EVE rebirth terror(イヴ・リバーステラー)のネタバレ解説・考察まとめ

『EVE rebirth terror』とは、シリーズ1作目となる『EVE burst error』のリマスター版である『EVE burst errorR』を制作したEl Diaが開発したゲーム作品。従来作品と同様、主人公である天城小次郎と法条まりなの二人を入れ替えながらゲームを進めていくマルチサイトシステム。舞台は『EVE burst error』の1年後、小次郎とまりなはそれぞれ別の事件を追いかけながら奔走するが、やがて一つの結末に結び付くことになる。

天城小次郎が所長を務める探偵事務所。市街地から離れた港の倉庫街のボロ倉庫を改造し、事務所を構えている。『EVE burst error』の事件後からは氷室恭子が所員として勤務している。
元桂木探偵事務所の所長代理であり、探偵の資質や能力に関しては一流だが、場所や知名度の関係で依頼人はほとんどなく、浮気調査やペット探しといった細々とした仕事を請け負いながらなんとかしのいでいる状態。

エール外国人学校

ストールマン孔が校長を務めていた在日エルディア人女子のための高等学校。温水プールや大きな図書室、学生寮など、一流の設備を整えている。『EVE burst error』事件の際校長が亡くなり、生徒が襲撃されたり不審者が目撃されたりしていたことから、現在は生徒や職員には各自IDの所持が義務付けられた。校門には警備員が常駐し、自分のIDがなければ出入りできないようにセキュリティが厳重にされている。
今作の依頼人である音無橘花や深浦麻世はエール学校の生徒であり、市種悠馬に扮して調査していた佐久間裕一が保険医として在籍している。

エール総合病院

エルディア共和国から出資を受けて改築され、エール総合病院となった市内の病院。『EVE burst error』で眠りについた「EVE」こと御堂真弥子が、「美ノ神みやこ」という名前で入院しており、内閣調査室がその負担を請け負っている。美ノ神みやこの入院費用を巡る資金の流れが怪しく公金横領の疑いがあるということで、ルポライターの柴田茜が看護師の田端あかりに扮し、特ダネをつかもうと潜入している。

エルディア旧化学局

ドールマン=孔を中心にクローン技術を完成させた研究部署。旧情報部と共にエルディアの発展に大いに貢献したが、クローン技術や生物兵器など危険な研究も行われていた。ドールマン=孔は息子のストールマン=孔によって殺害され、その死後は部署が解体されている。
橘公彦やガイギー社のシャサ・ノバルディスなどもエルディアに渡り、ドールマン=孔と共にクローン人間の開発を行っていた

エルディア旧情報部

ロス=御堂が大使となる前に所属していた組織で、桂木源三郎もその一人。諜報活動や破壊工作などに長け、裏でエルディアの発展に貢献してきた。前国王の死後、民主主義化に伴い、部長のロス=御堂自ら解体されたことになっていたが、その後も影で活動を続けておりCプロジェクトとして前国王の復活を目論んでいた。
今作でも旧情報部の一部がロイズを名乗り、情報部を再興させるために水面下で動いている。

エルディア共和国

鉱物資源の発掘と輸出を主な産業とする中東の小国。その裏では高度な科学技術を有する国家として発展する。建国時は長らくエルディア王による独裁政治を敷いていたが、国王が暗殺された後はロイド首相を筆頭に民主政治へと切り替えられ、裏の権力を担っていた情報部も解体された。『EVE burst error』事件の際に前国王の姪であるプリシア・レムクライム女王が誕生。今作では旧情報部への資金流用を止めるため、まりながプリシアの元に直談判に行く。

OIF社

オーガニック・インダストリアル・フーズ株式会社の略称。ダイエット食品などの研究開発にナノマシン技術を応用して酵素などを作っている。
橘公彦やヴィーネ・フラル、溝口半蔵、音無秀美が所属していた。今作冒頭ではOIF社の研究施設内で橘公彦が死亡。捜査の中でクローニング技術を利用した臓器の生成や売買といった疑惑が生じ、やがて「Lose ONE」という恐ろしい研究を行っている事実が判明する。

ガイギー社

デジタル・メック社が買収し設立した製薬会社。病院や企業を対象に医薬品の販売や研究を行っていて、『EVE ZERO』では天城小次郎の父である天城健が内部を統制していた。天城健の死後は、シャサ・ノバルティスが総責任者として研究を引き継いでいる。
今作でもナノマシン技術「N(ノバルティス)システム」開発の一人者としてシャサ・ノバルティスの名が登場し、ドールマンや橘公彦と共にエルディア化学局でクローニング技術の研究を行っていたとされている。

桂木探偵事務所

桂木弥生の父である桂木源三郎が創設した探偵事務所。小次郎もかつては桂木探偵事務所のエースとして台頭し、源三郎と共に活躍した。『EVE burst error』では小次郎も桂木探偵事務所を辞めており、その後の度重なるスキャンダルなどで経営難に陥っていたが、エルディア王女であるプリシアを保護したことで信用回復に至る。
今作ではマトリに協力して大物議員の息子が関与していたラオスのシンジケートを潰したことで世界的にも有名になっている。

教育監視機構

略称は「JES」。かつて氷室恭子が所属していた、警察と教育委員会が連携して創設された組織。学校などの外部からでは内情を窺いにくいような、閉鎖された集団に潜入して不正などの実態を調査することを目的としている。
『EVE burst error』では、エール外国人学校の校長、ストールマン=孔の不正会計の証拠をつかむため、氷室恭子が女子高生に扮し潜入していたが、その際に退職。また、法条まりなも御堂真弥子の保護のために一時的に所属していた。
今作では香川美純が代理として部長代理を務めており、同部署の捜査官である佐久間裕一が、美ノ神みなととしてエール学校に潜入している法条まりなの目的を探るために保健医の市種悠馬として潜入している。氷室恭子も要請を受けて一時的に復帰し、謎に迫る。

蛇龍会

香港系マフィア。かつてエルディア情報部の次長であったディーブが裏のパイプ作りをしていた組織のひとつでもある。サラとシルディは蛇龍会の首領の愛人との子供である。

セントラルアベニュー

街の中心部であり、ビルやお店などのさまざまな建物が並んでいる。昼はショッピング客や学生などで賑わい、夜は仕事帰りのサラリーマンやデート中のカップルなどの姿も見られる。
今作でも立ち寄る機会が多い場所でもあり、ドッグランやコスメ店などが登場。12月のクリスマスシーズンということもあり、夜にはイルミネーションも楽しめる。

内閣情報調査室

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