羊文学(バンド)の徹底解説まとめ

羊文学とは2011年に結成されたオルタナティブ・ロックバンド。結成当初は5人組だったが、メンバーが高校生だったことから受験に伴う活動休止や脱退など、幾度かのメンバーチェンジを経験。2015年にフクダヒロア、2017年に河西ゆりかが加入し、羊文学の発起人・塩塚モエカとともに以降この3人で活動している。楽曲には「ありのままの自分を生きる」という前向きなメッセージが込められており、その飾らない姿と繊細な音楽が多くのファンの心に刺さり、共感を呼んでいる。

羊文学の概要

左からフクダヒロア、塩塚モエカ、河西ゆりか。

羊文学とは、メインボーカル・ギター担当の塩塚(しおつか)モエカ、ベース・コーラス担当の河西(かさい)ゆりか、ドラム・コーラス担当のフクダヒロアの3名からなるバンド。結成当初は5人組で、他のアーティストのコピーバンドとして活動していた。塩塚モエカを含めメンバーが高校生だったことから、受験などのために活動休止や脱退など、幾度かのメンバーチェンジを経て、2015年にフクダヒロアが加入。2017年に河西ゆりかが加入し、以降は塩塚モエカを含めた3人で活動している。

羊文学は2016年7月、FUJI ROCK FESTIVAL"ROOKIE A GO-GO"に出演し、一気に知名度を高める。10月、カナダツアー(モントリオール、トロント、バンクーバー)「Next Music From Tokyo vol.9」に参加。2018年には初のワンマンライブを開催。同年、限定生産発売でシングル『1999』をリリース。この楽曲は羊文学を代表するクリスマスソングとなっている。2020年8月19日、『砂漠のきみへ/Girls』でメジャーデビューを果たした。2021年にはアニメ映画『岬のマヨイガ』の主題歌「マヨイガ」を、2022年にはテレビアニメ『平家物語』のオープニングテーマ「光るとき」をリリースし、各作品の世界観に沿った楽曲がメディアの話題をさらった。

羊文学が奏でる楽曲には、「ありのままの自分を生きる」という前向きなメッセージが込められている。その飾らない姿と繊細な音楽が多くのファンの心に刺さり、特に若者を中心に大きな共感を呼んでいる。

羊文学の活動経歴

2011年バンド結成から2015年フクダヒロアの加入まで

羊文学は2011年9月、塩塚モエカを発起人として結成された。当初は5人組であり、チャットモンチー、東京事変、9mm、Parabellum Bullet等のコピーバンドとして活動していた。
2012年7月にメンバー2人が脱退し、3人組となる。この頃から羊文学としてオリジナル楽曲の制作を始めた。
2013年3月に自主制作CD「1st demo」(タイトルは無し)を会場限定で発売。同年8月には初の自主企画「おやすみのアイロニー」を東京・大田区の会場で開催した。大学受験を控えていたこともあり、2015年3月まで活動休止期間に入る。
2015年10月、それまでドラムを担当していたメンバー・しのが脱退。11月、メンバーから誘いを受けたフクダヒロアがドラム担当として加入した。

2016年バンド初のMV制作から2017年河西ゆりかの加入まで

「Next Music From Tokyo vol.9」カナダツアー。

2016年4月、羊文学にとって初めてとなるミュージックビデオ「春」が制作・公開される。これを受けて同年7月に「FUJI ROCK FESTIVAL "ROOKIE A GO-GO"」に出演。これを機に、羊文学の知名度が一気に高まることになった。同年10月には初の海外公演が実現し、「Next Music From Tokyo vol.9」に参加。カナダの3都市4会場を回り、それぞれの会場で多くの人びとに羊文学の魅力を知らしめた。
2016年12月、ベースを務めていたメンバー・わあこが脱退を発表。2017年1月、Twitterに上がっていた羊文学のメンバー募集に応募した河西ゆりかがベース・コーラス担当として加入した。

