「鳥居を2つくぐったんだね?」
と聞いてきたからかすかに頷いた

出典: blog.livedoor.jp

「あんたの先祖に守ってもらうように今から頼むけど
それが出来なかったらあんたは悪いけど ここで命が切れてしまうよ」
Aさんはなにやら呪文みたいな言葉を唱え始めた
呪文みたいなものが書かれた紙で体を叩かれておしまい。
Aさんが「どうにか切り抜けた。あんたよかったね、 毎年墓参りにちゃんと行ってて」

墓参りだけは欠かさなかったが それが幸いしてたらしい。

Aさんが「次に鳥居を見たらすぐに離れること 絶対くぐってはいけない」
と言い残して去って行った。

出典: tosidensetu.anime-voice.com

次の日、嘘みたいに熱が下がっていた。

母親に、どういう事かしつこく聞いてみたら
・鳥居の数はその人が生きた年数に応じて違う
・雨の日は鳥居は出ない
・俺の家系に関係している
・鳥居をくぐったら8割の確率で死ぬ
母も詳しくは知らないようだが、その教えは今でも守っている

出典: blog.livedoor.jp

障子窓

あれは僕が宮大工の仕事での出張の帰り、飛騨の山中でのことだった。
日も暮れかけた山道で途方に暮れていた所、傍らにぼろけた廃寺があり、僕はそこで一夜の宿をとることにした。
寺の中は廃屋ならではの寂れ方をしていたが、床や壁はしっかりしており、寝泊りくらいは出来そうだった。
ただ鼠でもいるのか、時折どこからか、トタタタタ……と何かの足音が聞こえる。
荒れた屋内の雰囲気とあいまって気味が悪かったが、さほどの実害はないだろうと決め込んで床に座った。
大工道具を下ろし、ふと横を見ると障子がある。
朽ちかけた寺の中なのに、一枚も障子紙が破れていないのが印象的で、よく覚えている。
電気などは当然通っていない為、寺の中は真っ暗で、ただその障子を透かして来る蒼く滲んだ月光だけが唯一の光源だった。
ひどく神秘的で、浮世離れした光景の中にいることに耐え切れない心地がして、僕はついその障子の紙を一枚、指先でぱしりと破った。
外には、鬱蒼と茂る山の木々が闇に浮かび上がる筈だ。

出典: giganyanko777.blog.fc2.com

しかし、障子紙に開いた穴の向こうに見えたのは、明るく開けた春の寺の庭だった。
太陽の光が小さな山桜に降り注ぎ、痩せっぽちの着物姿の六・七歳の少女と、二・三歳のこれも細身の赤ん坊が泥団子を丸めて遊んでいる。

僕はぐるりと振り返った。
そこには、相変わらず寂れた寺の内装があるばかり。
次に障子を引いて開け放った。
夜の闇の中、そこら中に、形も解らぬ闇色の木々が寺を覆う様に立ちはだかっている。
僕は障子を閉め、先程の穴をもう一度覗いたが、さっきの昼の光景はどこへやら、そこには夜の木々があるだけだった。
慌てて僕は、隣の枡の障子紙を破った。すると、葉桜の下でままごとをする先ほどの二人が見えた。初夏の様だ。
やがてその映像が薄れて消え、寺の外の夜の山の、現実的な風景がまたも訪れる。
次の枡の障子紙を破く。
盛夏の中、上半身裸で汗をかいている二人が見えた。

出典: horror-terror.com

どうやらこれは、この寺の庭の過去の光景が覗けている様だ。二人の着ている物の様子などを見ると、戦争の前後だろうか。
障子紙を先へ進む程に、映像も少しづつ先の季節を映していく。映像は数秒で終わり、その後はただの障子の破れが残るだけだ。
寺が現在の様に朽ちるまでは子供の格好の遊び場だったのだろう、必ずあの二人が映った。貧しそうで、日々痩せていく様だったが、同時にいつも幸福そうだった。
鼠の足音だけが響く中、僕は障子の光景に見入っていた。

次々と障子を破っていくと、光景が秋に到達した所で、異変が起こった。
今までと違い、例の幼子と、母親と思しき痩せた女性の二人が映っている。少女はいない。
大人が映ったのは初めてだ。
そしてその枯れ枝の様な女性は、自分に懐いてじゃれ付く幼子を、恐ろしく沈痛な面持ちで見ていた。
生気に乏しい土色の肌をしているが、目だけは爛々として渦巻く感情をたたえている。
幼子は普段よりも随分綺麗な、山吹色のよそ行きを着ていた。
女性がその幼子に足を踏み出し、手を伸ばす。
その様子に、僕は妙な胸騒ぎがした。

出典: giganyanko777.blog.fc2.com

子供を抱き上げるなら、掌がやや上を向いた形で、脇の辺りに手を差し伸べるだろう。
しかし女性の手は、両手で何かを握ろうとする様に、幼子の首の辺りへ伸びていく。
何をする気だろう。
映像はそこで終わった。

次の障子紙を破く。
そこには六・七歳の少女だけが映っていた。
寂しそうに一人でままごとをしている。
他には誰もいない。
誰一人として映らない。
それからいくつ障子紙を破いても、少女は一人きりのまま、映像は冬になった。
凍える指先に息を吐きかけ、少女は泥団子を握る。
もう現れることのない幼子の分を自分の傍らに置き、報われない徒労に飽きて、ぼうっと何もない中空を眺める。
それを繰り返すだけの日々。

出典: horror-terror.com

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