ギャンブルッ!(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ギャンブルッ!』とは、鹿賀ミツルのギャンブル漫画作品。『週刊少年サンデー』(小学館)で2007年から連載され2009年に連載を終了した。20XX年、全面的に賭博行為を解禁した日本が舞台。世の中の全てがギャンブルに染まった街で、ギャンブルの天才・京本マサルが行方不明になっている父親を探すため、親友のジャンと共に世界一のギャンブラーを目指す物語。マサルの圧倒的な運の強さと駆け引きの能力。そしてジャンの確かな観察力と計算力。2人でギャンブルの世界でのしあがり、父親を探す物語。

バーリトゥード決勝戦、マサルと沢尻の対決種目。
ルールは一般的な丁半と同じで、偶数を丁(ちょう)、奇数を半(はん)とする。茶碗ほどの大きさのざるであるツボに入れて、振られた2つのサイコロの出目の和が、丁か半かを予想して賭ける。
ただし勝ち逃げを防ぐため双方布の下に「丁」か「半」と書かれた板のどちらかを置き、同時に布を取ってどちらに賭けたかを表す。
双方の取り決めにより賭け金はなし。30回勝負を行いより多く的中した方の優勝とした。

病に犯される中、父親に復讐したい一心で勝負をする沢尻。沢尻は今までにない集中力を発揮し、丁半の結果を全て言い当てる。しかし、マサルに「ギャンブルは楽しむものだ」と諭されたことで、ギャンブルの楽しさを思い出す。そして最後はマサルと笑顔で、全て言い当てて同点優勝した。

場所

区立南小学校(くりつみなみしょうがっこう)

マサル達が通う小学校。ギャンブルに関する科目もある。

ボスの経営するクラブ「CLUB Snake」

ボスが経営しているクラブ。
マサルが無敗の化け物以来、初めてギャンブルを行った場所。ボスに借金している同級生の代わりに、チンチロリンで勝負した。

その他

賭博特別法(とばくとくべつほう)

20XX年、日本が経済復興を前提に賭博を全面的に解禁した法律。イカサマ行為以外の全ての賭博が認められ、年齢制限もない。

ギャンブル・バーリトゥード

世界で初めて開催されたギャンブルの世界大会。世界中のギャンブラー達が一堂に集結し、世界一のギャンブラーを目指し熱い戦いが繰り広げられた。大会事務局長はクリス大神。

大会の参加費は300万円。それとは別途に、参加後の勝負の賭け金を用意しなければならない。
大会はトーナメント方式で行われる。組み合わせは事務局側で決定する。

「予選トーナメント」は1つの試合に設けられた時間は1週間。1週間続けて試合を行うわけではなく、一瞬で勝負がつくものでも1週間フルに行ってもかまわない。
種目や開催場所も参加者が選ぶ。唯一の制限事項は「必ず勝ち負けがつくこと」。これを守れればどんな種目でもかまわない。賭け金のレートなども参加者間の取り決めで行われる。
「決勝トーナメント」はドームで行われた。種目や制限時間も事務局が指定することがある。優勝した者には賞金5億円が与えられる。

なお、トーナメント内で発生した事件・事故について事務局は一切の責任を問われない。実際に負けて殺害された者や、ピストロフのロシアンルーレットに敗北して死亡した者が確認されている。

スミス&ウェッソン327TRR8

マサルとビストロフとの勝負で用いられた、珍しい8連発タイプの銃。
ビストロフは四六時中、この銃と触れ合い微細な感触を体に覚えさせていった。その結果、弾が今どこにあるかを感覚だけで知ることが出来るようになった。
しかし、ビストロフが長年かけて得たこの力を、沢尻はものの数分で習得していた。

『ギャンブルッ!』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

ジャン「ジャンケンでアイコになる確率は33.3%…2回アイコが続く確率は約11%…!!」

じゃんけんをマサルとして負け続けているジャンは悔しがりながら「ジャンケンでアイコになる確率は33.3%…2回アイコが続く確率は約11%…!!」と考えていた。

マサルとジャンが小学生低学年の頃、マサルは時々ジャンに「じゃんけんをして負けた方がランドセルを持つ」という勝負をかけていた。
ジャンは数学者の卵、常に確立と計算重視でジャンケンで出す手を決めていた。しかしマサルはそれを無視するほど、ジャンに勝利していく。何度ジャンケンしてもマサルが勝つ中で、ジャンは「ジャンケンでアイコになる確率は33.3%…2回アイコが続く確率は約11%…!!になるはずなのに…!」と理解出来ない悔しさを感じていた。この頃から、マサルの「運を引き寄せる力」はあったと思われる。

京本暁「元気でな。マサル!!」

無敗の化け物に負けて、マサルに「元気でな。マサル!!」と微笑みかける京本暁。

マサルが初めて父・京本暁の仕事へついていく。そこで暁と無敗の化け物が勝負し、暁は負けてしまう。
暁は謎の組織に連れられる前に、息子・マサルへ「元気でな。マサル!!」と心配をかけないように笑顔で別れを告げた。

京本マサル「この袋の中には1000万入ってるっ。」

これから勝負するガエルに堂々と「この袋の中には1000万入ってるっ。」とマサルは宣言した。

ガエルとの勝負前、ガエルはマサルは子供だからと「参加料であるアンティは1万円からでいいかな?」と聞くと、マサルは「それじゃ安すぎるよ、3万から始めよう」と提案した。そしてマサルは自分が持っていた袋を見せて「この袋の中には1000万入ってるっ。」とガエルに宣言した。
どんな状況でも正々堂々とギャンブルに向き合うマサルらしい発言。ガエルは驚きながらも「面白い少年だ」とマサルに感心し、勝負が始まった。

京本マサル「ギャンブルで負けない限り、俺は殺されても言わない。」

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