2018年ワンマンライブ開催から2020年メジャーデビューまで

2017年の河西ゆりかのバンド加入から、羊文学はメインボーカル・ギター担当の塩塚モエカ、ドラム・コーラス担当のフクダヒロア、そしてベース・コーラス担当の河西ゆりかの3人体制で活動する。
2017年10月にfelicityレーベルからミニアルバム『トンネルを抜けたら』を発表すると、知名度は一気に全国区へと駆け上がる。
2018年4月、羊文学として初のワンマンライブ「オレンジチョコレートハウス」が下北沢のライブ会場で開催された。同年7月には初めてのフルアルバム『若者たちへ』を発売。そのアルバム名の通り、若者たちに向けた等身大の歌詞と繊細なメロディが話題を呼び、さらに人気を高めていった。
そして2020年8月19日、羊文学は『砂漠のきみへ/Girls』でついにメジャーデビューを果たす。同年12月9日に発売したメジャーデビュー後の初アルバム(羊文学としては2枚目のフルアルバム)『POWERS』に込められた想いを聞かれた際、河西ゆりかは「1つ1つの楽曲がそれぞれ物語を持っている」と語った。その言葉を証明するように、それぞれの楽曲の歌詞を辿ると、まるで小説を読んでいるかのような錯覚を起こす。その物語はどれも不器用な生き方しかできない人間が主人公であり、様々な挫折・葛藤の中で生きる多くの人びとの共感を得ている。

メジャーデビュー以降

ワンマンツアー「羊文学Tour 2021 “Hidden Place”」東京・USEN STUDIO COAST公演。

メジャーデビュー以降、羊文学の活動は単に楽曲の発表やライブの開催だけに留まらず、メディア作品とのタイアップなどにも挑戦している。
2021年7月にはアニメ映画『岬のマヨイガ』の世界観に合わせたシングル『マヨイガ』をリリース。
2022年1月は アニメ『平家物語』のオープニングを担当し、シングル『光るとき』を発売した。

個人の活動としては、主に塩塚モエカが他のアーティストの作品に参加している。
2022年6月に放送されたテレビドラマ『17才の帝国』のオリジナル・サウンドトラックには、塩塚モエカがコーラスとして参加している。また、ドラマ本編に登場するスノウというAIキャラクターの声を塩塚モエカが演じており、声優としての第一歩を記した。

羊文学のメンバー

2017年からのメンバー

塩塚(しおつか)モエカ

1996年7月3日生まれ、東京都出身。羊文学ではメインボーカルとギターを担当している。
幼稚園児の時から歌を歌うことが好きだったという理由で歌手を目指していた。小学生の時にはシンガーソングライターのYUIや中島美嘉に影響を受け、中学受験が終わった頃に自分でもギターを弾いて歌うようになっていた。
女子学院中学校・高等学校に入学後も音楽活動を続け、高校1年生の2011年9月にコピーバンド羊文学を結成し、活動を開始した。尚、当初はメインボーカルではなく、サブのボーカル・ギターの立ち位置であった。
高校卒業後は慶應義塾大学文学部美学美術史学専攻に進学。大学では軽音楽部に入部し、ギターを弾く楽しさを再認識するとともに、海外のバンドから音楽を学んでいた。こうした経験が羊文学ボーカリストとしての活動に活かされている。

河西(かさい)ゆりか

1997年12月24日生まれ。羊文学ではベースとコーラスを担当している。
2016年にそれまでベースを担当していたメンバー・わあこが脱退したことに伴い、羊文学はTwitter上で新メンバーを募集していた。この募集に応募して加入したのが河西ゆりかである。
元々はイギリスの人気バンドOasis(オアシス)のノエル・ギャラガーに憧れてギターを演奏していた。大学に入学後はベースに転向する。The Stone Roses(ザ・ストーン・ローゼズ)やBLANKEY JET CITY(ブランキー・ジェット・シティ)といった硬派系ロックバンドが彼女の音楽のルーツであり、羊文学のベーシストとしての活動の軸となっている。

フクダヒロア

violet
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