羊文学(バンド)の徹底解説まとめ
羊文学とは2011年に結成されたオルタナティブ・ロックバンド。結成当初は5人組だったが、メンバーが高校生だったことから受験に伴う活動休止や脱退など、幾度かのメンバーチェンジを経験。2015年にフクダヒロア、2017年に河西ゆりかが加入し、羊文学の発起人・塩塚モエカとともに以降この3人で活動している。楽曲には「ありのままの自分を生きる」という前向きなメッセージが込められており、その飾らない姿と繊細な音楽が多くのファンの心に刺さり、共感を呼んでいる。
『ざわめき』
2020年2月5日リリース。
1. 人間だった
2. サイレン
3. 夕凪
4. 祈り
5. 恋なんて
羊文学4枚目のミニアルバム。常間地裕監督の映画『ゆうなぎ』の主題歌である「夕凪」と挿入歌の「サイレン」が収録されている。前作『きらめき』が「女の子」をテーマに明るくポップな楽曲が多かったのに対し、今作『ざわめき』は本来の羊文学が奏でるちょっとダークで闇のある楽曲が中心。収録曲の1つ「人間だった」は、このままでは人類が辿るかもしれない未来の結末に警鐘を鳴らしていると捉える見方があり、非常に考えさせられる楽曲となっている。
『you love』
2021年8月25日リリース。
1. マヨイガ
2. あの街に風吹けば
3. なつのせいです
4. 白河夜船
5. 夜を越えて
6. マヨイガ with 蓮沼執太フィル
羊文学5枚目のミニアルバム。今作はアニメーション映画『岬のマヨイガ』の主題歌である「マヨイガ」をはじめ、全て新曲というラインナップ。アルバムタイトルの『you love』には、「人間は本来誰もが人を愛し、愛される生物である」という意味が込められている。自分が安心して帰り着くことのできる場所を探しているすべての人に贈る、羊文学渾身の1作。
フルアルバム
『若者たちへ』
2018年7月25日リリース。
1. エンディング
2. 天国
3. 絵日記
4. 夏によう
5. ドラマ
6. RED
7. step
8. コーリング
9. 涙の行方
10. 若者たち
11. 天気予報
羊文学の1stフルアルバム。夏に発売されたこともあり、アルバムのテーマを夏と設定して制作された。この当時、メンバーの塩塚モエカ、河西ゆりか、フクダヒロアは3人ともまだ大学生。卒業後にちゃんと社会人としてやっていけるのかどうかという不安、青春時代ならではの葛藤、失敗など、当時メンバーが内面に抱えていた様々な想いを歌に込め、等身大の若者の姿を表現した。背伸びしないありのままのその姿が好評を博し、この作品をきっかけに人気がどんどん高まっていくことになる。オリコン最高位は129位だった。
『POWERS』
2020年12月9日リリース。
1. mother
2. Girls
3. 変身
4. ハロー、ムーン(album mix)
5. ロックスター
6. おまじない
7. 花びら
8. 砂漠のきみへ
9. powers
10. 1999
11. あいまいでいいよ
12. ghost
羊文学の2ndフルアルバム。記念すべき羊文学のメジャーデビュー後の初アルバムで、各メディアからも大きく注目された。作品テーマは「祈り」、「お守り」。今作は社会に生きる人びとの喜怒哀楽を描いており、収録曲はポップなものから暗め・重めのものまで様々なラインナップになっている。オリコン最高位は32位。
『our hope』
2022年4月20日リリース。
【CD】
1. hopi
2. 光るとき
3. パーティーはすぐそこに
4. 電波の街
5. 金色
6. ラッキー
7. くだらない
8. キャロル
9. ワンダー
10. OOPARTS
11. マヨイガ
12 .予感
【BD】
1. mother
2. ブレーメン
3. 変身
4. 踊らない
5. MC1
6. 砂漠のきみへ
7. おまじない
8. 花びら
9. 人間だった
10. powers
11. MC2
12. ハロー、ムーン
13. ロックスター
14. Girls
15. 涙の行方
16. マフラー
17. 1999
18. ghost
19. あいまいでいいよ
20. MC3
21. 銀河鉄道の夜
22. マヨイガ
23. 夜を越えて
羊文学3枚目のフルアルバム。アニメ映画『岬のマヨイガ』の主題歌「マヨイガ」や、アニメ『平家物語』のOP「光るとき」を含めた全12曲が収録されている。初回限定版にはBDが付属しており、2021年9月24日に行われた羊文学のライブツアーの様子が収められている。オリコン最高位は5位。
羊文学の代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
「Step」
2017年発売の『トンネルを抜けたら』と2018年発売の『若者たちへ』に収録されている1曲。自分の道を生きる主人公が過去に想いを馳せ、昔の自分を羨ましいと感じている様子を歌った楽曲である。イントロのギターをはじめ曲全体がどこか寂しいメロディを奏でているが、これが逆にファンの心を揺さぶり、「良い意味で今まで出会ったことがない曲」、「静かな中にも芯がある楽曲」といった評価を受けている。
「マフラー」
シングル『1999』のカセットテープ版、2018年発売の『オレンジチョコレートハウスまでの道のり』、2022年発売の『our hope』の初回限定版BDに収録されている。イントロからサビ直前までは昭和レトロを思わせるようなどこか懐かしさのあるメロディだが、サビに入ると一気に盛り上がるのがこの曲の特徴。塩塚モエカのクリアボイスに吸い込まれそうになるというファンが多く、神秘的な世界観が人気の楽曲である。
「1999」
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目次 - Contents
- 羊文学の概要
- 羊文学の活動経歴
- 2011年バンド結成から2015年フクダヒロアの加入まで
- 2016年バンド初のMV制作から2017年河西ゆりかの加入まで
- 2018年ワンマンライブ開催から2020年メジャーデビューまで
- メジャーデビュー以降
- 羊文学のメンバー
- 2017年からのメンバー
- 塩塚(しおつか)モエカ
- 河西(かさい)ゆりか
- フクダヒロア
- 元メンバー
- しの
- わあこ
- 羊文学のディスコグラフィー
- シングル
- 『1999』
- 『砂漠のきみへ/Girls』
- 『銀河鉄道の夜』
- 『ラッキー』
- 『マヨイガ』
- 『1999(English ver.)』
- 『光るとき』
- ミニアルバム・EP
- (タイトルなし)
- 『ファンファーレ』
- 『BiRTH.ep』
- 『BlUE.ep』
- 『トンネルを抜けたら』
- 『オレンジチョコレートハウスまでの道のり』
- 『きらめき』
- 『ざわめき』
- 『you love』
- フルアルバム
- 『若者たちへ』
- 『POWERS』
- 『our hope』
- 羊文学の代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
- 「Step」
- 「マフラー」
- 「1999」
- 「人間だった」
- 「あいまいでいいよ」
- 「光るとき」
- 羊文学の名言・発言
- 塩塚モエカ「永遠にたどり着けないんだけど、そこまでの途中にいるっていうイメージ」
- 塩塚モエカ「コロナでライブハウスが営業できない状況を少しでも助けたい」
- 塩塚モエカ「『平和だったらいいな』っていう気持ちはずっとありました」
- 羊文学の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 羊文学の名称の由来は「カッコいい」のと「大きな世界観の表現」
- 「女だからダメ」と言われて一念発起した塩塚モエカ
- フクダヒロアの貴重な顔出しショット