ザ・コール 緊急通報指令室(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ザ・コール 緊急通報司令室』とは、2013年に公開されたアメリカ映画。緊急通報司令室を舞台に描かれた、ノンストップ・サスペンス・ドラマである。過去にわずかなミスを犯し通報者を救えなかったことで自信を失っていたジョーダンは、ある日連続殺人鬼に誘拐された女性からのSOSを受ける。ジョーダンはその女性との通話だけを頼りに、今度こそ彼女を救おうと奮闘していた。一刻を争う緊迫の状況が続く中、予想だにしない出来事が待ち受けていたのだった。

ジョーダン「私たちはファイターよ。戦うために生まれてきた」

ケイシーと通話するジョーダン

トランクに閉じ込められパニックになるケイシーに名前を尋ね、情報を割り出すジョーダン。ケイシーが山羊座だと分かると、「山羊座なのね。私も。ねえ知ってる?私たちはファイターよ。戦うために生まれてきた。あなたにも戦ってほしい」とジョーダンは言った。
ジョーダンの言葉に、次第に落ち着きを取り戻して行くケイシー。再びオペレーターとして通報者と向き合うジョーダンの、ひたむきな姿勢が印象に残るシーン。

ケイシーを励ますシーン

ケイシーを勇気づけるジョーダン

ジョーダンから指示を受けながら、あらゆる手を使って周りの人達に知らせようとするケイシー。
不審に思ったアランという男性が通報しようとするもマイケルに見つかり、殺されてしまう。自分のせいで人が死んでしまったと自分を責めるケイシーに、「あなたは悪くないわ。自分を責めないで。自分ではどうにもならない時があるの。でも自分のせいとは限らない。いいわね?」とジョーダンが励ます。
ケイシーに伝えると同時に、自分にも訴えかけている様子が感じられるシーン。

ラストの救出劇

マイケル(画像左)を拘束するジョーダン(画像中央)とケイシー(画像右)

地下室からの脱出に成功したジョーダンとケイシー。通報しようとするジョーダンを、ケイシーは「待って」と制した。
気を失っていたマイケルを椅子に座らせ厳重に拘束する2人。意識を取り戻したマイケルは「警察はいつ来るんだ?」と尋ねる。ジョーダンは「警察?」と聞き返し、ケイシーは「私は逃げたの。ジョーダンが森で私を見つけた。そしてあんたは姿を消した」と言った。
どれだけ声を上げても地上には届かない地下室で、マイケルは暴れ出す。口汚く罵るマイケルに「もう手遅れ」とジョーダンは言い放ち、扉を閉めた。
警察には突き出さず、隠蔽という復讐を選んだジョーダン。賛否が分かれるラストシーンは必見である。

『ザ・コール 緊急通報司令室』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

スニークプレビューを実施

本作は事前にスニークプレビュー(タイトル、内容、出演者などを伏せた映画試写会)を、目の肥えた映画ファンを対象に実施した。
ターゲットを限定し辛口覚悟でアンケートを行った結果、約8割が高評価だったという。

脚本の着想はオペレーターの体験談

脚本を担当したリチャード・ドヴィディオは、911のオペレーターがラジオ番組で自身の仕事について話しているのを聞いて、この物語を書く気になったという。
映画では見たことない世界だと感じ、これまで見過ごされていた職業にスポットを当てることを決めたと話している。

『ザ・コール 緊急通報司令室』の主題歌・挿入歌

ED(エンディング):Untold「Caslon」

本作のエンディングで流れる曲。

挿入歌:Culture Club「Karma Chameleon」

マイケルがケイシーを地下室へ連れ出した時に使用されている曲。

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