ギャンブルッ!(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ギャンブルッ!』とは、鹿賀ミツルのギャンブル漫画作品。『週刊少年サンデー』(小学館)で2007年から連載され2009年に連載を終了した。20XX年、全面的に賭博行為を解禁した日本が舞台。世の中の全てがギャンブルに染まった街で、ギャンブルの天才・京本マサルが行方不明になっている父親を探すため、親友のジャンと共に世界一のギャンブラーを目指す物語。マサルの圧倒的な運の強さと駆け引きの能力。そしてジャンの確かな観察力と計算力。2人でギャンブルの世界でのしあがり、父親を探す物語。

若森菜月(わかもり なつき)

超セレブの若森菜月。

一葉曰く、「CM女王」と称される超セレブの有名女優。賀川のビルの案内役で、マサルたちを賀川の社長室に案内する。彼女自身も賀川による大金投資で有名になったが、劇中の描写から不本意であったような素振りを見せている。

柿本(かきもと)

賀川の秘書・柿本。

賀川の秘書で、かつては賀川の中学時代の担任教師。マサルとはバイト先の帰り道が同じで知り合いで、マサルから「おいちゃん」と呼ばれ慕われている。
中学時代の生活態度が悪い賀川に手を焼いていたが、その後賀川が事業で成功をおさめた頃に柿本の娘が病気になる。その手術費用を出資した賀川に「教師を辞め、秘書として働き手術費用を返す」条件で秘書となる。
マサルが賀川の対戦相手だと知った際、柿本は賀川に「自分に5000万賭けろ」と言われる。しかし、柿本はマサルに可能性を見出し、マサルに賭け2億円を入手。
娘の手術費である1億円を賀川に返済したことで秘書を辞め、マサルに負けて喚く賀川に「いつか目を覚ませ」と言い残し、残りの1億円を賀川に与えて去る。そしてマサルに「凄い逆転をありがとう」と感謝し、その後はアルバイトしながら生活をしている。

賀川派のギャラリー

マサルと賀川の勝負を見に来た観客。
賀川を支持し、VIPルームで正装でないマサルを見下していた。しかし人間的な倫理観はあり、賀川が本性を公にした際にはそのモラルを欠いた対応を問題視していた。
その後、マサルの戦い方に感心し、勝利したマサルへ盛大な拍手を送った。

副田コウジ(ふくだ コウジ)

大会事務局員の副田コウジ。

大会事務局員の1人。マサルとカラガーの競馬対決の審判を勤める。カラガーの手先の調べによれば、29歳。東京都南区本町在住。妻子持ちで4歳の娘がいる。
カラガーはマサルに負けそうになると、副田へ妻子を暗殺すると脅迫し、マサルが買った馬券の詳細を吐かせていた。その後は、マサルが勝利したことにより事なきを得ている。

ロメオ

父親思いな少年・ロメオ。

カラガーに血液を売っている少年。長距離トラック運転手の父のために、競馬で勝って500万円のトラックを買おうとしていた。
当初はその純粋な気持ちから、オッズを見ずにデータだけを見て賭けていた。マサルも「ロメオの純粋な気持ちがあれば、カラガーに勝てる」と見込み、カラガーとの勝負は全てロメオの指示通りに馬券を購入した。
ロメオが徐々に勝ち進み、金を手にしたことで「ここで一番オッズが低い馬に賭けて勝てば500万手に入る」と金に目がくらむ。最後のレースはデータや気持ではなく、オッズを見てかけたために負けた。結果、500万を手に入れることは叶わなかった。
競馬を終えたロメオは「神様なんかいない、自分には競馬の才能もない」と無力な自分に落ち込む。

しかしその翌日、全ての事情を知っているマサルからこっそりとトラックをプレゼントされている。

ファルカン

右がファルカン、左が柔術使いの男。

バーリトゥードの参加者。モヒカンが特徴。本職は不明だが、サバラ曰く「軍隊経験者」。
サバラとの交戦で、自身の癖を見抜かれ敗北。サバラを逆恨みし、利害関係が一致した「柔術使いの男」と共にナイフを持った格闘技で粛清しようとする。しかし、ギャンブル以外でも癖を見抜けるサバラに返り討ちに遭う。

『ギャンブルッ!』の用語

作中に登場するギャンブル

手本引き(てほんびき)

第1話に登場。某所にて、京本暁と無敗の化け物の対決。無敗の化け物が親、暁が子で対決。

手本引きとは、親は「1」から「6」までを図案化した6枚の札の中から、自らの意志で1枚を選び出す。子は「1点から4点」までで賭け、親が選んだ札を推理して勝負に挑む。
1点張りは当たる確率が低くなるだけに配当が高く、4点張りは確率が高くなるだけに配当が低くなる。
勝負の結果、無敗の化け物が勝利した。その勝負に負けた暁は、謎の組織に連れられてしまい以降、行方不明となっている。

またこの勝負から既にマサルは「運の流れ」「ツキを引き寄せる力」などを感じ取っており、ギャンブラーとしての素質が垣間見える。

チンチロリン

第2話に登場。ボスの経営するクラブ「CLUB Snake」にて、マサルとボスで対決した。
マサルの同級生がボスに負けたため、マサルは同級生の借金80万円を肩代わりし対決する。

チンチロリンとは、子は場にカジノでのチップに相当する「コマ」を、その回の賭け額の単位として提示する。この行為を「張る」という。
張る対象は、木札などの金銭代替物や、実際に多いのは金銭そのものである。親からサイコロを丼に投じていき、勝敗に応じて配当が親と子との間でやり取りされていく。子同士の間でのやり取りは無い。
この勝負でマサルが運の流れを味方につけ、ボスに勝利。

なお本編でのルールは、「親は5回で交代」「123は2倍払い」「456とゾロ目は2倍勝ち」「ピンゾロ(111)は5倍勝ち」「賭け金の上限・下限は最低5千円から最高10万円まで」「また、上限なしの青天井も可能」と設定されている。

バカラ・ミニバカラ

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