羊文学(バンド)とは【徹底解説まとめ】

羊文学とは2011年に結成されたオルタナティブ・ロックバンド。結成当初は5人組だったが、メンバーが高校生だったことから受験に伴う活動休止や脱退など、幾度かのメンバーチェンジを経験。2015年にフクダヒロア、2017年に河西ゆりかが加入し、羊文学の発起人・塩塚モエカとともに以降この3人で活動している。楽曲には「ありのままの自分を生きる」という前向きなメッセージが込められており、その飾らない姿と繊細な音楽が多くのファンの心に刺さり、共感を呼んでいる。

元メンバー

しの

2015年10月までドラムを担当していた元メンバー。

わあこ

2016年12月までベース・コーラスを担当していた元メンバー。

羊文学のディスコグラフィー

シングル

『1999』

2018年12月5日リリース(配信)。

1. 1999

2018年12月21日リリース(カセットテープ)。

1. 1999
2. マフラー

2019年12月4日リリース(CD)。

1. 1999
2. 人間だった
3. 1999(acoustic)

羊文学の1stシングル。歌詞に「世紀末のクリスマスイブ」とあり、20世紀が終わる頃(=1999年)のクリスマスを題材にした冬ソングである。どことなく懐かしいメロディとボーカル塩塚モエカのクリアボイスが見事にマッチした1曲。
カセットテープ版は数量限定で発売され、サイン入りのポストカードが封入されていた。CD版は初回限定生産で絵本付きで発売された。このCDは即日完売するほどの盛況ぶりだった。

『砂漠のきみへ/Girls』

2020年8月19日リリース。

1. 砂漠のきみへ
2. Girls

羊文学の2ndシングル。この曲をもって羊文学はメジャーデビューを果たしたことから、記念すべき作品である。救いたいと願いつつも実際には自分にできることなど知れているということを歌った「砂漠のきみへ」、相手に救いを求めれば求めるほどすれ違ってしまう心を描いた「Girls」。どちらも人生に悩み、様々な葛藤を繰り返す若者たちの心に刺さる1曲として高い評価を受けている。

『銀河鉄道の夜』

2020年10月7日リリース。

1. 銀河鉄道の夜

羊文学の3rdシングル。2003年に解散した4人組パンクロックバンド・GOING STEADY(ゴーイング・ステディ)の大ヒット曲をカバーしたもの。羊文学の奏でる優しい音楽が宮沢賢治の描く同名童話の世界観をそのまま体現している。原曲はミネタカズノブの力強い声が特徴だが、対象的に塩塚モエカの歌声は繊細。まるで震えながら歌っているのかとさえ感じられるような声の揺らぎが、原曲とは違った魅力を与えている。

『ラッキー』

2021年3月17日リリース。

1. ラッキー

羊文学の4thシングル。この楽曲には、「幸せを決めるのは、結局自分の心次第」という塩塚モエカの想いが込められている。人生は悩み事の連続だが、そんな毎日を笑い飛ばして元気に生きていこうというメッセージが伝わってくる。その想いを反映してか、MVには頭に奇抜な被り物をした人物がたくさん登場する。思わず吹き出さずにはいられない、楽しい気持ちになれる1曲。

『マヨイガ』

2021年7月7日リリース。

1. マヨイガ

羊文学の5thシングル。アニメーション映画『岬のマヨイガ』の主題歌に起用された。曲調は決して激しくはないが、強く訴えかけてくる歌詞のメッセージ性と静かながらもメロディに疾走感があり、これがファンの間で高く評価されている。歌詞には「痛み知る優しい人でありなさい」、「傷ついたら泣きなさい」といった命令言葉が出てくるものの、塩塚モエカの歌声を通すとすんなりと受け入れられるような不思議な魅力を持った1曲。

『1999(English ver.)』

violet
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@violet

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