PRODUCE X 101(プデュX・プエク)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『PRODUCE X 101(プデュX・プエク)』とは、韓国の大人気サバイバルオーディション番組『PRODUCE 101』シリーズの第4弾である。視聴者は「国民プロデューサー」と呼ばれ、その投票で101人の中から順位が上位の練習生10人と、今回初めて登場するX枠の練習生1人の計11人が選ばれる。そしてグローバルボーイズグループ「X1(エックスワン)」としてデビューする。前シリーズ同様Mnet主催である。今回は新たなX枠の導入で放送前から話題を集め、前シリーズ同様世界中から大反響があった。

コンセプト評価

U GOT ITを披露するメンバー

<課題曲>
U GOT IT
Monday to Sunday
이뻐이뻐イッポ イッポ(Pretty Girl)
Super Special Girl
움직여ウムジギョ(MOVE)

今回は5つのジャンルの課題曲がある。今までは現存曲のカバーだったが、今回はこの番組のために書き下ろしたオリジナル曲である。グループを組んで課題曲をステージで披露し、国民プロデューサーに評価してもらうものである。今までは課題曲の中から自分が披露したい曲を選ぶことができたが、今回は事前に国民プロデューサーの投票で決まっており、練習生自身で選べない。
更にはコンセプトバトルの練習途中で第2回順位発表式が行われ、31位~60位の練習生が脱落となる。脱落となった練習生はコンセプトバトルには参加出来ないので、脱落者が多く出て人数が足りなくなったグループは他グループから人を補充することとなる。しかしX復活バトルというものがあり、第2回順位発表で31位~60位までの練習生が対象となる。練習生は自由に課題曲2曲と1分間の自己PR時間を与えられて、その動画を公式HPに公開後24時間の視聴者投票によりもっとも投票数が多かった1名が復活となるシステムが追加された。
各チームの1位は得票数の500倍が加算され、1位のチームには20万票が視聴者投票の票に加算される。1位のチームでチーム内1位の練習生には10万票、それ以外の1位チームのメンバーには2万票が加算される。

デビュー評価/ファイナルステージ

Dream foe youを披露するファイナリスト20人

<課題曲>
To My World
소년미ソニョンミ(少年美)

<スペシャルステージ>
꿈을 꾼다クムル クンダ(Dream For You)

デビュー評価は「TO MY WORLD」と「소년미(少年美)」というオリジナル曲に10人ずつ別れて披露する。決め方は順位の低いメンバーから曲とパートを希望するところに自分のネームを貼る。しかしその後に選ぶ順位の高いメンバーが同じパートを希望すれば追い出すことが出来るという、順位が高いメンバーに有利な決め方だった。
そして20人で歌う最後の曲「꿈을 꾼다(Dream For You)(夢を見る)」を披露した。この曲は「PRODUCE 101 シーズン2」でデビューした現在AB6IXで活躍するイ・デフィが作詞作曲した曲であった。経験者だからこそ分かる練習生の苦悩や気持ちを詩に乗せてあり、練習生の中には涙を流しながら歌う者も多かった。

『PRODUCE X 101』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

ウリムズの運命

30位候補に映し出されるチュ・チャンウクとキム・ドンユン

3回目の順位発表で、30位は生存で31位は脱落という場面に差し掛かった。そしてその候補となったのは同じウリム所属のキム・ドンユンとチュ・チャンウクだったのだ。2人はとても仲が良く、候補者2人が映し出されたときも不安そうな顔をしていた。自分が合格しても仲間が落ちてしまう思いで悲痛の表情を浮かべていた。
そして結局30位で残留決定したのが、チュ・チャンウクだった。舞台の上から泣いているドンユンを見たチャンウクも涙を流した。しかしその後X枠の復活でドンユンが復活し、また2人でデビューを目指し切磋琢磨する姿は国民プロデューサーを感動させた。

スターシップの絆

再会を心から喜ぶスターシップの練習生

プデュシリーズで毎回好成績を収めている、大手で実力者が揃うことで有名な芸能事務所スターシップからは5人が出場した。
毎回最初からAクラスを輩出しているので、トレーナー陣も期待していたが期待外れの結果で3人がXランク、2人がDランクという結果に終わる。しかもソン・ヒョンジュンは緊張から受け答えもまともにできず、トレーナー陣を呆れさせてしまう。
この時点では「Xクラスになった練習生は練習する寮に入れない」としか聞かされていなかったため、練習生たちはXクラスの練習生は脱落となり帰ったと思っていた。そしてかろうじてDクラスで生存していたハム・ウォンジンは仲間のことを思い練習に身が入らない。自分のせいで仲間を脱落させてしまったという後悔を抱いていた。
しかし練習していると突然Xクラスの仲間が現れて、「寮には入れないが寮の外で基礎の練習をしていた」と知らされて泣いて喜んだ。そのシーンが仲間の絆が強く感じとれ、国民プロデューサーに感動を与えた。

イ・ドンウク「我慢するのもいいけど、泣くのもいいことだ。つらいときは泣いて、誰かを頼ってもいい。一人ですべてを背負う必要はないよ。君はまだ泣いてもいい年齢だ。」

国民プロデューサー代表として常に練習生を見守ってきたイ・ドンウクの言葉はどれも練習生の心に響くものばかりだ。
第2回順位発表を終えたキム・ミンギュはまだ自分の実力が順位に伴っていない葛藤から「泣きそうだ。でも我慢している。いつからか涙を流すことを我慢することを覚えてしまった。」と話すと、イ・ドンウクは「我慢するのもいいけど、泣くのもいいことだ。つらいときは泣いて、誰かを頼ってもいい。一人ですべてを背負う必要はないよ。君はまだ泣いてもいい年齢だ。」と言葉をかけた。この言葉にミンギュは「かなり救われた。」と後に語っている。

イ・ドンウク「ここを出たら、目標を失ったように感じるだろうけど世界は思ったより広い。君たちがここで過ごしてきた時間は、人生の0.0001%にも満たない瞬間だ。外はより大きな世界だということを忘れずにこれからも夢を追い続けてくれ。」

更に3回目の順位発表式の後で、あと1歩でデビュー評価に進めなかった10名の脱落者に対して「ここを出たら、目標を失ったように感じるだろうけど世界は思ったより広い。君たちがここで過ごしてきた時間は、人生の0.0001%にも満たない瞬間だ。外はより大きな世界だということを忘れずにこれからも夢を追い続けてくれ。」と涙で言葉を詰まらせながら伝えた。

『PRODUCE X 101』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

テーマ曲センターはキム・シフン

センターの座を守りたいと語っているシフン

実は本当のテーマ曲センターはキム・シフンだった。従来通りの練習生による投票でセンターの選定は終えていたのに、番組側から急に「国民プロデューサー投票で実施する」と言われて再選定となった。なので、センター候補にはキム・ウソクとキム・シフンとソン・ドンピョがあがっていたがキム・シフンは「当然センターを守りたいです」という不可解な言葉が出てきたのだった。そして国民プロデューサーの投票の結果ソン・ドンピョにセンターは変更された。

課題曲を予め知っていたスターシップ練習生

スターシップの練習生たち

k-hosokawam9
k-hosokawam9
@k-hosokawam9

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