ギャンブルッ!(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ギャンブルッ!』とは、鹿賀ミツルのギャンブル漫画作品。『週刊少年サンデー』(小学館)で2007年から連載され2009年に連載を終了した。20XX年、全面的に賭博行為を解禁した日本が舞台。世の中の全てがギャンブルに染まった街で、ギャンブルの天才・京本マサルが行方不明になっている父親を探すため、親友のジャンと共に世界一のギャンブラーを目指す物語。マサルの圧倒的な運の強さと駆け引きの能力。そしてジャンの確かな観察力と計算力。2人でギャンブルの世界でのしあがり、父親を探す物語。

アヅミ

ロイコ一味のナンバー2であるアヅミ。

一味のナンバー2。身長約185cmの細身の黒人で、眼鏡を掛けた坊主頭、褐色肌が特徴。二丁拳銃が武器。
性格は冷徹で、周囲の状況を把握して実行する計算頭脳派。ポーカーでも確率理論派。

しかし、勝負が始まり健が殺害された後、周囲の空気が歪んだことで普段の冷静さを失う。嘘をついていないのにロイコから疑われ、口論となった末にロイコを銃殺してしまう。その隙にマサルが逃亡。マサルを探し回るが発見できず、またマサルの「仲間内に不和を生む能力」を恐れて日本を離れる。その後は消息不明。

健(けん)

口元を隠している健。

3人の中では下っ端。おどおどした小心者で、周囲の空気に流されやすい性格。その一方で、女性と老人の2人を殺害したことがあるなど、殺し屋としての腕前はある。

ポーカー戦で高い手役が入ったにも関わらず、ロイコとアヅミに遠慮して2人が降りた時だけ勝負していた。健は遠慮していただけだったが、マサルに「1人で勝とうとしているのでは」とあらぬ疑いをかけられる。それによりロイコが「いい手役があるのに降りた」ことを嘘と判断し、ロイコに殺害される。

家族

京本暁(きょうもと あきら)

マサルの父・京本暁(きょうもと あきら)。

マサルの父。別名「風神京本(ふうじんきょうもと)」。マサルが一流のギャンブラーになった時、勝負をすることを約束した。

「無敗の化け物」との手本引きで大敗し、消息不明となる。その後も勝負師としての活動は続けているようで、噂で聞く程度の名を成せている。大会事務局長クリスと縁があったとされ、最終話では彼の手先となり、ギャンブルの闇に飲み込まれたことを示唆する描写がある。

マサルの母

マサルの母。

優しい性格で、朝から晩まで働き家庭を支えている。
しかしマサルが大会参加中、くも膜下出血で倒れる。意識が朦朧としている中でも「アキラさん…」と父の名前を呼ぶほど愛している。

大会終了後も目を覚ましておらず、回復の兆しは未定である。

ジャンの父親

厳しい顔つきのジャンの父親。

有名な天才数学者。ジャンに自分と同じ道を歩んで欲しいと、小さい頃から熱心にジャンに数学を教えている。

クラスメイト

草太(そうた)

猛との勝負に勝ちたいと願う草太。

マサルのクラスメイト。弱気な性格ゆえ、同級生の猛(たけし)に賭けのカモにされていた。

猛への借金が重なり、負けっぱなしな自分も嫌だとマサルとジャンに勝つ方法を相談する。そこでマサルは草太をある場所へ連れていく。
そこはセメント詰め工場だった。そこでの仕事は重労働に加え低賃金、お金を稼ぐことは大変だと知る草太。もし負けたら、一生ここで働いてお金を稼ぐしかない現実。そしてこれ以上負けて、親にも迷惑をかけたくないという気持ちも生まれ、猛に毟られた不足分をバイトして稼ぐ。さらにマサルから借りた掛け金で猛にチョボイチで再戦することを決めた。

全目賭けで対抗し、外しもしないが当てて大勝ちすることはない賭けで勝負していく。草太は「これで負ければセメント工場で働く」「負けたくない」その気持ちが気迫となり、運の流れを自分につける。そして、すべて出目を当てた末に猛に勝利。
臆病な性格から、これ以降はギャンブルから身を引いた。

猛(たけし)

いつも子分を引き連れている猛。

マサルのクラスメイト。ショートヘアと鋭い目付きに三白眼と下睫が特徴。賭けで弱者から金を毟り取る性格の悪さ。
早食いやチョボイチで草太から毟るも、マサルの仕立て上げた草太にチョボイチでリベンジされる。最後は負けたときの莫大な払戻金の圧力に押され、半ば逃げる形で敗北。それ以降は、草太に手を出す描写はない。

その他

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